2月10日のドラゴンズ、沖縄春季キャンプ2022は第3クールの初日、1軍の北谷組は北谷町のアグレスタジアム北谷でキャンプ、2軍の読谷組は読谷村のオキハム読谷平和の森公園球場でキヤンプ、この日も鍛えて鍛えての一日です。

 

 

第3クールの初日、立浪監督と西山秀二1軍バッテリーコーチのコロナ陽性判定を受け濃厚接触者となっていた1軍コーチ全員、2軍コーチの一部とスタッフの計9名が隔離措置を終え現場復帰しました。

 

濃厚接触者とならなかった片岡篤史2軍監督と2軍コーチ6名で第2クールは1軍2軍全体の指導を行いましたが、この10日からは当初の陣容に戻り、ほぼフル体制、翌11日には立浪監督と西山コーチも復帰し完全な形になる予定です。緊急事態発生となった第2クールでしたが何とか乗り越えれました、練習の質は極端に落ちることもなく、予定してた練習も行えてましたので良かったですね。

 

 

北谷組、第3クール初日。伊藤康祐外野手が体調不良でお休み、宿舎自室で静養となっているそうです、お大事に。そしてこの日から首の張りで別メニューとなっていた岩嵜翔投手が復帰、通常メニューでの練習を行っています、もう首の方は大丈夫なようです。

 

 

練習の方ですが野手。コーチ陣の復帰で第2クールでの迷走から脱しそうなのが根尾昂内野手、タイミングの取り方で悩みいろいろと試してを繰り返している。そこを復帰の中村紀洋1軍打撃コーチと森野将彦1軍打撃コーチが熱血指導、全体練習開始の1時間前から2人のコーチでの指導となる。

 

その熱血指導、裸足でスイングするなど振って振っての練習だったそうだ。この後に行われたフリー打撃、根尾くんは快音を連発する、第2クールではノーステップなどを試してましたがステップありに戻し間も取れていて良い感じの打撃に、しっかり全部見てるわけでは無いんで印象だけだが打球の方向も強さも良くなったのではないかな。

 

中村紀コーチですが久しぶりの直接指導、遠隔でも指導はしてましたがやっぱ直は違うと精力的に指導していきます、根尾くんの他に石川昂弥内野手やブライト健太外野手も。中村紀コーチからアドバイスを受け即効果の選手もです、石川昂弥くんは場外弾を連発した、ブライト健太くんも飛距離が伸びている、打撃状態が上がっていきます。実戦でもこれが出せればですよね、そうなればだ、楽しみ。

 

 

投手。ブルペンでは落合英二ヘッド兼投手コーチが考案した練習方法、インターバル5種が行われています。このインターバル5種、5種目の投球練習からなる練習方法で1種10球で計5種の50球を投げて行う。その5種の投げる場所は決まってまして、このマウンドは外角にストレートのみ、隣りのマウンドは変化球で低めにとか、設定の違う5つの投球練習を移動しながら投げていきます。

 

そしてもう1つ、インターバルの部分。種目を終え次の種目への部分、2分間のインターバルがあり残り1分はベンチ前でのキャッチボールの想定になるという、つまりはゲームを想定してのインターバルで設定の2分は短いんですけども攻撃時間、次の課題へと準備する投手達は落合ヘッドコーチからの「3アウトチェンジ」の号令で次の種目へと入っていく。

 

実戦を想定してるとこもある投球練習、いろいろな投手が課題により移動し投げることでマウンドは荒れる、これは試合でもあることだ。そういう環境での投球練習にもなる、またインターバルがあることは回跨ぎの練習にもなる、実戦でも役に立つような経験ができる練習になっている。

 

 

このインターバル5種にチャレンジした投手の1人、第3クールから1軍の北谷組へ昇格となった育成の松田亘哲投手、変化球のみ10球を投げる種目で落合ヘッドコーチから高評価を受ける。

 

左腕の松田くんは変化球にチェンジアップを選択する、打者役は右打席に入ってもらいストライクを8球も集めた。これを見て落合ヘッドコーチは松田くんに、「変化球があると自信を持って組み立てればいい。これを自分の財産にして欲しい」と話した。

 

松田くんは第1クール最終日に行われたストライクテストを上位で合格、これにより11日と13日に予定されている紅白戦での登板権を獲得、松田くんは13日の登板予定となっています。紅白戦でアピールしたい松田くん、そこを前に落合ヘッドコーチから変化球に自信を持って良いの言葉を貰ったことは大きい、「駆け引きで抑えにかかりたい」と意気込みです。

 

 

紅白戦ですが松田くんは2戦目の方での登板で第3クールの最終日と13日、1戦目は第3クール2日目の11日となります。その第1戦の先発は第1クール最終日のストライクテスト上位2投手、30球中ストライク25球で1位の岡野祐一郎投手、30球中ストライク24球で2位の高橋宏斗投手です。

 

先発の座を勝ち取った岡野くんは、「これまでやってきたことを表現して、一球一球丁寧に投げていきたいです」と意気込み。高橋宏斗くんは、「強い真っすぐを投げることと、打者を見ながら変化球を使って投げたいです」と紅白戦でのテーマ、「ここまで準備をしっかりしてきたので結果を出したいです」と意気込みを続けました。今年初のゲーム形式、紅白戦では誰がアピールに成功となるのか、楽しみですね。

 

 

2軍の読谷組、片岡2軍監督が2軍初合流です。片岡2軍監督は第2クールにはキャンプに合流、しかし1軍の方の指揮をとることになっていたため2軍はこの日が初となりました。そしてこの人も、コロナ陽性判定を受けキャンプへの合流が遅れていた三ツ俣大樹内野手、チームに合流しキャンプ初練習、読谷組で今季をスタートです。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。