こかげの学校では
この夏、やぶこぎキャンプを開催しています。
 

藪漕ぎキャンプとは

 

 

 

 

「藪漕ぎ」とは

「草むらをかき分けながら進むこと」を言います。

草むらをかき分け、くっつき虫を服にたくさんつけて、泥だらけになって家に帰る経験を今の子どもたちに提供したいという想いで開催しています。

また、自由に自分で考え、自分で判断し、自分で責任を負うことをこのキャンプでは重視しています。

 

主催者である自分の座右の銘「人生藪漕ぎ」という言葉にあるように

藪漕ぎをするように自分の人生を切り開いていく力をこのキャンプを通じて養って欲しいと想い藪漕ぎキャンプと名付けました。

 

やぶこぎキャンプ高学年の部②

7/28-29に

『やぶこぎキャンプ高学年の部②』を開催しました。

集まってくれたのは

町内外から13人の子どもたち。

 

ありがとう!

 

前回(高学年の部①)は、6年生が多かったけれど

今回は6年生は少なめ。

また、前回は女の子2人だけだったけれど

今回は半々。

お友達での参加も多いようです。

 

どんなキャンプになるでしょうか。

 

アイスブレイク&自己紹介&お約束の確認

 

仲良くなるためのプチゲーム。

まだ、友達同士で固まっちゃう子どもたち。

 

 

 

そして、お約束の確認。

みんなで読み上げました。

 

自由だからこそ

楽しく過ごせるかどうかは

自分たち次第。

 

絶対守って欲しいのは

次の3つ。

①友達の心と体を傷つけてはいけない

②自然と支え合って生活しよう

③危険を正しく知り、正しく対処しよう

 

みんなで楽しく過ごせるよう

頑張ろう!

 

フィールド探検

 

まずは

2日間過ごすフィールドの探検です。

たくさんの遊びのヒント

たくさんの生き物たち

そして

たくさんの危険もあります。

 

みんなで見てまわりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィールドビンゴ

みんなで見てまわったフィールドで

生き物探しです。

危険に気をつけて

探してね。

 

 

 

 

 

 

 

 

チーム戦。

団結力が強かった。

 

「ベビ」「アカスジカメムシ」

以外はどのチームも見つけてしまったんでは??

 

やぶこぎ競走

やぶこぎキャンプ恒例の

『やぶこぎ競走』

 

長袖長ズボン、軍手もしっかりして

やぶにつっこみます。

 

よーい

どん!

 

 

 

 

 

 

 
今回の子どもたちは
先人(高学年の部①)がやぶこぎ競走で切り開いてできた道を使っている子が多かったなあ。
 

子どもの頃、近くの雑草畑が大好きでした。

巨大なショウリョウバッタがいたり、夕方には虫が鳴いたり。

けれど、最近は綺麗な公園ばかり。

それもいいんだけど、、ちょっとね。

 

自由時間

今日は午後から雨予報。

スタッフは雨雲レーダーとにらめっこしながらの進行です。

 

早めの自由時間にしました。

 

野球のバットやサッカーボールに目もくれず

虫取りに走る子どもたち。

かなチョロ(カナヘビ)を捜索してます。

 

 

木材コーナーも人気でした。

 

 

 
お絵かきも始まりました。

 

お絵かき好きが多いのか

自由時間に絵を描く子どもが多かったため

大量の画材を用意してベニヤを解放。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表現って本当はこう言うもの。
何かを描く必要なんてないし、描き方に正解もない。
体めいいっぱい使った身体表現です。
 

 

 

 

 

こちらでは大作ができていました

 

 

こっちでは
カナヘビのおうち作りです。
 

ブランコの椅子を作るそうですよ。

 

高学年の部①では

ガムテープで無理やりつけていましたが笑

本格的ですね。

 

テント張り

雨の気配をむんむんに感じます。

テントを張るべきかどうか…

 

子どもたちに

テントを張るか相談。

 

「みんな目を瞑って、匂いや空気感を感じてー」

「テント、今張る?」

 

「張る!」

「今のうち!」

 

子どもたちが決めたのなら、文句なし。

急いで張ろう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨の気配を感じながらのテント張り。

スタッフはひやひやです笑

 

みんな、しっかり張れました。

 

火起こし競走

家ではガスからIHに

タバコも吸う人も少なくなり

蚊取り線香も仏壇の線香も無くなっている近年。

火に触れる機会が極端に少ない今の子どもたち。

 

けれど、

このキャンプでは

火は生活必需です。

 

マッチから火を大きくします。

大人でも難しいんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

高学年の部②の子どもたちは

最初からマッチをすぐにつけるのではなく

しっかり木を組んでからつける慎重派。

 

美しい木組みです。

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなそれぞれの方法でつけることに成功しました。

 

この火を起こしを経ると

何も教えていないのに

試行錯誤の中でいつのまにか上手に火を起こせるようになるんです。

 

ナタもマッチも

危ないけれど

正しく使えば便利な道具です。

 

 

 

 

 

 

ドラム缶風呂と夕食準備

 

みんなが入るドラム缶風呂の準備です。

みんなで協力します。

 

 

 

 

 

 

そして

水が溜まれば

夜の準備。

 

お米隊

風呂焚き隊

かま焚き隊

野菜切り隊

とかにそれぞれ分かれます。

 

やぶこぎキャンプではこちらで役割を振ったり

グループ別で役割を振ったりせず

自分たちの希望を尊重します。

 

高学年になれば

ある程度自分たちの好き嫌い、苦手得意がわかるころ。

大人だって分業するんです。

子どもたちも自分で考えて、選んでもらいます。

(もちろん挑戦を促しますが)

 

ただし、自分が選んだ仕事は

最後まで責任持って!

「責務を全うせよ!」

 

自分の役割を最後までやり切ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食材は地元農家さんから仕入れさせてもらっています。

ニンジンは門澤さん

「甥っ子も大好きなニンジン。甘くて美味しいよ」

ジャガイモ、たまねぎは佐藤さん

「たくさん食べて体を丈夫にしてね」

トマト(明日の朝)は佐久間さん

「こんな時代だけど、夏を精一杯楽しんで!」

皆さんのメッセージ、子どもたちにも伝えさせていただきました。

皆さんありがとうございます。

 

 

「食育」と一言で言っても切り口はいろいろ。

食材のロスは、農に関わっているといろいろ矛盾を感じていて…

行き着いたのが、やっぱり「人」

食材と人とを繋げて

想いを伝え、子どもたちには一口でも頑張って食べて欲しい。

 

夕食とドラム缶風呂

 

夕食はカレー。

美味しそうだね!

 

 

 

 

 

 

 

夕飯が終わったら

順番にドラム缶風呂

 

 

風呂上がりには女子会が開かれていました。

 

 

キャンプファイヤー

1日の終わりにはキャンプファイヤー。

一人一人、感想を共有しました。

 

安全に過ごせてよかった。

最後には

「アブラハムの子」をみんなで歌って踊りました!

 

 

 

ブルーシートの上に寝転がるのきもちいいよね。
寝てしまいそう。

 

 

 

 

みんな、おやすみなさい。

 

 

 

 

 

朝食準備

朝起きたら、まず火を起こして朝食準備です。

朝食は沸いて出てくるものではありません。

 

それぞれ主体的に動きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火起こしも薪割りもみんな上達。

不思議と、一晩寝るとみんな上手くなっているんです。

 

キュウリはもぎたてです。

 

 

自由時間

食後は少しだけ自由時間。

 

虫取り(かなチョロ)少年たち

 

 

ハンモックに揺られながら。

朝のこの時間の木陰気持ちいい。

 

こちらには真剣な眼差しの画家さん、!

 

スナイパーもいます。

 

 

 

 

 

火起こしもお手の物。

 

大工さんもいました。

 

一度遊びスイッチが入って

一つのことに向き合う集中力はほんとすごい。

 

小さい怪我もしながらだけれども

少しずつ学んで

怪我も少なくなってきました。

 

テントの片付け

もうすでに暑いので

屋根の下までみんなで運びました。

 

 

 

宿題&焼きそば

お昼ご飯はいっぺんに作れないので

男女に分かれて交代で宿題タイムと焼きそばタイムです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の自由時間

最後の自由時間です。

いっぱい遊んで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は雨の中でした。

 

はじめましてが多い中で

楽しくみんなですごくのは

本当に大変なこと。

 

楽しいことばかりではなかったと思う。

サポートしきれなくてごめんね。

 

この1泊2日が

参加したみんなにとって

夏の思い出の1ページになってくれていたら嬉しいです。

 

参加してくれて、ありがとう。