日本野球機構、NPBは5月10日、大樹生命月間MVP賞の3月4月度受賞選手を発表しました。その3月4月度のセリーグ投手部門をドラゴンズの守護神、ライデル・マルティネス投手が受賞、ライマルくんは月間MVPを初受賞、ドラゴンズでは22年9月度10月度を受賞の小笠原慎之介投手以来となります。ライマルくん、月間MVP受賞おめでとうございます、立ち上がっての拍手。

 

ちなみに他の受賞選手ですがセリーグ野手部門は東京ヤクルトのドミンゴ・サンタナ選手、パリーグ投手部門は北海道日本ハムの伊藤大海投手でライマルくんを含めこの3人が初受賞、パリーグ野手部門は今回の受賞が9度目、福岡ソフトバンクの柳田悠岐選手です、おめでとう。

 

 

大樹生命月間MVP賞を初受賞のライマルくんは会見で「先発投手が選ばれることが多い賞なので、自分が選ばれたと言われた時は驚きました。選ばれて凄く嬉しいです」と喜びの言葉。この賞は確かに先発投手の受賞が多い、ドラゴンズでの直近の受賞投手は先発で救援投手でとすると2017年6月度受賞の岩瀬仁紀さんまで遡る、この間も救援陣で大活躍した投手はいますが選ばれてはいない。

 

 

救援陣にとって受賞が難しい賞だがこの数字は文句無しでしょう。ライマルくんは3月4月度の対象期間に12試合登板し無敗で8セーブの3ホールド、防御率は0・00と完璧、この数字を先発で上回るとするならパーフェクトかノーノーの達成、もしくは連続の完封勝利とかね、そのくらいがないとと思う強い数字でした。この間はチームの調子も良かったしそこもありましたね。

 

ただ、これらの数字を気にしていないそうだ。ライマルくんは「自分は数字を気にしていない、0点で抑えることよりも最終的にチームが勝てばいいと思ってます」と話し「目の前の試合1つ1つ、しっかり集中してチームに貢献できるように、これからも頑張っていきます」と意気込みを続けた。

 

ほんと良い投手になった、来日したころは線も細く、秘めた才能の大きさを感じたがまさかここまで凄い投手になるとはですよ。今季の活躍もだが日々の努力の結果なんでしょうね、オフにしっかりトレーニングして体を仕上げて来てますのでそう思います、大きな怪我故障が無いからできることでもある、これからも無事にシーズンを、そして末永くドラゴンズでと願ってます。

 

 

こういう良い事がありましたがドラゴンズ、Jeraセリーグ2024の方ですがまた連敗中となってます。現在はそうなってますがその連敗に入る前の試合、直前の連勝の最後となる5月6日のバンテリンドームナゴヤ、0-2で勝利した対巨人7回戦をここから振り返りたいと思います。

 

 

Jeraセリーグ2024の32試合目、対巨人7回戦、ドラゴンズのスタメンは①福永裕基(左)②村松開人(遊)③石川昂弥(三)④細川成也(右)⑤中田翔(一)⑥山本泰寛(二)⑦宇佐見真吾(捕)⑧尾田剛樹(中)⑨梅津晃大(投)です。

 

先発の梅津くんは5回と3分の1を投げ被安打1失点0の奪三振4与四球2で勝利投手。1回表、梅津くんは巨人1番丸選手に全球ストレートで押しショートゴロに打ち取っての入り、2番佐々木選手はサードゴロ、3番吉川選手がレフトにヒットで2死1塁、4番岡本選手の2球目に吉川選手に盗塁を決められ2塁、得点圏に攻められたが岡本選手を真ん中低めフォークで空振り三振の無失点。

 

 

ドラゴンズの得点は2点、先制はドラゴンズで1回裏、巨人の先発は左の横川投手。プロ入り初の1番スタメン、福永くんがフルカウントの7球目を選び四球、先頭打者出塁に成功したが2番村松くんはサードフライで1死1塁、3番石川昂弥くんもサードフライで2死1塁。こうなったがここを4番細川くん、左中間を割ったレフトへのタイムリー2塁打!!これで0-1の2死2塁、拍手です。

 

いいコースへとなった適時2塁打、アイシンとアイフォンの看板の間くらいなんで深い位置です、1塁走者福永くんは走力も高い、2死なのでスタートも早いですからホームに無事生還し先制に成功、ナイスです。1点取って2死ですが2塁と得点圏、ここでもう一押しまでいけてたらでしたが5番中田翔くんはサードゴロで3アウト、そこまでは出せませんでした。

 

 

0-1としての2回表、5番萩尾選手に四球、回の先頭を出塁させてしまったが6番門脇選手の送りバントは2塁アウトで失敗として1死1塁、7番小林捕手の初球で門脇選手が盗塁を決め2塁、バント失敗を取り戻すかたちで得点圏に。ここは小林捕手をショートゴロの2死2塁、8番中山選手が外角高めスライダーで見逃し三振の3アウト、梅津くんが得点直後を無失点に踏ん張り抑えます。

 

2回裏、6番山本くんはセンターフライ、7番宇佐見くんはショートゴロの2死、8番プロ入り初スタメンの尾田くんもショートゴロで三者凡退。

 

3回表、9番横川投手をショートゴロ、1番丸選手には四球の1死1塁、2番佐々木選手とは9球と長い勝負になったがショートゴロに仕留め併殺、結果打者3人で3アウト。

 

 

3回裏、立ち上がりから少し苦しいとこもあった先発梅津くんに追加援護、これがこの試合では残念ながら最後の援護点となりますが流れ的に大きかった1点がここでとなりました。9番梅津くんはショートゴロで1番福永くんもショートゴロの2死となったがここから、2番村松くんがレフトにヒットで2死1塁、3番石川昂弥くんはライト前へのヒットで2死3塁1塁、得点圏に攻めました。

 

ここを頼もしい4番細川くんが前の打席に続き決める、初球を仕留め左中間を割ったレフトへのタイムリー!!これで0-2の2死3塁1塁。前の適時2塁打と同じようなところへとなった打球でしたが今回は若干アイホン寄りに、2打席連続のタイムリー、ナイスバッティングです。

 

続く5番中田翔くんはストレートの四球で2死満塁、今回こそはもう一押しもだったんですが6番山本くんがライトフライで3アウトとダメでした、この試合の得点はここまで。

 

 

リード2点を持って試合中盤に入る4回表、梅津くんは3番吉川選手をセカンドゴロの4番岡本選手をショートフライで2死、5番萩尾選手を3球目の外角低めスライダーで空振り三振の三者凡退、梅津くんが加点直後の守り回をピシャっと抑え込む。

 

4回裏、7番宇佐見くんがレフトにヒット、8番尾田くんはセーフティから入るなど繋ごうと必死ではあったがサードファウルフライの1死1塁、9番梅津くんは送りバント失敗で走者入れ替わりの2死1塁。続く1番福永くんがライトに2塁打で2死3塁2塁‥前2人で走者進めれてたらねえ、適時が付いたのになあ、ここは2番村松くんがファーストファウルフライの3アウトで無得点。

 

ちょっと嫌な攻めをやってしまって迎える5回表、リード2点ですのでワンチャンス圏ですから怖くもあった守り回。梅津くんは6番門脇選手を外角ストレートで空振り三振、7番小林捕手をサードゴロの2死、8番中山選手をセンターフライの三者凡退、心配無用だった、ナイスピッチングです。

 

 

5回裏、巨人が継投で2番手に京本投手。3番石川昂弥くんはサードゴロで4番細川くんもサードゴロの2死、4番中田翔くんはセンターフライの三者凡退。

 

6回表、梅津くんは9番増田選手をサードゴロ、回の先頭をしっかり抑えたここで驚きましたが降板、継投に入ります。ここでの継投理由ですが何としてもこの試合で梅津くんに勝ち星をつけてあげようの思いからでの継投だったそうだ、今回はこの動きが成功したかたちにはなりますが、2手くらい多い継投ですからね、リスクも大きくですけど鉄壁の救援陣が勝ち星を守り切りました。

 

 

今季初勝利の梅津くんは登板を振り返り「ここまで苦しい投球が続き毎日辛かったです。何とかチームが勝って良かったです」と話す、今季4登板目での初勝利に安堵した。投球としては序盤制球に苦しんだところもでクイックにしたりと工夫し勝負したそうだ、確かにクイックは安定してた、それでカウントつくってけたので立て直せていけたと思う。

 

今回は5回と3分の1でとなったがあのタイミングでの継投に梅津くんは「わかりません」と苦笑、「中継ぎの連投が続いていた中でイニングが食えなかった、次はもっと長く投げれるように、9回を目指してやりたいです」と完投を宣言です。梅津くんはスタミナはある方だし今回の登板で見せた修正力、引き出しも持ってる、1つ勝って良くなってくると思うので期待大ですね。

 

そして今季初勝利の日は梅津くんのお父さんの誕生日だそうです、おめでとうございます。2年前に受けたトミージョン手術後、約1ヶ月間、梅津くんの生活をサポートするため梅津父は名古屋で共に暮らしてくれたそうだ、そのお父さんの誕生日に今季初勝利、観客の前でお祝いの言葉を贈れた、良い親孝行ができましたね。とにかく無事に1年、そう祈ります、次も勝利を宜しくです。

 

 

継投は斎藤綱記投手・清水達也投手・松山晋也投手・マルティネス投手。0-2の6回表1死からを左の斎藤綱記くんで3分の2回を投げ被安打2失点0でホールド。斎藤くんは1番丸選手との対戦からで初球をセンターに打たれヒットの1死1塁、いきなり打たれ大丈夫かなでしたが次も初球、2番佐々木選手をファーストゴロ併殺に仕留め3アウト、たった2球で抑え込みます。

 

6回裏、巨人は京本投手が回跨ぎ。6番山本くんがライトにヒット、7番宇佐見くんはキャッチャーファウルフライの1死1塁、8番尾田くんの3球目にバスターエンドランを仕掛けたが空振りで山本くんは盗塁死となり2死走者無し、尾田くんはショートゴロで結果打者3人での3アウト。

 

7回表、斎藤くんが回跨ぎ、この回から加藤匠馬捕手がマスクを被ります。斎藤くんは3番吉川選手にライトへのヒットを打たれ無死1塁、となったここで降板となり継投へ。回の途中継投、元から対左の部分を担当だったと思うのでこの継投は既定路線だったのでしょうが、うちの勝ちパは強いので頭からでも良かったんじゃないかなあ、リード2点しかが試合を難しくしてますね。

 

 

7回表無死1塁からを清水くんで1回を投げ被安打0失点0の奪三振2でホールド。清水くんは4番岡本選手との対戦からで真ん中低めストレートで空振り三振の1死1塁、5番萩尾選手はセンターフライの2死1塁、6番門脇選手を真ん中低めフォークで空振り三振の3アウト、ナイスホールド。

 

7回裏、巨人は3番手で船迫投手。9番代打岡林勇希外野手がレフトにヒット、1番福永くんは送りバントで1死2塁、得点圏をしっかりとチャンスメーク。ここは2番村松くんのファーストゴロは進塁打の2死3塁、ホームへ1つ近づけたが3番石川昂弥くんはフルカウントでの7球目、外角低めスライダーで空振り三振の3アウト、決め切れずで無得点。

 

 

8回表を松山くんで1回を投げ被安打1失点0の奪三振1でホールド、この回から田中幹也内野手が入りセカンド、岡林くんがライト、セカンドの山本くんがサード、ライトの細川くんがレフトに。

 

松山くんは7番代打長野選手からの対戦でライトに2塁打を打たれる、いきなり得点圏に攻められピンチに。こうなりましたがこの先には進ませない、8番大城捕手を初球でレフトフライに打ち取り1死2塁、このアウト大きかった、9番増田選手はサードゴロで2死2塁、1番丸選手には真ん中低めフォークで空振り三振の3アウト、無失点に抑えホールド、守護神に勝利のバトンを繋ぎます。

 

8回裏、巨人は継投で泉投手。4番細川くんの打球は天井に直撃し勢いのある落下と通常のフライ打球と違う大きなショートフライ、5番中田翔くんがレフトに2塁打で1死2塁の代走オルランド・カリステ内野手。ここでもう1点あれば楽になるので決めたかった得点圏、しかし6番山本くんは良い当たりでしたがライトフライの2死2塁、7番加藤匠馬くんは四球の2死2塁1塁、8番尾田くんはファーストゴロで3アウトの無得点、追加点とはできませんでした。

 

 

0-2のままで迎えた9回表、ライデル・マルティネスくんで1回を投げ被安打1失点0の奪三振1でセーブ、この回はカリステくんがファースト。ライマルくんは2番佐々木選手を3球目の真ん中低めスプリットで空振り三振の3番吉川選手はセンターフライ、4番岡本選手にレフトへの2塁打を打たれ2死2塁と得点圏に攻められたが5番萩尾選手をライトフライで試合終了、勝ちました。

 

この勝利で2連勝、しかしこのあと負けが3つもとなってます、何とか早く負けを切りたいところです。ここのところ勝ちを上回る負け、1つ勝つと2つ負けるとか勝ったり負けたりにもなってない、ちょっとミスがいろんなとこに出てるので気を引き締め直してもう一度、まだまだここからですから立て直していきたいところです。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。