11月1日から20日のドラゴンズ、バンテリンドームナゴヤ、ナゴヤ球場、熱田愛知時計120スタジアムで秋季キャンプ2023を開催。今年の秋季キャンプは名古屋市内3球場を使ってのキャンプ、バンテリンドームナゴヤがキャンプ地になるのは初めてのことです。

 

 

この更新は文化の日、3日ですので既に秋季キャンプの第1クールは始まっています。キャンプですが1日(水)から20日(月)の日程、この間にお休みは3日あり8日(木)11日(土)16日(木)、キャンプの見学ができる入場無料の一般開放はバンテリンドームナゴヤが4日(土)5日(日)、ナゴヤ球場は12日(日)18日(土)19日(日)の予定となります。

 

この一般開放ですが熱田愛知時計120スタジアムでの予定は無いそうです。秋季キャンプの見学可となる時間帯であったりの、一般開放についての詳細はドラゴンズ公式サイトなどでご確認を。

 

 

秋季キャンプ2023ですが連日ハードな練習が朝から晩までとなってるようです、今年は実戦的な練習が多く、攻守にレベルアップし来季での巻き返しを狙っていきます。今回バンテリンドームナゴヤがキャンプ地となったが、これは日本シリーズ用に確保していた日程を使ってのものだそうです、本来の目的とは違う使い方となってますが来年は本来のとなればです。

 

 

鍛えて鍛えての秋、その後半戦となるのが秋季キャンプ。その前、ナゴヤ球場では秋季練習、宮崎では秋季教育リーグのみやざきフェニックスリーグ、ここからドラゴンズは来季に向けた準備をスタートさせてます。ここまでは概ね順調ですね、そして良い方向に向かってる選手が多くとなっている、開花の気配が強くなってる若手もで楽しみな存在は増えてますよ。

 

この秋季キャンプ前の様子、フェニックスリーグなどについては後々、次の更新以降で書いていけたらです。今回の更新では新2軍監督の就任についてとコーチングスタッフの配置転換、第二次戦力外通告などと育成契約についてなど、その辺りをと思っています。ではまず2軍新監督についてから。

 

 

10月31日、ドラゴンズ2軍の新監督就任が正式に発表されました。新2軍監督は井上一樹さん、本拠地バンテリンドームナゴヤに隣接するドラゴンズ球団事務所で2軍監督としてこの日に契約を結びました、決定の背番号は89番、就任の会見に臨みます。

 

 

新2軍監督となった井上一樹さん、よくご存知だとは思いますがざっくりとご紹介を。井上一樹(いのうえ かずき)2軍監督は1989年ドラフト2位指名で鹿児島商業高校からドラゴンズに入団の左投げ左打ち、投手としての入団でしたが1993年シーズン途中に打者転向します。

 

以後は強打の外野手として活躍し2009年シーズンを最後に現役を引退、通算17シーズンでの生涯打率は2割7分5厘、863安打で79本塁打349打点。指導者としては2010年から13年シーズンまでドラゴンズの1軍打撃コーチ、2軍監督などを務める。前回の2軍監督時代にはファーム日本一も経験、2019年から22年シーズンは阪神で1軍ヘッドコーチなどを務めてもいる。

 

 

球団事務所で行われた就任会見で井上2軍監督は「生きのいい選手、期待のできる選手を1軍に送り込むのが仕事。僕も十分に責任を感じならがやっていきたいです」と所信表明。

 

立浪監督からは「お前の思うようにやればいい」との言葉をいただいたと明かし、「僕が求めてるのは陽の気というか、チームに明るいものが足りないかなと。負けが増えていくと今日も負けたとなってしまう、そういうのが怖いんです」と指導の基本方針についての話しへ。

 

この部分は外から見ていて感じていた部分だそうで「優勝やクライマックスシリーズを争ってるチームにベンチでぼーっとしてる人はいない、勝ちたい気持ちがあれば足りない明るいもの、陰の気は陽の気に変わっていくはずです」と続ける。借金まみれなドラゴンズの現状に触れ、そこから来る雰囲気、負け癖のような弱いチームに有りがちな部分を払拭し変えていくとした。

 

 

そのために「気合や根性という時代でないのは分かってますが、この部分は大事だと思ってます」と井上2軍監督、選手のモチベーションを高めるために煽てたりもしつつ、個人の性格などを考慮し良い部分を引き出してやれるような指導もして行くが熱量が足りないような姿勢は認めない、もっと必死さが出るように、昭和時代のスパルタとまでだが気持ちの部分は重要としています。

 

最後に「みんなが憧れるチームをつくるために、選手を持ち上げて、どにかく強いチームをつくるお手伝いをしたいです。チームの色が薄い青になりつつあるので、濃い青にしたいです」と語った、技術もですが大事な気持ちの部分も鍛える、熱く明るいドラゴンズで一番上を目指すための手助けをしていくとしました。未来へと続く竜の土台つくり、頼みましたよ井上一樹新2軍監督。

 

 

井上2軍監督の就任が正式発表となったこの日に、1軍2軍の来季コーチングスタッフの発表もとなりました。2024年シーズンは以下の通りとなります、氏名(背番号)担当で表記。

 

ドラゴンズ1軍=立浪和義(73)監督=片岡篤史(88)ヘッドコーチ・和田一浩(75)打撃コーチ・上田佳範 (86)打撃コーチ・大塚晶文 (76)投手コーチ・山井大介(83)投手コーチ・小田幸平(80)捕手コーチ・堂上直倫(71)内野守備走塁コーチ・大西崇之(79)外野守備走塁コーチ。

 

ドラゴンズ2軍=井上一樹(89)監督=落合英二(77)投手兼育成コーチ・浅尾拓也(82)投手コーチ・森野将彦(78)打撃コーチ・福田永将(84)打撃コーチ・大野奨太(72)捕手コーチ・森越祐人(81)内野守備走塁コーチ・中村豊(87)外野守備走塁コーチ・渡邉博幸(85)育成野手コーチ。

 

 

片岡2軍監督の配置転換と井上新2軍監督についてはほぼ確定した情報として既に流れてはいましたが、他の部分、こういう配置となったんですねえ、興味深くもです。なんとなくですが先を見ての配置なのかなあ、将来こういう布陣もあるんだなと感じるところもです、そして方向性は現在のまま、継続してやろうとしてるんだなともです。まあ、勝手にそう考えてるだけですが。

 

 

31日の球団発表、育成契約選手の保留者名簿公示と育成契約選手についての発表、第二次戦力外通告期間での戦力外通告についての発表もありました。ドラゴンズが来季契約を結ばないと発表したのは溝脇隼人内野手、今年でかあ‥現役ドラフトの方にリストアップされるのではという心配までで、あるのなら早くても来年かなという思いもだったで大変残念にも。

 

戦力外通告を受けた溝脇くんは会見で「秋季練習に秋季キャンプをフリーになった時点で、ある程度は覚悟していました。ドラゴンズで11年、そのうちの半分近く怪我だったが、最後までいろんな経験をさせてもらえました。感謝しています」と話した。今後についてはまだ未定で、トライアウト受験などを含め熟考し近いうちに方向性を決めたいとしています。

 

2012年ドラフト5位指名を受け九州学院高校から入団した溝脇くん、2018年シーズンのウエスタンリーグ優秀選手の表彰を受けた頃から課題の打撃が開花、1軍での期待が高まるも活躍するが怪我で離脱の不運が続く、怪我さえなければの名選手の1人だと思います。今後どうされるのかですが一番良い答えが見つかることを祈る、ドラゴンズでの11年、お疲れ様でした。

 

 

育成契約についての発表。まずは保留名簿の方ですが記載されているのは2選手、昨年の育成ドラフト2位指名を受けノースアジア大学明桜高校から入団した左腕、野中天翔投手。もう1人はキューバからの育成右腕、フランク・アルバレス投手、この2選手とは来季も育成契約を継続します。

 

この名簿に記載されいない他の育成契約選手ですが、育成契約での最初の3年、ここで満期となり一区切り、以後は1年毎の育成契約延長で再契約には一旦自由契約にしないといけない、そういう選手も記載されません。この育成再契約のために一旦自由契約の公示が必要なのは支配下経験のある育成契約選手もです、育成での再契約にはこういう手順を踏まないといけない。

 

なので第一次戦力外通告期間に来季契約を結ばないという通告を受けている育成左腕、松田亘哲投手以外の育成契約選手は育成での契約延長となる予定です。ただですね一旦自由契約になるのでこの間での横取りは可能、その場合は支配下契約のみですがオファーがあって本人がそれを望めば移籍もできます。まあ、大丈夫だとは思いますが、絶対安全ではありませんけど。

 

 

今季限りでとなった松田くんですが今後については引退すると話しています、支配下を目指し育成で4年間のプロ生活、ここで野球はとユニホームを脱ぐことを決めたそうだ。第二の人生、地元愛知で働いていきたいとしてますね、何をやっていくのかについては明確に決まってないようだが、素晴らしい今後がとなるように祈っています。松田くん、ドラゴンズでの4年間、お疲れ様でした。

 

 

育成契約については他にも、岡田俊哉投手・近藤蓮投手・福元悠真外野手・星野夏生内野手に育成での再契約を前提としての戦力外通告、支配下選手としては一旦ここでとなるが育成選手としてチームに残り支配下復帰を目指すことになりました。これは今後への期待もあっての育成ですからね、再び二桁の背番号を掴めるように頑張ってもらいたいです。

 

その再びの二桁、岡田くんについては球団より、ここまで背負って来た21番を空番にして支配下復帰を待つと言ってもらえてるそうだ。岡田くんは投球中に右大腿部骨折の大怪我、救急車で緊急搬送となり長時間の大手術を受け治療、順調に回復し投げられる状態に戻って来てます。岡田くんは来年32歳、まだまだこれからですので焦らずしっかりですよ、万全での復帰を待つ。

 

 

現在の支配下登録選手ですがドラフトから入団の新人、再契約予定の外国人選手を含め計61人、支配下選手枠は70人ですので残り9枠となりました。余裕が結構ありますので新外国人選手での補強、戦力外選手からの補強もあるのでは、開幕までにプラス3はありそうな感じもしています。

 

そうそう外国人選手枠について1つ大きな動きが、外国人選手枠をダヤン・ビシエド内野手が外れ来季より日本人選手と同じ扱いになることが確定しました。これはFA権を取得したことによる枠外、必要なFA取得日数がギリギリで心配だったが、特例2023の適用が認められ加算を受けれた、それにより無事クリアとなりましてビシエドくんの国内FA権の取得がNPBより公示されました。

 

これで外国人選手枠を1つ余分に使えますね、これはドラゴンズにとっては大きいこと、素晴らしいことです。ビシエドくん、国内FA権の取得おめでとうございます、来季は大きく活躍としてその先が掴めるようにやってもらいたい、ドラゴンズで最後までと願っているのでそうなればです。

 

 

そして外国人選手についてはこちらも、育成契約でキューバから2選手を獲得したことを3日、球団が正式に発表です。育成で入団が決まったのはクリスチャン・ロドリゲス内野手21歳とカルロス・モニエル外野手22歳です、この2選手は共にキューバU23代表選手。

 

入団決定にロドリゲスくんは「嬉しいです。しっかり練習をして、野球人として成長し、ドラゴンズの勝利に貢献できる選手になりたいです」とコメントです。ロドリゲスくんですが右投げ右打ちの内野手、専門はショートでセカンドも可、三拍子揃ったタイプの選手でキューバ若手NO1内野手の評価を受けてる選手です。

 

モニエルくんは「ドラゴンズと育成選手契約ができたこと、嬉しく思います。日本の高いレベルの野球を学んで、将来的には日本でMVPが取れるような選手になりたいです」とコメントです。モニエルくんは右投げ右打ちの外野手でファーストも守れる、キューバリーグでまずまずの数字を残してますので大化けの可能性はあると感じる大砲候補の選手です。

 

 

外国人選手、その補強の第一弾として育成契約で新外国人選手を2人獲得しました、第二弾は支配下での選手となるでしょう、野手をという話しですが投手もいくんだろうか、どういう選手がとなるんでしょうね、とにかく良い選手がとなればだ。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。