5月11日のドラゴンズ、神宮球場で東京ヤクルトスワローズ3連戦、その第2戦が行われ2-0でドラゴンズ勝利。やりました、このカード連勝で勝ち越しを決め3タテに王手、上位チームとの対戦で白星を重ね猛追中です。前の試合も完封リレーしての勝利で今回も、神宮球場での完封連勝は20年ぶりだそうですよ、いいね、よく勝ち切った。

 

 

JERAセリーグ2022の35試合目。対東京ヤクルト7回戦、ドラゴンズのスタメンは①渡辺勝(中)②福留孝介(右)③高橋周平(三)④アリエル・マルティネス(左)⑤阿部寿樹(二)⑥ダヤン・ビシエド(一)⑦三ツ俣大樹(遊)⑧石橋康太(捕)⑨岡野祐一郎(投)となります。

 

打順ですが大きく変更されました、この試合からしばらくの間は4番にアリエルくんとした打順となります。今回の打順改造、通常は主砲として4番を務めるビシエドくんの打撃不振が原因での変更、ビシエドくんの打撃状態が戻れば元に戻すと立浪監督が本人と話し合いこの並びとなりました。

 

 

この試合前の公示で鵜飼航丞外野手が出場選手登録を抹消、鵜飼くんは検査によりコロナ陽性の判定を受け自主隔離に入ったための抹消です、これで1軍からは4選手がコロナ陽性判定を受け離脱となりましたが幸いなことに全員無症状、そうであっても復帰には2週間近く掛かるとは思いますが、とにかく無事の復帰を、万全な状態で1軍としてもらいたい。

 

代わって登録は伊藤康祐外野手、伊藤くんは2軍で状態を上げて来てたとこでしたから良いタイミングでの昇格でもありました。そして岡野くんも登録、岡野くんは登録即先発登板となります。

 

 

1回表、東京ヤクルト先発は吉田投手。先頭1番渡辺勝くんはショートゴロ、2番福留くんが空振り三振の2死、3番周平くんの一塁線を進むライン際の打球を好捕されファーストゴロの三者凡退。

 

先発の岡野くんは5回を投げ被安打0失点0の奪三振4与四球2で勝利投手。1回裏、1番塩見選手をセンターフライ、2番太田選手は2球で追い込み3球目、真ん中低めストレートで見逃し三振の2死、3番山田選手をファーストフライの三者凡退、岡野くんも素晴らしい立ち上がりとします。

 

 

ドラゴンズの得点は2点。先制はドラゴンズで2回表、4番アリエルくんが前の試合に続き決めます、カウント1-1での3球目、真ん中シュートを打ちレフトスタンド中段を砲撃!今季2号ソロホームランで先手を取り1-0、ナイスバッティング。

 

続く5番阿部くんがレフトにヒットで1塁、さあここからもう一押しへでしたが6番ビシエドくんがセカンドゴロ併殺の2死。7番三ツ俣くんはセカンドのグラブを弾きライトへと抜いたヒットで2死1塁、8番石橋くんはピッチャーゴロの3アウト、一振りで得点できたのは良かったが、以後は塁を賑わすも決め切れずとなったのは残念だった。

 

前の試合に続きホームランのアリエルくん、「自分のポイントで振り抜くことができました、良い打球が飛んだ、良いホームランになりました」と今季2号ソロを振り返る、そして4番には「特に意識せず、試合に出ていることがとても嬉しくて、とても感謝しています」と続けた。攻守に頑張ってくれてるのでこの調子ですね、頼りにしてますよ、頑張ってもらいたい。

 

 

1-0としての2回裏、岡野くんは4番村上選手をファーストゴロ、5番オスナ選手はショートゴロで2死、6番長岡選手をファーストゴロの三者凡退、得点直後の守り回をしっかりゼロに抑え込み試合の流れを引っ張ります。

 

3回表、9番岡野くんが見逃し三振、1番渡辺勝くんがセンターにヒットで1死1塁、2番福留くんのサードゴロは進塁打で2死2塁と得点圏。3番周平くんがストレートの四球で2死2塁1塁、4番アリエルくんも四球を選び2死満塁とチャンス仕上がります、しかしここは5番阿部くんが空振り三振の3アウト、吉田投手に踏ん張られ無得点。

 

3回裏、岡野くんは7番濱田選手に四球で1塁、ここまでパーフェクトに運んでましたが初の走者を背負います。8番内山捕手を外角低めフォークで空振り三振の1死1塁、9番吉田投手にスリーバントを決められ2死2塁と得点圏に攻め込まれる、ここは1番塩見選手に四球の2死2塁1塁、2番太田選手をファーストゴロの3アウト、岡野くんが踏ん張り無失点。

 

 

4回表、6番ビシエドくんがセンターフライ、7番三ツ俣くんはライトフライの2死、8番石橋くんはサードゴロの三者凡退。4回裏、岡野くんは3番山田選手をライトフライ、4番村上選手は内角高めストレートで空振り三振の2死、5番オスナ選手はサードゴロで三者凡退。

 

5回表、9番岡野くんがサード内野安打で1塁、1番渡辺勝くんは見逃し三振の1死1塁、2番福留くんが四球を選び1死2塁1塁と得点圏に攻め込みます。3番周平くんはライトフライで2死2塁1塁となったが4番アリエルくんがレフトにヒットで2死満塁、ここで東京ヤクルトは継投に入り2番手にコール投手、5番阿部くんがセカンドゴロで3アウトの無得点。

 

5回裏、6番長岡選手はファーストゴロ、7番濱田選手はセカンドフライの2死、8番内山捕手を外角低めストレートで見逃し三振の三者凡退、岡野くんが5回をノーヒットに運びます。

 

 

6回表、東京ヤクルトはコール投手が続投、6番ビシエドくんがライトに2塁打で無死2塁、ノーアウトで得点圏へ攻め込みます。7番三ツ俣くんが送りバントを決め1死3塁、チャンスを仕上げたが8番石橋くんはセカンドフライの2死3塁、ここで驚きました、ノーヒットノーラン中の岡野くんに代打で溝脇隼人内野手を投入、しかし初球でファーストゴロ‥3アウトの無得点。

 

代打起用により降板となった岡野くん、降板時に持っていた勝利投手の権利は最後まで守られ今季初勝利、この勝利は664日ぶり、ルーキーイヤーの2020年7月以来となる勝ち星となります、おめでとう。岡野くんは登板を振り返り、「打者1人1人、丁寧に投げることができました。野手の方と、石橋のリードに助けてもらいました」と話した。

 

この勝ち星には「長った、ずっと仕事ができなかったので。バッテリーを組んだ石橋だったり、2軍のコーチの方の指導だったり、多くの人が支えてくれてなので、周りの方に感謝です」と続ける。

 

 

岡野くんは5回を被安打0失点0、走者2人を背負っているが四球での走者とノーノー継続中だった、球数も59球と続投も可能だったが今回はここでとなる。このタイミングでの交代について立浪監督は、「岡野は無安打だったからね、あそこで代えたのは非常に申し訳ないと思ったし。絶好機以外は代えない予定だったが、ああいうチャンスになって、これも一つの流れなのかなと」と説明。

 

結果としてこの代打策は失敗したが継投の投手陣が被安打1の無失点で繋ぎ切り勝利、「結果としてリリーフが頑張ってくれました」と立浪監督、もしそうならなければ采配のミス、「よそではなかなかノーヒットの投手を代えるのはね。継投で逆転されたら采配ミス、全て結果ですから。我々は結果が上手くいく手段を探してやっていくしかない、それを続けていくだけです」と話した。

 

今回の投球、勢いや強さがあって良かったと思います、変化球が低めに集まっていたのも良かった、大怪我しない投球とできていました。2軍戦ではこういう投球は前からあって、1軍戦ではいろいろ考えすぎてるような感もあり弱くなってたとこもだが、やっと岡野くんの投球を出せた、そういう印象もです。次もこれをですね、好投を重ね信頼を高めてもらいたいです。

 

 

先発からの継投は、山本拓実投手・祖父江大輔投手・清水達也投手・マルティネス投手。1-0で迎えた6回裏を山本拓実くんで1回を投げ被安打1失点0のホールド。山本拓実くんは9番代打山崎選手にファウルで粘られ12球目、粘り負けずショートゴロの1死。

 

ここで1番塩見選手がライトに3塁打の1死3塁、結果としてこの安打が東京ヤクルト唯一の安打となります、ここは2番太田選手をファーストゴロに打ち取り走者釘付けの2死3塁、3番山田選手をセカンドフライの3アウト、山本拓実くんが踏ん張って無失点のホールド。

 

7回表、東京ヤクルトは左の田口投手。1番代打伊藤康祐外野手がショート内野安打、2番福留くんはレフトフライの1死1塁、3番周平くんはピッチャーゴロ併殺の結果打者3人で3アウト。

 

 

最小点差勝ちのままでの7回裏を祖父江くんで1回を投げ被安打0失点0のホールド、この回からセンターに伊藤くん、ライトに岡林勇希外野手が入ります。祖父江くんは4番村上選手をライトフライで5番オスナ選手もライトフライの2死、6番長岡選手をセカンドゴロの三者凡退、ナイスです。

 

8回表、東京ヤクルトは4番手に木澤投手。4番アリエルくんがセカンドゴロ、5番阿部くんはライトフライの2死、6番ビシエドくんがセカンドゴロで三者凡退。

 

リード1点のままでの8回裏を清水くんで1回を投げ被安打0失点0のホールド。清水くんは7番濱田選手をファーストゴロ、8番代打中村捕手がキャッチャーファウルフライの2死、9番山崎選手がショートゴロの三者凡退、きっちり抑え込み守護神へとつなぎます。

 

 

待望の追加点は9回表、東京ヤクルトは木澤投手が回跨ぎ。7番三ツ俣くんはセンターフライで1死となったが8番石橋くんがレフトに2塁打の1死2塁、得点圏へ攻め込みます、9番代打郡司裕也捕手がライトにヒットで1死3塁1塁とチャンスを仕上げ代走に高松渡内野手。

 

ここを1番伊藤康祐くんがセカンドゴロで併殺崩れに持ち込み3塁走者生還の2-0、伊藤康祐くんが激走の1塁ギリセーフ!2塁アウト1つとできての加点です、ナイスラン。2死1塁で2番岡林くんはショートゴロの3アウト、この試合の得点はここまで。

 

2-0としての9回裏、ライデル・マルティネスくんで1回を投げ被安打0失点0の奪三振2与四球1でセーブ、この回はレフトに加藤翔平外野手が入ります。ライマルくんは塩見選手に四球、嫌な入りとしたが2番代打宮本選手はセンターフライの1死1塁、3番山田選手を外角スプリットで見逃し三振の2死1塁、4番村上選手を外角低めスプリットで空振り三振の試合終了、勝ちました。

 

 

この勝利でカード連勝の勝ち越し確定、3タテに王手とし12日の第3戦となります。その第3戦、5月7日に育成から支配下契約を勝ち取った上田洸太朗投手がデビュー、プロ初先発です。なんとか3つ目も勝って上位チームを引き摺り下ろしたい、頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。