7月14日のドラゴンズ、バンテリンドームナゴヤで東京ヤクルトスワローズとの試合、その結果は1-4でドラゴンズ勝利。やりました、この勝利でカード勝ち越し、豊橋から名古屋と開催地を移動しつつの変則ホームゲーム、東京ヤクルトとの3連戦は第1戦の豊橋市民球場は雨天中止に、バンテリンドームナゴヤでの2連戦の形となり第2戦、第3戦と連勝、拍手です。

 

 

JERAセリーグ2022の83試合目。対東京ヤクルト13回戦、ドラゴンズのスタメンは①大島洋平(中)②岡林勇希(右)③木下拓哉(捕)④ダヤン・ビシエド(一)⑤アリエル・マルティネス(左)⑥高橋周平(三)⑦三ツ俣大樹(遊)⑧溝脇隼人(二)⑨笠原祥太郎(投)です。

 

先発の笠原くんは5回を投げ被安打5失点1の奪三振3与四球4で勝利投手。1回表、1番並木選手をピッチャーゴロ、2番山崎選手にはファウルで粘り倒され11球の勝負は四球で1死1塁、3番内川選手がライトに2塁打で1死3塁2塁と得点圏に攻め込まれます。

 

4番村上選手に四球で1死満塁とピンチ拡大、ここを決めたのは5番オスナ選手がライトにタイムリーで1-0の1死満塁。ピンチは継続でしたが続く6番西浦選手をショートゴロに仕留め併殺の3アウト、このゲッツーは大きかったですね、試合を壊す可能性が高かった場面でしたがワンプレーでと出来たのは理想的、このピンチを結果1失点なら悪くない抑え方でした。

 

 

ドラゴンズの得点は4点。先制された1点を追う攻撃は即応、1回裏、東京ヤクルト先発は小川投手。1番大島くんがレフトにヒット、2番岡林くんへの2球目に大島くんが盗塁を決め無死2塁、岡林くんは送りバントをしっかり決め1死3塁、チャンスを仕上げます。

 

ここを3番木下拓くんのセンターフライは犠飛に、3塁走者大島くんがホーム生還で1-1として2死、4番ビシエドくんはセンターフライで3アウト、一気に逆転までは持って行けなかったが同点に追い付き試合を振り出しに戻しました。

 

1-1としての2回表、7番古賀捕手がレフトにヒット、8番武岡選手をストレート三球での空振り三振で1死1塁、9番小川投手がバント失敗の2塁アウトで2死1塁、1番並木選手がファーストフライで3アウト。2回裏、5番アリエルくんがレフトフライで6番周平くんはショートゴロの2死、7番三ツ俣くんは内角高めスライダーに反応出来ずの見逃し三振で三者凡退。

 

 

3回表、2番山崎選手をファーストゴロ、3番内川選手は良い当たりでしたが野手正面のサードライナーで2死、4番村上選手はショートライナーで3アウト、抜けたかなと思いましたが三ツ俣くんが1塁側に寄り気味のポジショニング、これが良かったですね、ナイスです。

 

逆転のその時は3回裏、8番溝脇くんはピッチャーゴロ、9番笠原くんが空振り三振で2死となったがここから。1番大島くんがレフトにヒットで2死1塁、2番岡林くんはセンターにヒットで2死2塁1塁と得点圏に、ここを決めたのは3番木下拓くんでレフトにタイムリーで1-2と勝ち越して2死2塁1塁、続く4番ビシエドくんも良い当たりだったがショートライナーで3アウト。

 

1-2としての4回表、5番オスナ選手はセンターフライ、6番西浦選手はセンターにヒットで1死1塁、7番古賀捕手のサードゴロは進塁打の2死2塁、得点圏に攻められたが8番武岡選手を外角低めストレートで空振り三振の3アウト、勝ち越し後の守り回を笠原くんがゼロに抑え流れ守ります。

 

 

4回裏、5番アリエルくんがセンターにヒット、6番周平くんはライトフライで1死1塁、7番三ツ俣くんがライトにヒットで1死2塁1塁、8番溝脇くんは当たり損なったのが良かったピッチャー内野安打で1死満塁、大チャンス完成。しかしここは決めれず、9番笠原くんは空振り三振の2死満塁、1番大島くんはライトフライの3アウトで無得点。

 

5回表、9番小川投手を内角低めカーブで空振り三振、1番並木選手はサード内野安打で1死1塁、2番山崎選手はライトフライの2死1塁。3番内川選手への2球目に並木選手が盗塁を決め2塁、内川選手には四球を与えてしまい2死2塁1塁、逆転となる走者までも出してしまいました。

 

4番村上選手にも四球で2死満塁に、ピンチは拡大していったが何としても勝利投手の権利をと笠原くんが踏ん張ります。5番オスナ選手をショートフライで3アウト、真ん中高めと甘めに入ったチェンジアップでしたが腕がしっかり振れてブレーキの効きが良かったのが良かった、これで打ち取れて無失点、笠原くんはこの回を投げ終え勝利投手の権利を持ち降板、継投に入ります。

 

 

5回裏、2番岡林くんはレフトフライ、3番木下拓くんはファーストフライの2死、4番ビシエドくんがショートゴロで三者凡退、リード最小なので加点し突き放したいところですが攻め手も出せず。

 

先発からの継投は、祖父江大輔投手・藤嶋健人投手・清水達也投手・マルティネス投手。1-2で迎えた6回表を祖父江くんで1回を投げ被安打0失点0の奪三振2でホールド。祖父江くんは6番西浦選手を内角低めシュートで空振り三振、7番古賀捕手をライトフライで2死、8番武岡選手は外角低めにフォークで空振り三振の三者凡退です、ナイスホールド。

 

6回裏、5番アリエルくんはボール3から打ちに行きライトフライ、6番周平くんはセンターにヒットで1死1塁、7番三ツ俣くんが送りバントを決め2死2塁とチャンスメイク。8番溝脇くんはショート内野安打で2死3塁1塁、9番に代打平田良介外野手を投入し加点を狙ったがショートゴロの3アウト、雰囲気はあったんですけどね、決めれずで無得点。

 

 

7回表は藤嶋くんで1回を投げ被安打0失点0の奪三振1でホールド、この回からレフトに平田くんが入ります。藤嶋くんは9番代打松本選手をサードゴロ、1番並木選手はショートゴロの2死、2番山崎選手を真ん中やや内寄り高めにストレートで空振り三振の三者凡退、このナイスピッチングが欲しかった加点への攻めを引っ張りまりました。

 

その加点、ダメ押しとなる攻撃は7回裏、東京ヤクルトは継投で2番手にコール投手、1番大島くんは三球三振、2番岡林くんがストレートの四球を選び1死1塁。ここを決めるのは3番木下拓くん、1ストライクからの2球目、真ん中スライダーを捉えレフトスタンドに放り込んだ2ランホームラン!これで1-4の1死、ナイスバッティング。

 

待望の加点、最小点差が続いていたがリード3点に拡大する突き放しに成功。続く4番ビシエドくんはライトフライの2死、5番藤嶋くんに代打加藤翔平外野手がライトに2塁打で2死2塁と一打で得点圏に攻めます、ここは6番周平くんが空振り三振で3アウト、この試合の得点はここまで。

 

 

1-4としての8回表を清水くんで1回を投げ被安打1失点0の奪三振3与四球1でホールド、この回からセンターに加藤翔平くんが入ります。清水くんは3番内川選手を内角ストレートで空振り三振、4番村上選手はライトにヒットで1死1塁、5番オスナ選手にはストレートの四球を与えてしまい1死2塁1塁、ピンチとしてしまった。

 

こうしてしまいましたが6番西浦選手を2球で追い込み3球目、内角低めにスプリットで空振り三振の2死2塁1塁、7番古賀捕手も内角低めにスプリットで空振り三振の3アウト、ピンチを強く抑え込み無失点のホールド。

 

8回裏、東京ヤクルトは3番手に左の宮台投手。7番三ツ俣くんは空振り三振、8番代打石垣雅海内野手はショートフライの2死、9番平田くんは粘っていったんですが7球目の外角高めストレートで空振り三振の三者凡退、リード3点のまま、勝利の仕上げへ。

 

 

9回表、1-4とセーブスチュエーション、守護神のライデル・マルティネスくんで1回を投げ被安打0失点0のセーブ、この回はレフトに伊藤康祐外野手、セカンドに石垣くんが入ります。ライマルくんは8番武岡選手をショートフライ、9番太田選手のセカンドゴロは石垣くんが好捕の2死、1番代打坂口選手はライトフライで試合終了、勝ちました。

 

 

この試合の投のヒーローは約3年ぶりに勝利の先発笠原くん、1082日ぶり、2019年7月28日のナゴヤドーム対DeNA横浜戦以来となる勝ち星です、おめでとうございます。今回の登板、制球の乱れであったりもで苦しいとこもだったが勝負所ではしっかり腕を振り打者に向かっていけてた、気持ちの入ったナイスピッチングでしたね、拍手です。

 

笠原くんは勝てず過ごした3年間に「長かったです…」と振り返る、「3年間もどかしい思いをしていたので、その中でこういうふうに首脳陣の方が使ってくれていたので、絶対に勝ってやろうと思って、やっと勝つことができました。ありがとうございます」と続け勝利を喜んだ。

 

心臓の病気、怪我故障もと苦しいことが続いた3年間、昨季は戦力外の覚悟もだったが契約は更新され今季もプロ野球選手として迎えられた。そこでのこの勝利、3年間止まっていた通算勝利数が再び動き始める、今季の先が見え始めました。ここから再びとなればです、笠原くんが完全復活となればチームとして凄く大きい、まだまだここから大きな花をです、次も好投に期待したい。

 

 

打のヒーローには木下拓くん、この試合では全打点を叩き出す活躍、勝利に大きく貢献です。木下拓くんは「阿部さんに代わって3番に座らせてもらってます。その期待に応えようと責任感を持ってやっています」と話した、コロナ離脱の阿部くんが抜けるのは痛いが代役としてしっかり責任を果たしたいと臨み結果も出している。

 

3番も馴染んで来たというか、木下拓くんの良さが出始めてます。負担が大きな打順でもあるので捕手としてここに定着は難しいとこもで休ませつつなど考えないといけないとこもだが、候補が誰も居ない状態ではないのはありがたい、阿部くんの不在期間については問題なくいけそうで一安心です。

 

 

そしてこの試合での活躍、木下拓くんは「笠原の家族が応援に来てると思うんですが。笠原とは家族ぐるみでの付き合いで、僕、笠原の娘が大好きなんで、笠原の娘のために打ちました」と4打点は笠原くんの娘さんに捧げる打点だったと明かす。これに笠原くんは苦笑い、特にダメ押しの2ラン、この時は大好きな笠原くんの娘さんのことで頭がいっぱいだったという。

 

善行シリーズ、娘さんがくれるラッキーアイテムシリーズ、木下拓くんのお立ち台でのお話しに新たなエピソードがとなりそうですね。これがシリーズ化されていくのかどうか、そこは笠原くんの投球も大きく関わってくるだろう、笠原くんが登板の試合で木下拓くんがお立ち台なら、笠原くんの娘さんでの話し再びもでしょう、共に活躍すればこそですので次回もとなればです。

 

 

さあ、良い勝ち方でカード跨ぎの3連勝、この勢いで15日からの甲子園球場、対阪神3連戦にでしたが初戦は既に終わってまして1-2でドラゴンズ敗戦。9安打したんだけど1点のみ、相手は3安打のみだが2点いかれての敗戦です、2ラン被弾が痛かったんですがそれだけなんで何とかしてやらないと、得点力不足が悔やまれます。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。