ラズベリーパイ(Raspberry pi)の標準であるRaspbianに付いてるPythonはIDLEという統合環境で起動出来るよう、メニューのプログラムに登録されています。
RaspbianにはLITE版もあるのですが、私の場合出来る限り手軽に扱いたいので便利ツールなどが最初から入っている通常版しか使っていません。
もしなかったら簡単にインストール出来ると思います。
Python言語を書くだけならメモ帳アプリでもなんでもいいし、拡張子を「.py」にしてターミナルから「python ファイル名」で実行出来るのだけど、画面上で書いたらすぐにその画面のまま実行して結果を確認出来るのは便利。それで統合環境がいいな、というわけで…。
ネットではAtomがいいとかVScode(Visual Studio Code)がいいとか、いやPycharmだとか色々な情報が溢れてます。
でも初心者がとりあえず始めるなら、何がいいか迷ってる時間がもったいない。統合環境ならなんでもいいから早く始めたいじゃないですか、ということで私はIDLEで始めていつか不満が出て来ることがあったら乗り換えればいい、が結論。
Pythonは2.x系と3.x系があってラズベリーパイでどっちも使えるんですが、ターミナルから直接起動すると2.x系が、私が使うIDLEから起動すると3.x系を使う事になります。これから勉強するならどっちでもいい、というか新しい3.x系の方がいいっしょ(^-^)
どんなプログラミングも最初は「Hello World」の画面表示から…の解説書的なことはしない(笑)
とりあえず電卓的計算の動作を確認して、画面の表示はオリジナルの言葉で入れるのだぁ〜。
起動するとShell画面と「>>>」が出てそこに命令をいれてすぐに実行が可能。コンパイル不要なインターブリター言語の便利な点ですよね。
とりあえず「(1+2)*3-4/5」とするとちゃんと結果が「1」と出ます。まぁ正確には「1.0」と出るんだけど。
で、次に画面にprintするよ〜、とするのに「name='けいきゅん'」nameという変数にけいきゅんという文字を入れるよ、「kaisu=1」kaisuには数字の1を入れるよ、なんですが、特に文字とか数字とか指定してないのでPythonが勝手に判断してくれるのに任せてます。文字は「' '」か「" "」かどっちでもいいから囲んでおく。
nameやkaisuが変数、というのは「name='けいきゅん'」としたあとで「name='きゅんきゅん'」とすると、nemeの中身が「けいきゅん」から「きゅんきゅん」に変わるから。「1」とか「2」とか変わらないものは定数というけど、まぁ、それはおいとく(笑)
で…画面上にプリントしようとして「print(name+"の勉強",kaisu+"回目")」としたらエラーになった(^^;)
なに?Type Errorだとぉ〜!
Type、つまり型が違うと怒られた。
整数(int)型、小数点(float)型、文字列(str)型、ブール(bool)型とあって普通は特に指定せず「よきにはからえ」でいいのだけど、混ざると怒られることもある。
文章を出力表示しようとしてるのに数字が混ざってたから「ダメだよぉ」と言ってきたのだな。
ということで、kaisuの1のところは数字の1じやなく文字として扱ってね、と指定をする。
kaisuをstr(kaisu)にするのだ。
「print(name+"の勉強",str(kaisu)+"回目")」
これでちゃんと「けいきゅんの勉強 1回目」と出力されました(^-^)
intはINTEGERで整数のこと。floatは浮動小数点とよくわかんないけど、小数点の位置がフワフワと移動して浮いてるように見えるから? 文字列はstringの略でstr、ブール型だけはちょっと変わってて条件判断の時に条件を満たすTrue(真)か満たさないFalse(偽)かの二者択一の型。
あ、そういえばprintする時に、その中の「文字列+文字列」は足し算じゃなくて文字列と文字列をつなぐ意味でのプラス。
カンマも区切ってその次の命令を実行するから繋がる意味になるのだけど、カンマの前と後の境目には半角の空白が入ります。
右上にサプ画面が出てますが、ShellのFileメニューからNew Fileを選ぶとこの画面が開いて保存用のプログラム書き書き画面が開きます。
ここに実行したいプログラムを延々と書いて保存すれば立派な「なんとか.py」ファイルの完成です。
保存したらこのサブ画面のRunメニューからRun Moduleですぐに実行出来て、結果はShell画面に表示されます。
===RESTART:うんぬん===の下の部分がその結果表示されたところです。
とりあえず動作確認含めて1回目はここまで。