4月2日のドラゴンズ、バンテリンドームナゴヤでホーム開幕カードの読売ジャイアンツ3連戦、その対巨人3連戦の第1戦、ホーム開幕戦となる試合が行われ3-4xでドラゴンズ勝利。そう、数字の横のちっちゃい子、これが付いてるということはサヨナラです、延長11回裏の一振り、ド派手に決めて勝ちました、興奮したなあ、ありがとう、立ち上がっての拍手。

 

 

Jeraセリーグ2024の4試合目、対巨人1回戦、ドラゴンズのスタメンは①三好大倫(中)②田中幹也(二)③高橋周平(三)④中田翔(一)⑤細川成也(左)⑥上林誠知(右)⑦木下拓哉(捕)⑧村松開人(遊)⑨小笠原慎之介(投)、この試合前の公示で慎之介くんは出場選手登録され即登板となります。

 

先発の小笠原慎之介くんは7回を投げ被安打8失点3の奪三振4で勝ち負け付かず。1回表、慎之介くんは巨人1番萩尾選手にファウルで粘られたがセンターフライに打ち取っての入り、2番門脇選手にはレフトに軽打されたヒットで1死1塁。3番浅野選手のショートゴロは2塁1つで走者入れ替わりの2死1塁、4番岡本選手はライトフライの3アウト。

 

1回裏、巨人先発は山崎伊織投手、1番三好くんはレフトファウルフライ、フェンス際への難しい打球でしたが丸選手がスライディングキャッチの好プレイで1死。2番田中幹也くんはファーストゴロの2死、3番周平くんはショートフライの三者凡退、いい立ち上がりとされてしまう。

 

 

2回表、5番坂本選手をサードゴロ、6番大城捕手は内角チェンジアップで見逃し三振の2死、7番丸選手はセカンドゴロの三者凡退。2回裏、4番中田翔くんは真ん中高めストレートで空振り三振の1死、5番細川くんはライトフライで6番上林くんはセカンドゴロの三者凡退、両軍先発が零を並べ合い試合を運んで行きます。

 

3回表、8番吉川選手がセンターにヒット、回の先頭に出塁されたが9番山崎投手の送りバントは失敗させ1死1塁、1塁セーフ判定にリクエストしたが失敗となり併殺崩れで2塁アウト1つに。1番萩尾選をセンターフライの2死1塁、2番門脇選手にはまた合わされレフトにヒットで2死2塁1塁、得点圏に攻められたが3番浅野選手をショートフライの3アウトで無失点。

 

3回裏、7番木下拓くんはサードゴロ、8番村松くんがレフトに3塁打で1死3塁、ライン上への打球で丸選手がスライディングキャッチを試みるも届かず抜けた、ナイスな一打で先制の大チャンスとします。しかしここは9番慎之介くんが浅いライトファウルフライで走者動けずの2死3塁、1番三好くんは四球の2死3塁1塁、2番田中幹也くんはサードゴロで3アウトの無得点と決め切れず。

 

 

0-0で突入の試合中盤に入る4回表、ここでスコアボードに零以外の数字が表示されることになります。4番岡本選手がセンターにヒット、前の回に続き先頭出塁され5番坂本選手もレフトにヒットと慎之介くんがこの登板で初となる連打を許し無死2塁1塁、ノーアウトでの得点圏ピンチに。

 

続く6番大城捕手は送りバントでしたが失敗を繰り返させスリーバント失敗の1死2塁1塁、いい形で1つ切れたんですが7番丸選手がレフトにヒットで1死満塁、ピンチが育ってしまった。ここを8番吉川選手がライトに犠飛で1-0で2死2塁1塁、先制されてしまいます。

 

なんとかここまでにとしたかったが9番山崎投手がレフトへのタイムリーで2-0の2死2塁1塁、1番萩尾選手がセンターへのタイムリー2塁打で3-0の2死3塁2塁、2番門脇選手をファーストゴロで3アウトとし3失点で止めれましたが攻め手を繋げられてしまった。

 

 

3-0とされて迎えた4回裏、3番周平くんは粘っていきましたが8球目を打ちファーストゴロ、4番中田翔くんがセンターにヒットで1死1塁、5番細川くんも粘ったがセカンドフライの2死1塁、6番上林選手はセカンドゴロで3アウト。

 

5回表、3番浅野選手をサードゴロ、周平くんがライン際の当たりをダイビングキャッチから素早く1塁に送球した好プレイで1死、4番岡本選手もサードゴロで5番坂本選手をセンターフライの三者凡退、前の回では打ち込まれてしまった慎之介くんが投球を立て直す、周平くんの素晴らしい守備から始まった相手クリーンナップを抑え込み、ここから試合の流れを引き戻していく。

 

 

5回裏、7番木下拓くんはファーストファウルフライで8番村松くんがセカンドフライの2死、9番慎之介くんは3球目、外角低めフォークで空振り三振の三者凡退。

 

6回表、6番大城捕手をレフトフライで7番丸選手をファーストゴロの2死、8番吉川選手をピッチャーゴロの三者凡退。慎之介くんはこの回を各打者3球ずつでの計9球、試合序盤は球数が多い勝負が続きテンポが良くない投球になっていたが2イニング連続の三者凡退回をつくりテンポの良い投球となる、ここが追撃開始の合図となりました。

 

 

ドラゴンズの得点は4点、先制された3点を追っての追撃開始は6回裏、1番三好くんがライトオーバーの3塁打で得点圏深くに攻め込み無死3塁、2番田中幹也くんは引っ張ってしまいサードゴロは走者動けずの1死3塁となりましたが3番周平くん、ピッチャーを強襲して打球方向が変わったタイムリー内野安打で3-1の1死1塁、拍手です。

 

1点返して1死1塁、4番中田翔くんへの初球、空振りましたが大城捕手が捕逸の走者2塁に、今季の周平くんは頼もしい打撃で目立ってますが走塁も良いですよね、ここだけの事ではなく1つ前への意識の強さを感じる、中田翔くんはライトフライの2死2塁。

 

ここで巨人はライトの守備を代えた?少し謎な交代もで5番細川くんへの初球、今度は投手の暴投とまた相手にバッテリーミスが出て走者3塁に進塁、ここもう一押しいけたらなの場面になりましたが細川くんはレフトフライで3アウト。

 

 

3-1として迎えた7回表、球数100球を超えたが慎之介くんは続投で9番山崎投手をセカンドゴロ、1番は前の回の守備から出場の松原選手を外角低めチェンジアップで見逃し三振の2死、2番門脇選手も外角低めにナックルカーブで見逃し三振で3イニング連続の三者凡退、強い締め方でこの回を投げ切り慎之介くんはここまで、代打起用により降板し継投へ。

 

この継投間で負けを消してもらった慎之介くんの今季初登板の結果は勝ち負け付かずに、登板を振り返り「4回表、もっと冷静にいかなきゃいけませんでした、反省します」と3失点した投球を反省、続けて「チームが勝てて良かったです」とその失点を取り返しサヨナラで勝てたことを喜んだ。

 

 

反省の4回表、少し持ち直し良いかなと思ったところでの3失点、3つで踏ん張れたからの後の展開なんで崩れ切ってはいないんですが、チームは今季まだ未勝利でしたので嫌な失点の仕方ではありました、相手先発が良かったんで特にそう感じたところも。

 

今回の慎之介くんの投球、入りから良い投球でもあったと思いますが力みがあったというか、球が浮き気味で制球の乱れも目立った。そうであっても与四死球は無し、無駄な走者を出さずで試合を運んで行く、球数が100球に近付いた頃から力みが消え慎之介くんらしさが出て来た、上がり3イニング連続での三者凡退は素晴らしかったです。ホーム開幕投手、お疲れ様でした。

 

 

点差2点を追っての7回裏、6番上林くんがショートのグラブを弾く内野安打で1塁、7番木下拓くんに代打大島洋平外野手がセカンドのグラブを弾き抜いたライトへのヒットで無死3塁1塁、強い良い打球だった、これで得点圏をチャンスメークし代走尾田剛樹外野手、ナイスだ。

 

ここを8番村松くんがセンターに犠飛を決め3-2の1死1塁、村松くんは得点に絡みますな、持ってますね。9番に代打後藤駿太外野手への3球目後、1塁牽制に尾田くんが誘い出されてしまい万事休す、挟まれる形となったが塁間でのタッチは空振りとなりそのまま尾田くんは2塁に進み生き残り、こちらが尾田くんのプロ初盗塁となります、反省しないとダメなやつですけどおめでとう。

 

そんなラッキーもで再び得点圏に攻め、後藤駿太くんは四球を選び1死2塁1塁に。1番三好くんのセカンドゴロは2塁アウト1つで2死3塁1塁、ここを2番田中幹也くん、ここまで強引さがありましたがセンターへ打ち返しタイムリー!!これで3-3の2死2塁1塁、田中幹也くんが激しくガッツポーズ、周平くんはファーストライナーで3アウトとなったが同点に追いつきます。

 

 

継投は勝野昌慶投手・マルチネス投手・斎藤綱記投手・清水達也投手。3-3で迎えた8回表を勝野くんで1回を投げ被安打1失点0の奪三振1でホールド、この回から加藤匠馬捕手がマスクを被ります。勝野くんは3番代打佐々木選手を3球目、外角低めフォークで空振り三振に仕留めての入りとしましたが4番岡本選手にレフトへのヒットを打たれ1死1塁。

 

5番坂本選手を初球の外角高め157キロのストレートでライトフライに打ち取り2死1塁、ここから速い球連発で6番大城捕手への6球目、外角高めのボール球でしたが球団日本人投手最速タイとなる158キロを計測!これは今年中に160を出すかもしれんぞ。そしての7球目を打った大城捕手の打球は田中幹也くんが好プレイでセカンドゴロ化し3アウト、ナイスホールドです。

 

 

8回裏、巨人は継投で2番手に左の船迫投手、4番中田翔くんはレフトフライで5番細川くんはピッチャーゴロの2死、6番上林くんは外角低めスライダーに反応できず見逃し三振の三者凡退。

 

9回表はライデル・マルティネスくんで1回を投げ被安打0失点0のホールド。ライマルくんは7番丸選手をショートゴロで8番吉川選手はセカンドゴロの2死、9番代打泉口選手はファーストゴロの三者凡退、前の攻撃回をしっかり抑えられ嫌な感じもあったが流石は竜の守護神、心配無用ですね。

 

9回裏、巨人は左のバルドナード投手に継投。7番ライマルくんに代打オルランド・カリステ内野手はライトフライ、8番村松くんもライトフライで2死、9番加藤匠馬くんはセンターフライの三者凡退、今季4試合目にして2度目の延長戦へと入ります。

 

 

3-3で突入の10回表は左の斎藤綱記くんで1回を投げ被安打1失点0の奪三振2でホールド。斎藤くんは1番松原選手をショートゴロ、2番門脇選手がショート内野安打で1死1塁、3番佐々木選手をスリーバント失敗に追い込み記録は三振扱いの2死1塁、4番岡本選手は内角低めスライダーで空振り三振の3アウトでホールド、しっかり零で繋ぎました。

 

10回裏、巨人はドラ1西館投手に継投、1番三好くんはショートゴロで2番田中幹也くんはピッチャーゴロ、3番周平くんがレフトにヒットで2死1塁、攻め手を出せましたが4番中田翔くんは当てただけになりセカンドゴロの3アウト。

 

11回表は清水くんで1回を投げ被安打1失点0の奪三振2で勝利投手。清水くんは5番坂本選手にセンターへのヒットを打たれての入りで1塁走者に代走重信選手、嫌な走者を背負ってとなったが6番大城捕手を3球目、真ん中高めのつり球で空振り三振の1死1塁、7番丸選手をセカンドゴロで2死1塁、8番吉川選手は真ん中低めフォークで空振り三振の3アウト、この好投に勝ちが付きます。

 

 

さあ、その時です、チームの今季初勝利を決めたド派手な一撃が放たれます。3-3での11回裏、巨人は左の中川投手に継投、5番細川くんへの2球目、外から流し込んだ外角低めスライダーをがっつり捉えレフトスタンドに着弾し大歓声、細川くん今季初安打は今季第1号本塁打、自身初のサヨナラ打でもあるサヨナラホームランで3-4x!!ナイスバッティング、立ち上がっての拍手。

 

開幕カードの3連戦とは違い、細川くんに兆し的な当たりはあって大きいの出そうな気配はありましたが、試合を一振りで決めてくれたのには大興奮だ、これで細川くんの打撃状態は一気に上がって来るんじないですかね、良かったです、勝ちました。

 

 

試合を決めた細川くんは同点打の田中幹也くんと一緒にお立ち台へ、ヒーローインタビューで人生初となるサヨナラ打に細川くんは「最高でした」と高まり切った表情で語る、チームメイトからの手荒い祝福に笑顔は絶えず、立浪監督からの祝福も受けたその時は開幕から連続18打席無安打の先、打てなかったここまでを「苦しかったです」と振り返る。

 

その苦しかった間、「いろんな人に声をかけてもらい、助かりました」と細川くん、中島宏之内野手や中田翔くんに柳裕也投手らチームメイトに立浪監督も、悩む細川くんを心配し励ましアドバイスもしていた、そしての一撃は「自分で決めてやる気持ちで打席に立ちました」と気持ちで打ったと明かす、ホームランが出て「ちょっとホッとしています」と素直な気持ちを続ける。

 

 

立浪監督は今季初勝利を振り返って「細川が1球で仕留めてくれて最高の形で本拠地スタートができました。開幕から神宮ではミスが出たり歯車が噛み合わないところもあったが、今日から開幕のつもりで選手も我々もいて1つ勝てました。去年と今年は違うんですよ、やることをやっていけば今年は十分に戦っていけるんです」と話した。

 

いい勝ち方ができたのでこれを続けていきたいところ、初勝利を決めれましたから次に狙うは連勝だ。その今季初連勝への最初のチャンスとなるのは本日、4月3日の対巨人戦、ドラゴンズの予告先発は大野雄大投手と発表されました。大野雄大くんは左肘の手術明けで約1年ぶりの公式戦登板、復帰初戦が素晴らしいものとなりますように、頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。