拝啓 無門さま
えーと あの…
あなたのことは まだ何も存じあげていないのですが
おそらく この先 鉛筆が恐ろしいスピードで 消耗いたしますこと
まちがいないと おもわれます
( あ 炭も使いますので そちらも 笑 )
いやはや 無門さまは 墨色がよくお似合いでございます
日本人のわたくしに 墨色の素晴らしさを 教えてくださったのは
デザイナーの アニエス・ベーさまです
( 雑誌のインタビューを 読んだだけなのですけれどね 笑 )
彼女は 黒がとてもお好きで
素材違いの黒のグラデーションを コーディネートで 楽しまれるそうです
木綿の黒 麻の黒 シルクの黒 レザーの黒…
なかでも もっともお気に入りの黒は 洗いざらしの麻の黒なのだとか
少し色が落ちた 墨色が とても素晴らしいと
もう…フランス人はなんてセンスがよいのだろうか と 感心したことを
こちらの無門さまを ぬりぬりしながら おもいだしておりました
無門さまの お名前の由来は
どんな堅牢な門でも 意味をなさない凄腕だから なのですね
( 榎本さまにも ちょっと似てますか? )
おそらく 感覚がとても進化していて
相手の剣を見たら遅い
相手の手や足を見ても遅い
相手の表情や呼吸を見ても遅い
相手の「 間 」みたいなものと出会って勝負するのでしょうね
その一瞬に 全身全霊で 心一点集中する
心そのものになる世界…
きっと 無門さまが おおのさんが
もう カッコよすぎてカッコよすぎて…
さらにいっそう 恋い焦がれてしまうのでしょうね
覚悟 いたしております
今年の夏は とても「 熱い 」夏になりそうですね
あなたに お目にかかれますこと
こころより 楽しみにいたしております
