(ネタバレ注意)

 

 

 

今年からプリキュアシリーズを見始め、二人、最心、SS、5、5GOGO、新鮮、心捕、英雄女と来ましてこのスイートプリキュア。

 

 

ほぼ半分プリキュアを見たことで私にもいっちょ前に多少好みが出てくるようになってきました。

 

 

さて、今回のスイートプリキュア、良くも悪くも叙述トリックでしたね。

 

 

私は叙述トリック物の推理小説が大の好みで30冊は読んで積み本もたくさんありますが、プリキュアにおいて叙述トリックは不要かと思います。

 

 

今回主に使われたのは、

 

 

・悪の王メフィストがメイジャーランドの国王だった(響、奏、視聴者以外は既知。身近なハミィとセイレーン、(フェアリートーン?)は情報伝えず)

・バスドラ、バリトン、ファルセットがメイジャーランドの三銃士だった(響、奏、視聴者以外は既知。身近なハミィとセイレーン、(フェアリートーン?)は情報伝えず)

・アコがメイジャーランドの姫で人間界にいること(アフロディテ、音吉さんは既知)

 

 

となっており、明かされたときに視聴者としてはなんでもっと早く言ってくれなかったのかと思ったことだろう。

 

 

ついでにメタ的な視点も交えて不満点を述べると、

 

 

・西島和音、東山聖歌、五線譜がミスリード(プリキュアになるだろうと30話過ぎまでワクワクしながら待っていたが視聴者のミスリードを誘う存在だったこと。メタで言えば仮面ミューズの正体候補で、青髪はセイレーンと被り、金髪はリズムと被るため仲間にはならなさそうだったが、それでも匂わせが過ぎた。もしかしたらプリキュア仲間没案だったのかもしれないが)

 

 

・メフィスト、アフロディテの子供なのに名前がアコ(メイジャーランドの人なのにさすがに人間界に寄りすぎ?おじいちゃんが音吉だから人間界専用の名?何年か前のヤフーニュースでプリキュア声優である大久保瑠美が~という記事があった記憶から、アコがプリキュアの可能性が高いというメタノイズが入ってしまった)

 

 

・これまでの主人公のようなリーダーシップが響からは感じられなかった(ハミィが前面に出すぎていて、プリキュア自体の存在感が薄れてしまった)

 

 

・学校のシーンがほぼなかった(ハミィ周りの出来事がメインで響や奏の学校での振る舞い、学校の仲間との交流がほぼ描かれなかった。ラクロス部、化学部、ファッション部のようなコミュニティが欲しかった。ピアノがあるとはいえ、響の運動神経抜群設定ももう少し描いて欲しかった)

 

 

・躍動感あふれる戦闘シーンがなかった(これまでのシリーズでは10話に1回ほど躍動感全振りの戦闘シーンがあったが、それがなかった)

 

 

・カタカナが難しかった(ベェルティエ!ナントカカントカ!。。。音楽に明るくないのでとっつきにくかった。。。覚えられない。。。バスドラ、バリトン、ファルセットとの絡みももっとあったら親近感が湧いたのに。。。)

 

 

・河野作画が苦手(河野作画にしかないストロングポイントはあるとは思うが、それでも気になってしょうがない。。。)

 

 

 

とこのように。

 

 

特に西島と東山についてはフェアリートーンのドレミファソラシドの配分はどうなるのだろうか、ほとんど登場シーンがないが大丈夫だろうか、とずっと思案していたのでその時間が無駄だった。30数話まで何かしらの進展を期待していたが徒労に終わってしまった。

 

 

ただ、もちろん私みたいにこんな難しく考えずに視聴するのが一番良かったと思う。

 

 

不満点を述べてしまったがいい点も当然ある。

 

 

・セイレーン、キュアビートのデザインが好き。かわいい

・フェアリートーンがかわいい、声優も工藤真由でいいね。音符を盗られたときにフェアリートーンだけで頑張るのが好き

・OPEDいいね。ED1はフレッシュプリキュアの再来みたいで良かった。OP1の「チャイムが鳴って はずむくつ音」ここすき

・ED2中のリズムがハミィとミューズに目線をやるのが好き

・これまでとは一線を画した序盤のケンカの多さ。第2話の最速解散の危機は予告サブタイトルだけで笑いました

・変身シーンのBGMが好き

・松岡美羽である折笠富美子好き、小清水亜美、豊口めぐみ好き

 

 

 

 

新鮮、心捕、甘の4人プリキュアが続いたので次シリーズも期待です。次はあれこれ考えないようにしましょう。