★Ca カルシウム★ | 動物病院の血液検査はどう読むの?

動物病院の血液検査はどう読むの?

動物病院で血液検査をしてもらったけど、説明がわからない。この記号は何? これが高いとか低いとかよくわからない。 あちこち話が飛びますので、「ブログ内検索」をうまく使ってください。(まだまだ未完成です)

Ca カルシウム



カルシウムというと・・・真っ先に思いつくのは、「骨」に関係していると想像しますが、


カルシウムには、けっこういろいろな役割があります。



とくに、血液中のカルシウムは、


筋肉や神経を動かすはたらきや、


体の酵素を活性化させたり、ホルモンのような役割もします。



血液中のカルシウムの濃度は、


上皮小体という臓器や、腎臓が関係しています。



また、高カルシウム血症を引き起こす腫瘍もあるので、


そういった病気の診断にも役立ちます。



(検査の目的)


痙攣を起こす病気の診断補助


上皮小体の検査


骨の病気の診断材料


悪性腫瘍で上昇する場合もある(必ずではありません)





血液検査でカルシウムを測定した場合、


必ず、ALB(アルブミン)とP(リン)を同時に測定します。


アルブミンの濃度によって、カルシウムの検査結果が上下するので、



犬の場合ですと、


Caの測定値(単位はmg/dl)-ALBの測定値(単位はg/dl)+3.5 という計算をして、


Caの補正値で評価します。