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場所 マヤ・マラーナ邸

食堂

長く大きなテーブルクロスが掛けられた食卓の上には、木土 宇宙(キド コスモ)と、ジュアリン・ラーナ・レナルドが、目を見張る程、

見た事もない色鮮やかなご馳走が、所狭しと並んでいた。

4人は、席につき

歓談しながら食事を御腹いっばい食べた。

デザートの🍨アイスクリームが、輝香(テルカ)の給仕で、配られた後、マヤ・マラーナが

口を開いた。

「ははははは…(笑)」

「妻の手料理は、美味しいだろう!

ゆっくりくつろいでくれたまえ。」

コスモとジュアリンが答えた。

「はい。有り難うございます総帥。」

「とっても美味しいです。」

マラーナはニッコリ微笑んで、

「そうだろう。

テルカちゃんの手料理は、本当に美味しいんだ。遠慮なく、味わってくれたまえ。」と、言った。

コスモとジュアリンは、二人そろって、

「は~い!」と、無邪気な笑顔で答えた。

食事が、終わる頃マラーナは、静かな、そして

おごそかな声で言った。

「ときにダリアに聞いたのだが、

コスモ君もジュアリンさんも、パイロット志願だそうだが、どうして戦闘にでたいのだね?」

テルカも、席につき黙って聞いている。

コスモは、黒い瞳をマラーナの方へ向けて、

答えた。

「はい、父も母もエレボス軍に殺されました。

どうしても、カタキをうちたいんです。」

ジュアリンも、話した。

「私もです。

父と母は、エレボス軍のルーミラという女に

殺されました。

どうしても、許せないんです。」

ジュアリンは、青い瞳をマラーナに向けて

真顔で答えた。

マラーナは、目を閉じて

「エレボス軍のルーミラ大佐か!

いや、よく分かった。

つらいことを聞いて、すまなかったね。」

「いえ。」

コスモが答えていると、隣に座っている

ジュアリンが大声で叫んだ‼️

「お願いです‼️アフラ・マズダのパイロットにして下さい‼️」

マラーナは、静かに二人の瞳をこうごに見ながら、

「その事は、考えておこう。

今日は、ゆっくり風呂にでも入って

くつろぎたまえ。

二人共、分かったね?」

コスモが、「はい、

有り難うございます総帥‼️」と、答えると、

ジュアリンも、しゅんと肩を落として

「分かりました。」と、頭を下げた。

続く。