はるか古(いにしえ)の昔から、広く主婦や家事を預かる者達が、

篤く敬ってきたのが、かまどの女神ヘスティア様である。

ヘスティア様は、クロノスとレアの長女であり、ティターンズの中で、誰にでも優しく、

豊かな黄金に輝く長い金髪と、乳白色の肌と、

美しい理知的な青い瞳をした処女神である。

かつて、オリンポス12神と、ティターンズが対立し、世界中を巻き込む大戦争をした時にも、どちらの勢力にもつかず、かまどを使って料理を作る主婦や家事を預かる者達に、

美味しい料理や、新しい料理のメニューを教えて、全ての人々にかまどの創り方、美味しい食事の作り方を教えてまわり、台所を預かる女性達に、美味しい料理を作るこつ、人々を喜ばせる料理や、パン=フリェープの焼き方、ピザ🍕の作り方、野菜や🌿ハーブ料理の作り方や、

食べられる薬草などの知識を人々に教えて回った。ギリシャ神話の中では、余り知られていないのは、戦争を嫌い、他の神々のように、いろんな英雄伝説を持たず、どんな時でも大事な

夫や子供達、家族一同達の為に、美味しい毎日の手料理を作る女性達からは、今でも篤く信奉されている。

親世代ティターンズ達も、それに、反抗し

闘いをいどんだオリンポスの神々も、争いながらも、ヘスティア様が用意してくれる食事の時間には、兜(かぶと)を脱いで、和気あいあいと、美味しいネクタルやソーマのようなお酒🍸️✨🍷や、美味しいかずかずの料理を食べて、

休戦するのであった。

そして、あまり神々にも人間達にも

悪口などは、云わずただ微笑して、おもてなしをするヘスティア様に、誰もが好感を持っていた。かつては、ギリシャ地方の大地母神として、古代の人々から信仰されていたと、ある文献には書かれていた。

ヘスティア様は、偉大な神としての権能を持っておられるが、そのちからを行使しようとはせず、趣味の手料理で誰かを喜ばせたり、

お菓子を作って神々や人間達をもてなすのが

ヘスティア様にとっての幸福である。

長い闘いの後、オリンポス12神が勝利を治めた時にも、ティターンズではあっても、オリンポスの神々は、ヘスティア様に乱暴を働く者はいなかった。

そして今でも、この世界でおもてなしをする

主婦や家事手伝い、コックなどによって、

ヘスティア様は、偉大なかまどの守護者として篤い信仰をささげられている。

星星の神話 かまどの女神ヘスティア様

THE END。Ω。

Anima 73