オープン戦2024、2月23日にキャンプ地、沖縄でのホームスタジアム、中頭郡は北谷町にあるAgreスタジアム北谷に広島カープを迎え開幕、10-0という大敗スタートで翌日の東北楽天戦も3-0と無得点で連敗、対戦相手を変えていく北谷3連戦の3戦目、対阪神戦で0-4、今季オープン戦の初勝利。

 

そんな開幕カードから3月24日の最終戦までドラゴンズは20試合を戦い10勝5敗5引き分け、貯金5をつくり終えるという素晴らしい戦績を残しました。セリーグ開幕に向けた良い準備となっただけでなく、この結果には冠がつきます、なんとオープン戦2024を優勝!!福岡ソフトバンクホークスと勝率6割6分7厘で同率の2チームが優勝です、おめでとう、立ち上がっての拍手。

 

 

ドラゴンズのオープン戦優勝は2003年以来と21年ぶり、ちなみにこの年のセリーグは2位で終えています。同率優勝のホークスは9年ぶり、前回優勝はそんなにも前なんですねえ、意外だった。そういえばオープン戦の同率優勝って珍しいですよね、過去にもあるはずですがここ20年くらいは無いはず、各球団での予定試合数が違ったりもしますからね、同率になり難い。

 

立浪監督は優勝を決めた今季のオープン戦を振り返り「選手が勝ちに対する意識を持ってやってます。もちろんオープン戦とシーズンは違いますけど、ここ数年負けてますから勝つためには何をすべきかを考えながら、点が取れなかった時もありましたけど、結果が出たことは大いに自信にして欲しいです」と話した、このオープン戦優勝という結果を自信に選手には戦ってもらいたいと期待する。

 

 

オープン戦2024、大敗スタートからでしたけど連敗は2までで3連敗は無し、引き分けを挟み6連勝でのフィニッシュと勢いをもって終えています。試合終盤の強さがありましたね、オープン戦の第1週目は点差のある負け方もしてますが以後は最小点差での負けしかと競れてもいます、まだまだミスもあるがしっかり戦えてはいる、緩んだ印象は無かった。

 

優勝、とはいえオープン戦、非公式戦なので優勝とか、そんなもん関係ないやんと言えばそこまでだが、まだ脱せれてない長い低迷期の中にいる現状、こういうとこからやと思いますよ、自信にしないといけない結果です。監督も仰られてますが選手の皆さんには大いに自信にしてもらいたい、非公式戦であってもトップの勝率を残し一番になることは簡単ではないです。

 

順位予想とか、今年も下の方ばっかでオープン戦に優勝しても、それはオープン戦だからみたいな扱い、オープン戦の結果からここ有力ですよと言ってもいたりするのにね、うちはオープン戦だからでダメなんだとよ、ちっ。こういう悪い評価ばっかですから若い子らは自信が付き難いとこもあるのでは、そこがちょっとでも変わればいいな、そうなれば一気に良い方向へとなるように思いますよ。

 

 

3月29日に開幕する公式戦、Jeraセリーグ2024のその前、オープン戦で優勝を決めたドラゴンズ、その中で活躍した育成で入団の新人2選手が2ヶ月未満で育成を卒業、支配下選手契約を勝ち取りました。26日に支配下選手として契約を結んだのはクリスチャン・ロドリゲス内野手と尾田剛樹外野手、バンテリンドームナゴヤで会見を行いました、おめでとう、拍手。

 

 

新背番号は95番、年俸は入団時のままで1000万円、ロドリゲスくんは支配下選手契約に「支配下となり本当に嬉しい、感謝しています」と喜びの言葉、続けて「支配下選手になるという第1の目標は達成しましたが自分の目標はここではありません、もっと上に行きたいと思っています」と意気込み、次はチームの主力へと高みを目指します。

 

来日して僅かな期間でしかないがここまでを振り返り「コーチの方や皆さんのおかげで成長できています、毎日練習をして自分のレベルが上がってるのを実感してます。オープン戦からいろいろと経験させていただき、守備では自信を持ってやれています」と話した。

 

課題としては細かなこと、バントであったりの小技を鍛えチームの勝利に貢献していきたいとロドリゲスくん「グランドに出れば守備であったり打つことであったり、期待に応えれるように、チームが勝てるように、自分の持てる力を全て出してやりたいです、全力で戦います」と意気込み。

 

 

ロドリゲスくん、ざっくりとですが紹介を。クリスチャン・ロドリゲス、出身はキューバ共和国ビシャクララ州、2002年3月31日生まれの21歳で184センチ74キロ、右投げ右打ちの内野手です。2020年にキューバリーグデビュー、ナランハス・デ・ビシャクララに所属し主にショート、セカンドで出場、キューバ代表経験もありU23世界選手権などに出場しています。

 

現時点での最大の武器は肩ですね、起用はショートでとなりますが位置や体勢を問わず強く速い送球をすることができます、素晴らしいです。この強肩については合格なんですが、少し雑になっているように見えるプレーがあるのは残念な部分で課題、まだまだ勉強が必要ですが間違いなく守備力は高く良い選手ではあります

 

他に課題となるのは打撃、良いものも見え隠れしてますけど、ここはもう少し時間が掛かってくるのでは。体がまだまだのとこがありますから体つくりが進めば大化けする可能性は高いと思ってます、即戦力クラスだが素材系でもあるので試合経験などを通じて成長していってくれればですね、末永くドラゴンズで活躍としてもらいたい。

 

 

新背番号は00番で新年俸は120万円増の420万円、育成ドラフト3位指名を受け独立リーグ、BCリーグの栃木ゴールデンブレーブスから入団の新人、尾田剛樹外野手は支配下契約に「支配下を目標に掲げて開幕までやってきたので嬉しい気持ちです。ここからが本当のスタート、自分が求められいる走塁、守備を見つめ直してもっと頑張っていきたいと思います」と話した。

 

支配下選手契約を勝ち取れたこと、最初に伝えたのはご両親で「おめでとうと喜んでくれました」とその時を振り返り「ここから、まだまだ厳しいことがいっぱいあると思うけど頑張ってと言われました」と続けた。その通りでここから、支配下になることがゴールではないですからね、尾田くんもここがスタートと話すようにご両親もまたここからだぞとエールを送っている。

 

 

尾田くんですが、どんな選手なのか、簡単にですが紹介を。尾田剛樹(おだ ごうき)くんは2000年8月3日、兵庫県明石市生まれの23歳、175センチ74キロ、左投げ左打ちの外野手です。尾田くんは小学1年生でソフトボールを始め、小6の時にはソフトボールの日本代表選手に選ばれオーストラリア遠征を経験しています。

 

野球は中学からで硬式野球チームの神戸須磨クラブに所属、高校は和歌山県の高野山高校、大学は大阪観光大学に進学。尾田くんは大学1年春にレギュラーの座を掴み近畿リーグ2部のベストナイン、4年秋は近畿リーグ1部のベストナインを外野手で獲得する活躍、そして2022年ドラフトにプロ志望届けを出し指名を待ったが名前を呼ばれることは無かった。

 

そのドラフトの翌月に開催された独立リーグ、BCリーグの合同トライアウトに参加した尾田くんは特別合格選手となり栃木ゴールデンブレーブスに入団。2023年シーズンの全試合となる65試合に出場し打率2割9分2厘の26打点、32盗塁で南地区の盗塁王、BCリーグの外野手部門ベストナインを獲得し2023年ドラフトでは育成だがドラゴンズからの指名を受けました。

 

 

育成ドラ3で入団しての1年目、開幕を前に育成から支配下への昇格を勝ち取る。このスピード昇格を決めたのもスピード、50メートル5秒9の俊足での走塁、その足を生かした広い守備範囲での守りなどが評価され2軍戦だけでなく1軍の練習試合やオープン戦でのアピール機会を得た、その結果での支配下昇格が決定します。

 

足のスペシャリストへの期待も大きくだが総合力は高いと感じる選手、走攻守三拍子揃ったタイプでもあると思います。尾田くんはここぞという場面で盗塁を決めれるようになると意気込み、目標の数字に30盗塁と話しているが、まだまだ技術面で足らないところがあるとオープン戦などに出場したことで痛感したそうだ、盗塁技術はもっと高めないといけないとしている。

 

会見の最後に「ドラゴンズの優勝に貢献できるような選手となっていきますので応援よろしくお願いします」と尾田くん、そういう選手になるため日夜努力を怠らない、練習の他には研究もで対戦相手となる投手の動画をガン見、スタートのタイミングを探ったりもしているそうだ。ここ一番での走塁と守備、尾田くんには勝ちを引っ張るビックなプレーをいっぱい見せてもらいたい、期待してます。

 

 

ドラゴンズは27日に熱田神宮で必勝祈願、28日には今季セリーグ開幕の地、神宮球場で前日練習、いよいよですねJeraセリーグ2024がはじまります。そしてNPB公示、ドラゴンズは開幕1軍メンバーとなる29名を出場選手登録し発表。開幕メンバーは以下の通り、ポジション別、敬称略でカッコ内は(背番号:投げ・打ち)、[新人や移籍入団など]を記入となります。

 

 

投手=橋本侑樹(13:左・左)、柳裕也(17:右・右)、涌井秀章(20:右・右)、祖父江大輔(33:右・左)、勝野昌慶(41:右・右)、梅野雄吾(46:右・右)[移籍入団]、土生翔太(48:右・右)[ドラ5新人]、清水達也(50:右・右)、斎藤綱記(59:左・左)、松山晋也(90:右・右)、ウンベルト・メヒア(91:右・右)、ライデル・マルティネス(92:右・左)。

 

捕手=木下拓哉(35:右・右)、宇佐見真吾(39:右・左)、加藤匠馬(49:右・右)。外野手=尾田剛樹(00:左・左)[育成ドラ3:新人]、大島洋平(8:左・左)、三好大倫(30:左・左)、後藤駿太(53:右・左)、細川成也(55:右・右)、アレックス・ディカーソン(94:左・左)[新入団]。

 

内野手=田中幹也(2:右・右)、高橋周平(3:右・左)、村松開人(5:右・左)、中田翔(6:右・右)[移籍入団]、中島宏之(9:右・右)[移籍入団]、山本泰寛(60:右・右)[移籍入団]、クリスチャン・ロドリゲス(95:右・右)[新入団]、オルランド・カリステ(99:右・右)。

 

 

開幕メンバー、このメンバーとなったんですね。右肩を痛め1軍を離れてる岡林勇希外野手、回復は進んでいてまだ全力ではだが送球もできるようにはなってた、スタメンは難しくてもベンチ入りはするのかなと思ってたとこもだったが大事を取ってとなったようですね、焦らず完治までは2軍で調整のようで開幕は外れました。

 

三好くんが頑張ってるので岡林くんを無理させなくても良くなってるのは良かったけど、岡林くんの名前が無いのはやっぱ寂しいとこもです。藤嶋健人投手も開幕メンバー入りはほぼ確実だったけど内転筋を痛め離脱中、まだまだ時間は掛かるのかな、しっかり治しての早期1軍復帰をと願います。

 

ダヤン・ビシエド内野手の名前もない、ビシエドくんですが2軍で調整を続けてましたが現在家庭の事情で一時帰国中、23日に離日したようで1週間程度で戻るそうだ。再合流即1軍とはならないでしょうけど1日も早く1軍に、調整頑張ってもらいたい。

 

 

あとはキャンプからオープン戦としっかりアピールできてたと思いますが開幕はとなった根尾昂投手、ドラ3新人の辻本倫太郎内野手の2人。プラスして仲地玲亜投手、鵜飼航丞外野手、福永裕基内野手などもだな、かなり1軍に近いメンバーですよね。1軍に近いというなら松葉貴大投手もそう、比較的早い段階で昇格チャンス有りだと思う。

 

比較的早い段階というと育成の松木平優太投手の支配下昇格もあるんじゃないかなあ、どう遅くなってもこのオフでは確実、そうでないと育成の再契約間で他チームに取られてしまう、そのクラスには育ってます。現在支配下選手は67名だったと思う、残り3枠あるので7月の登録期限までにの可能性もまだまだある、その報を楽しみに待ちたい。

 

 

残念なのは高橋宏斗投手と石川昂弥内野手。高橋宏斗くんは山本由伸投手型の投球フォームに今年も挑戦したが上手く行かず、フォームを戻す再改造にとなり昨年の再改造時はすぐに復調したが今回はとなっている、良い球も投げれてはいるんですけどね、その良い球率が高くない、必ず復調し強化もされ戻って来るとは思ってますが時間は必要となるかもしれない。

 

打線中軸での期待があった石川昂弥くんも2軍スタート、以前よりは良くなっているけど結果を出してアピールを続けた高橋周平内野手が開幕サードを掴む。石川昂弥くんには攻守にレベルアップ、周平くんからポジションを奪い取るような勢いのあるアピールをだ、もっと気持ちも出していこう、チームを引っ張る存在になってもらわないと困りますんで、そういう方向性での成長にも期待です。

 

 

メンバー見てて思うのはカリステくんってかなり重要なメンバーではないだろうかというとこ、複数ポジションを守れるユーティリティプレーヤーはカリステくんの他に山本泰寛くんもいますけど、カリステくんの場合はスタートからも使いやすい、居ると居ないではだいぶ違うなあと思ってね、凄く大事な人だと再認識ですよ。

 

あ~ドキドキしてきた、心臓あんまよろしくないのであかん動悸かもだけどwwwセリーグ開幕戦、あと数時間もすればプレイボールとなりますがとにかく良いゲームに、そして良い結果にも、先発の柳裕也投手に勝ち星が付いてくれればです。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。