(ネタバレ注意)
まず思ったのが2020のコロコロによって題材として扱うのは結構難しかったんじゃないか、と。
そして全45話と知ったときに当初の2020もあってか、なるほどしょうがないかとも思いました。
今回の敵もコメディーさがありましたが、最後の対ダルイゼンでのきっぱりとした否定はプリキュアとしては珍しい選択でした。
通常なら(私が大好きな展開)敵の思いもくみ取って最後に共闘という流れになりますが、今作はテーマもテーマとあってか完全に拒否をしていました。この選択は花寺のどかにしか出せないでしょう。
どうやってダルイゼン達をプリキュアサイドにつけるのだろうかという私の思惑は、そもそも今回の敵の性質を考えればのどかのように否定されるものだったのかもしれません。
それかもしかしたら運悪くタイムリーな時勢によって本来のストーリーから変更されたのかもしれませんね。
ただ、一番言いたかったことは最終話のサルローに集約されていて、それはオトナプリキュアでも言及されていました。
原西に似ているのはともかく、声優もキングビョーゲンと同じ郷田ほづみさんだったのもミソでしょう。
印象に強く残ったのが、こののどか、キュアグレースの選択で、かっこよかったです。
ちゆちーにはギャグ笑いシーンをもっと出してほしかったです。主人公性質を持っていたナターシャがもっとちゆちーにちょっかいを出していたらと思ってしまいました。
湖回の水面に浮かんでひとりごつペギタンに対して「詩人ね」は笑いました。
ナターシャは最近のイエローの雰囲気にさらにおばか要素が追加されていました。主人公イエローシリーズが出るならこの子かもしれません。
そしてオールスターズFから気になっていたキュアアースの登場。単体性能は歴代随一なのではないでしょうか。
パワーもスピードも圧倒的なあすみちゃんですの活躍がもっとみたいですね。
ラテ様は狙いすましたようなかわいいデザインで、メタ的にあざとかったです。これまでの妖精さんの中で一二を争うかわいさです。成長したら手当犬様に近いお姿になるのでしょうか。
敵であるダルイゼンとシンドイーネ良かったですね。田村睦心も伊藤静もグッドでした。「あ~ダッル~」「あーシンドー」みたいな口調じゃなかったのも好感でした。
正体バレ、どういうタイミングでどういう反応をするのかをいつも楽しみにしていますが、今回は知らないふりをするあたたかな町の人が描かれました。「なにか事情があるんじゃないか」「ありがとう」すこやか市、素晴らしい。
さて、3人のコラボ浄化技であるプリキュア・ヒーリング・オアシスの演出を見ていて思ったのは、ハートキャッチにも適用されてしかるべしってことでしたね。
技名、対デザトリアン、森ができる、ハートから救うような演出、ハートキャッチにぴったりハマりそうな技でした。
OPに関してはこれぞヒーリングという出来でしたね。北川さんは女王に進化したのかもしれません。サビのナターシャのダンスいいですね。そこからのグレースのきりっとした顔、素晴らしかったです。
EDは前期と後期で変わったのが初ですね。オールスターズFでマチコが歌っていたのでほう、やっと出てきたかと思ってましたが、後期で我らが宮本佳那子に変わりました。キラプリEDのような曲でイケてました。