ドラゴンズ沖縄春季キャンプ2024、2月22日に1軍はキャンプを打ち上げました。2月1日から北谷町にあるAgreスタジアム北谷で行われていた1軍となる北谷組のキャンプ、この日の全体練習後、グランドで円に集まり柳裕也選手会長の音頭で一本締めを行い打ち上げ、お疲れ様です。

 

 

手締めを前に柳くんが挨拶、キャンプを支えてくれたスタッフやお世話になってる北谷町への感謝の言葉に続き「今年こそドラゴンズにとって下剋上の1年となるよう、気合を入れて明日からまた頑張っていきましょう」と話し一本締めに、2024年の1軍春季キャンプを終えました。

 

春季キャンプを打ち上げて柳くんは「天候にも恵まれて、僕個人としてもチームにとっても非常に良いキャンプを過ごすことができました」と振り返った、昨季までと違う活気溢れるチームの雰囲気、各ポジションでの競争があり激化も、今季のドラゴンズの土台がこのキャンプでしっかりできてきていると手応えもある、これをオープン戦で高め開幕へと意気込みも。

 

とにかく今年はキャンプに訪れたファンから強い期待を感じてると柳くん「たくさんのファンの人にも来ていただいて期待していただけてるのを感じてます。その期待に成績で応えたいです、頑張ります」と話した。柳くんはオープン戦の3戦目、25日の試合の登板予定、今季はスタートから良い結果をですね、そこに向け今年初実戦、楽しみです。

 

 

立浪和義監督にとって今回が3度目の春季キャンプ「新メンバーが加わって、過去2年間と違う雰囲気で非常に活気のあるキャンプになりました」と振り返った。このキャンプでは昨年秋からこの春で体つくりが進んでる選手が多く、技術的に伸びた選手も多い、キャンプのMVPも誰か1人に決めれないと話していて、良かった選手の名前は出てもいますが誰が一番とはされていない。

 

キャンプを終え野手陣については「成長を感じる選手が多かったと思います」と話す、特に若い選手での成長が目立ち、全体的に底上げされた感があるようだ。各ポジションで1枚だけというような薄いところは無くなってるのでは、起用を悩めるだけのものが出てきてると思う、まだこれからの事ですけども今季に向けた補強、強化は上手くいってると感じます。

 

 

投手陣については「トレーニングが凄く充実していて非常に体が大きくなってます。ボールが速くなった選手も多いですし、これから実戦で色々な結果が出ると思いますが順調に来ているのかなと思います」と立浪監督は評価。

 

離脱者が出てはしまってますが投手陣は概ね順調ではあると思います。先発では故障で長期離脱していた大野雄大投手が完治し復帰、昨季終盤で故障から実戦に復帰した梅津晃大投手が今季はローテに入ってを目指している、投手転向し先発に挑戦中の根尾昂投手が大きく成長中、柳くんや小笠原慎之介投手らもいますしベテランの涌井秀章投手もと6枚揃えてはいけます。

 

先発陣で少し心配なのは高橋宏斗投手、挑戦していた新フォームが上手くいかず元の投球フォームに戻し中となっている、出遅れないとは思いますがどうなるか。救援陣の方、こちらの層は厚く勝ちパを何パターンかつくれるレベルに揃ってますからチーム内での競争に要注目ですね、現在は育成だが開幕までに支配下となるだろう岩嵜翔投手も好調、また1つ厚くです。

 

 

野手陣も投手陣も1軍メンバーのイメージはある程度まで出来ているそうだがまだまだここから、オープン戦でのアピール次第で開幕1軍メンバー入り出来るかどうかが決まってくるそうです。立浪監督は2月23日から始まるオープン戦に「今年はオープン戦から勝ちを意識して、しっかりした野球をやるというテーマを持って臨みます」と説明、ここを見て最終決定となる。

 

今季に向け立浪監督は「チームもこの2年間でどんどん変わってやってはきました。今年はようやく戦えるような戦力のところまできましたので、それを結果に、結びつけることができるように、頑張っていきますので今季も1年間、応援よろしくお願いします」と話しました。リーグ優勝、そこからの日本一、この目標の達成を期待しています、今季も変わらず熱く応援です。

 

 

キャンプ第4クールから最終クール、この間の練習試合は5試合で1軍は3試合の2軍が2試合。2月16日には読谷組、オキハム読谷平和の森球場で2軍練習試合、対阪神2軍戦が行われ0-3、後攻のドラゴンズが勝利です、

 

先発は松葉貴大投手、継投は福谷浩司投手、フランク・アルバレス投手、近藤廉投手、石森大誠投手、上田洸太朗投手、福島章太投手での完封リレー、捕手は日渡騰輝捕手がスタメン、7回からは山浅龍之介捕手がマスクを被りました。得点は鵜飼航丞外野手のホームラン、田中幹也内野手と石垣雅海内野手にタイムリーの計3得点。

 

新人の辻本倫太郎内野手と育成の尾田剛樹外野手がマルチ、石川昂弥内野手と育成の日渡くん板山祐太郎外野手に2塁打が出てます。鵜飼くん良いですよね、毎日遅くまで練習してる日々の努力が結果になってるのは素晴らしい。育成ドラ1新人の日渡くんも良い、高卒2年目になる世代とは思えないしっかりした体と打撃、将来が楽しみだ、要注目ですね。

 

 

翌17日は1軍練習試合、Agreスタジアム北谷で対DeNA横浜戦、この試合の結果は6-1と後攻のドラゴンズが敗戦、対外試合の今季初黒星となりました。こういう結果になってますが大きな収穫のあった試合、先発の根尾昂投手が3回を投げ被安打0失点0の奪三振1とパーフェクトピッチング、木下拓哉捕手とのバッテリーで相手打者一巡を完璧に封じ込める。

 

根尾くんですがストレートも良かったし変化球もしっかり投げれてた、安定感が出て来てますね、この調子です。この完全投球の中には今中慎二キャンプ臨時コーチから伝授されたスローカーブも投じてます、まだまだその域にはですが良い抜け方をしていたので現状でも使える球種にはなるだろう、根尾くんも今中くんのように緩急自在の投球術が武器になってくるかもだ。

 

得点ですが育成のクリスチャン・ロドリゲス内野手、攻守に評価を上げてるロドリゲスくんが2回裏の1死2塁1塁での第1打席、レフトにタイムリー2塁打を放ち先制、良い攻撃を出せました。しかし、この後はチャンスはつくるも決めきれずとなっていく、相手に粘られたことで流れが変わってしまいマイケル・フェリス投手と松山晋也投手が3失点ずつしてしまい負けました。

 

 

18日は相手キャンプ地での1軍練習試合、浦添での対東京ヤクルト戦で2-4、先攻のドラゴンズが負けました、前日の黒星に続きと連敗です。先発の仲地礼亜投手が3回を投げ4失点、味方ミス絡みでもあったが5連打されての失点もと前回登板に続き今回もと悪い投球を続けてしまう。

 

昨年も捉えられると止まらなくなる傾向はあった、ただそれを踏ん張れてもいて続けて悪いというのは無かったようにも、今年はそういうところがまだ出て来ていない。なんだが硬いというか力みがある、勢いはあって球速も出てはいるけど質の面でのマイナスが大きいのでは、仲地くんの良さが今はまだという感じだ。この投球結果で2軍へとなった、再調整、しっかりです。

 

試合ですが継投は無失点でのリレー、得点は終盤にドラ3新人の辻本倫太郎内野手と育成で移籍入団の板山祐太郎外野手にタイムリー。辻本くん攻守に結果を出してますね、良いアピールが続きます。板山くんも良いアピールが出来てる、肘の状態次第ですが開幕前に支配下へは有りえますな、3月には2人目のお子さんが生まれるそうなのでWお祝いとなればですね、安産祈願。

 

 

21日は1軍キャンプ最後の練習試合、Agreスタジアム北谷で対千葉ロッテ戦、この試合の結果は1-14で後攻のドラゴンズ勝利、練習試合の連敗を2でストップです。この試合の先発は梅津晃大投手、梅津くんは3回を投げ被安打3失点1の奪三振1与四球1の結果、失点は2回で先頭から連打で出塁を許した走者をショート併殺間に失点、これだけです。

 

この試合の投手陣では2番手で登板、育成の松木平優太投手が4回を投げ被安打1失点0の奪三振1、前回の練習試合登板に続く好投で安定感を示してます。この連続好投でのアピールは大きいのでは、オープン戦でもチャンス貰えるだろうし二桁の背番号にまた近付いたと思う。

 

得点は鵜飼くんが2ランホームランと2点タイムリーの4打点、2打点は村松開人内野手、福永裕基内野手と辻本くん、打点1はアレックス・ディカーソン外野手、加藤匠馬捕手に石垣雅海内野手で計13打点、相手暴投での1得点がありますので計14得点となります。鵜飼くんが良い状態をキープしてる、春先は苦手というディカーソンくんにもタイムリーが出た、ナイスゲームです。

 

 

22日は2軍キャンプ最後の練習試合、オキハム読谷平和の森球場で対阪神2軍戦、この試合の結果は4-1、後攻のドラゴンズ2軍が負けました。3番手の福敬登投手と4番手の上田洸太朗投手が2失点ずつしての敗戦、この試合は2安打しかですので打てずの黒星です。得点は高橋周平内野手がライトにホームランでの1点止まり、素晴らしい一打ではありましたがこれだけには残念。

 

2軍の読谷組の方ですが25日まで練習日、キャンプは続きます。1軍の方は23日からAgreスタジアム北谷でオープン戦の3連戦、23日は広島戦で24日は東北楽天戦、25日は阪神戦の予定です。オープン戦の開幕となる23日の予告先発は高橋宏斗くんとなってますね、戻した投球フォームでの初実戦、良い結果につながればいいなあ。

 

 

約3週間の1軍春季キャンプ、あっという間にというか早かったなあの印象でしたが、この人にとっても短く感じる期間だったのかな、キャンプを振り返り「団体行動がきつかった」と感想を述べ笑う、今中慎二キャンプ臨時コーチ、らしい感想でもありますね。

 

キャンプインから第4クール終了まで、今中コーチは昨季リーグ最多だった与四球を減らしたいと立浪監督からの依頼を受け四球減を主任務としコーチ、北谷だけでなく読谷もと多くの投手にいろいろと指導してくれました。

 

 

四球減に向けて今中コーチは『真ん中高めのちょい甘に強い球を放れ』と指導したそうです、これについては解説者として昨年‥もう少し前くらいからかな、強いストレートを持ってる投手にですが、低め低めじゃなく高めでいいと、狙いすぎて苦しくなるくらいなら甘めでも高め、そういう話しをされていたと思う、ちなみに権藤博さんも同じような話しをされていた記憶。

 

低めに四隅、狙って狙って決まれば良いが決まらずカウントを悪くするならキーワードの高めのちょい甘、手を出したくなるこのコースへ強く投げ込めというの、確かにこれは効果があると思う。ドラゴンズ打線がこういう相手投手の大胆な投球にやられてるケースはあった、逆もで開き直って勢い勝負みたいな甘いコースで投手が抑えた場面も多く見てる。

 

ここへ投げるのは怖さもですがリスクに見合うだけの効果はあるだろう、そしてこれからまた投球術の新たな扉がとなるかもしれないとも思う、ここを攻めた結果で痛い目に遭うかもですが、この引き出しが1つあるのは良いんじゃないかな。高めちょい甘に強い球の一手、この結果に興味ですね、まずは四球減となればだ、成功しますように。


来年のやってくれんかなあ、レジエンド級投手がキャンプのブルペンにいてくれのはありがたいですよね、通常とは違う特別感もある、
新しい考えも入って来たりで幅が広がるし特に左投手には実りが多かったのでは、このクラスの左腕から指導を受けれる機会はそうないことです。今中キャンプ臨時コーチ、指導お疲れ様でした。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。