JR東日本常磐線 富岡駅周辺を見た後は再び国道6号線を走る。

富岡町にあるエネルギー館。今となっては空しい施設です。当然立ち入ることは出来ません。

 

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 しばらくすると富岡の検問所があり、止められた。
佐藤氏から検問所の写真撮影はしないように言われたので画像はない。
富士山ナンバーや三重県ナンバーのパトカーがいる。他県の警察官の皆さんもご苦労なことです。
上下線それぞれに厳重なチェックがあるようだ。

バスの中に警備員の方が乗り込み、全員の免許証や保険証などと事前申請してある証書との本人確認を行った。

OKをもらって国道6号線をさらに北上するが、実はこの検問所での放射線量がかなり跳ね上がっていた。
なんと1.8マイクロシーベルト/時間だ。

 

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立ち入り制限するはずですね。

その前の富岡駅を出発して間もないころから線量はどんどん上がっていた。

9時50分39秒:1.28マイクロ
9時51分10秒:1.36マイクロ
9時51分39秒:1.52マイクロ
9時52分05秒:1.8マイクロ 富岡検問所

これ以降も上がり続ける。

9時58分58秒:2.05マイクロ
9時59分23秒:2.2マイクロ
9時59分53秒:2.45マイクロ
10時00分51秒:3.42マイクロ
10時02分23秒:5.44マイクロ
10時03分21秒:7.36マイクロ
10時06分49秒:9.44マイクロ
10時07分19秒:8.48マイクロ
10時07分26秒:11.3マイクロ


今ではどこの町でも見掛けるお店ですね。でも商売は出来ません。店内もぐしゃぐしゃのままです。
福島第1原発まであと10キロほどです。

 

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そして今回の視察でのピーク値。10時08分07秒:14.8マイクロ/時間

 

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この時ばかりはバス車内が騒然となった。
そして案内人の佐藤氏曰く。「今日はいつもより線量が高い」「この先どうなるかちょっと分からない」
毎日・毎時の温度や湿度、風の様子で相当の上下があるとも言っていた。

双葉町を抜け浪江町に入ると第2の検問所があり止められた。
ここでも富岡の検問所と同じチェックがされる。

OKをもらい、国道6号線を少し走り右折。
いちど警備員に止められ再チェックを受けた。
そして浪江町請戸地区に入った。

目にした光景はだだっ広い野原に車や漁船などが点在している殺伐とした風景だ。
請戸漁港のあった場所だから震災前は活気のある地区だったのかも知れない。


遠くに少し残っている建物が漁港関係のものではないかと思う。

 

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ただ、この場所の線量はあまり高くはなかった。
爆発のあった福島第1原発から数キロ北という場所にしては少ない線量に驚いた。
と言うかバス車内であまりに高い線量を見てしまったので、数マイクロなら低いじゃないかと思えてしまう。

怖い

放射能はこの上空を飛び越えて浪江町の北西部になだれ込んだのでしょう。


がれきの脇に放射線モニタリングポストがあった。昨年来た時にはなかったと再訪問者が言っていた。
値は1.9マイクロと表示している。
刻々と変化する線量だが、恐らく年間で20ミリシーベル
トを越えるのだろう。

 

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田畑だったのでしょうか。

 

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浪江町の請戸地区は原発から数キロ北にある。今回第1原発に最も接近したところです。

打ち上げられたままの漁船。
右奥に見えるのが福島第1原発です。

 

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バス車内からの撮影だけど、ここまで近づいた。
作業用のクレーンや排気筒が見えます。
一番手前が1号機になる。

海が近く、津波で多くの被害があったところでもあるが、流された漁船や車が未だに放置されたままだった。

 

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原発から近いのに比較的放射線量が低いところだそうだがこの日はいつもの倍ぐらいあると佐藤氏が言っていた。
もちろん私が持っていった放射線測定器も案内人の測定器も危険を示すアラームは常時鳴りっぱなしだった。


広大な土地の除染、汚染された車や船や瓦礫の処理には途方もない時間と労力が必要になるだろうと実感した。
19日の土曜日だったからだろうが除染等の作業している
人は見掛けなかった。


そしてこの請戸地区で津波による死者・行方不明者が140名ほどと報道されている。


ご冥福をお祈りいたします。