2月9日のドラゴンズ、沖縄春季キャンプ2022は第2クールを終えキャンプ2度目の休日、10日からは第3クールがはじまる。ここで第2クールは不在、立浪監督と西山秀二1軍バッテリーコーチがコロナ陽性判定でキャンプ宿舎のホテル自室に隔離となり療養、これに伴い濃厚接触者となった1軍コーチ全員と2軍コーチの一部にスタップの9名も自室で隔離、計11名が一斉不在となっていたが復帰します。

 

復帰の予定ですが第3クール初日となる10日に濃厚接触者組、第3クール2日目となる11日に立浪監督と西山コーチが復帰です。濃厚接触者組についてはもう隔離解除となっているようで部屋の外に出たようですね、英智育成野手コーチは屋内練習場で右利きだが左投げでネットスローを行う、隔離生活で左肩が治ったそうだ、2年間左では投げれなかったそうだが投げれたという、謎の自然治癒ですね。

 

 

ここで1軍2軍の選手入れ替えが発表となりました、第3クールから1軍の北谷組に合流はマルク投手と育成の松田亘哲投手、1軍から2軍の読谷組へは橋本侑希投手です。

 

 

育成の松田くんは初の1軍昇格、育成選手ですのでこういう時期でしかですが第1クールの最終日に行われたストライクテスト、ここで参加17投手中4位タイとなる好成績で合格、第3クールで行われる紅白戦での登板機会を獲得した、これが認められての昇格となります。

 

松田くんは、「紅白戦に登板することを、まずは一つの目標にしていました。今までやってきたことをしっかり出せるようにしたいです」と1軍への意気込みです。国立の名古屋大学から初のプロ野球選手、黒縁ネガネがトレードマークのインテリ左腕、松田くんは最初の育成契約最終年となる3年目に1軍キャンプへ、大きなチャンスを掴みました。

 

 

早いとはですが遅くもなく、1年目は故障でほぼ投げれなかったが2年目に巻き返す、少し遠回りもだが順調な成長での現在位置だと思います。ここから一気に支配下契約を勝ち取るところまで走り切るのは難しいとは思うが、今回の1軍が大きな一歩になることは間違いないでしょう。

 

松田くんは最速148キロのストレート、変化球はカットボール・スライダー・カーブ・チェンジアップ・ツーシームと多彩。打者との間合いによる駆け引きと制球力が武器となる左投げ左打ちの投手、主に救援でやってますが先発向きかもしれません。なんとかね、今季オフに支配下、そうなればと祈ります。とにかく今季の先を掴んでもらいたいです、そこ向け大事な紅白戦登板、いいアピールをです。

 

 

登録名マルクこと石田健人マルク投手も1軍昇格。マルクくんは第1クールのストライクテストは最下位、第2クールに行われたシート打撃登板での追試で打者8人と対戦し被安打1、打者相手の投球で結果を残し合格、それによる今回の昇格です。

 

マルクくんは2017年ドラフトで育成2位指名を受け龍谷大学から入団、2020年シーズン途中に支配下契約を勝ち取った独特の投球フォームで知られる右腕です。そういう変則的な投球フォームのため課題はクイック、そして制球力、ここが良くなれば球に力はありますので面白い存在となれる投手だ。

 

 

このオフは柳裕也投手を師事し宮崎県都城市で自主トレ、柳塾に入門し鍛え迎えたキャンプです。師匠の柳くんはマルクを速くなったと高評価する、ただこの速くなったは球速ではなく足ですがwww。

 

冗談も交えての評価ですが柳くんの自主トレは走ることが中心、そうして鍛える下半身強化が意外と深い意味を持つ言葉なのかもだ。マルクくんの課題を解決するのに必要なものだと思う下半身の強化、速くなったはそれが出来てるということであると考えます、以前のような分かりやすいボール球は少なくなっていると感じますし、四死球が減ってるのでそう思います。

 

お父さんがベルギー出身のシェフでお母さんが日本人、スペインで生まれ名古屋で育ったマルクくんは東邦高校のOBで藤嶋健人投手や石川昂弥内野手らの先輩。実戦に強いタイプでもあるマルクくん、第3クールからは実戦形式の練習も増え試合も入ってくる、ここでアピールして1軍に残っていければですね、開幕メンバー入り目指していってもらいたいです。

 

 

マルクくん松田くんと入れ替わりで2軍へとなった橋本くんですが、その降格理由などは不明です。第2クールに行われたシート打撃登板での追試、こちらに参加予定だったが直前で登板を回避している、その時の理由も分かっていないが翌日に投げてはいたので故障ではないと思うのだが。とにかく1軍再昇格目指しアピールですね、橋本くんの一日も早い再昇格に期待したい。

 

 

春季キャンプはここから練習強度は上がり、紅白戦や練習試合など実戦もとなります。第2クールを終え状態が良い選手、若手野手では岡林勇希外野手に石川昂弥内野手が良いそうだ。岡林くんはバットも振れてますし守備も良い、石川昂弥くんの飛距離は本当に凄いと良い感じですので楽しみですね。

 

他に野手は木下拓哉捕手、京田陽太内野手、高橋周平内野手も良い状態だそうです。木下拓くんは中村紀洋1軍打撃コーチの現役時代を見るような打撃になっています、凄く似てますね。京田くん周平くんが取り組んでる新打撃フォーム、順調に仕上がって来てるようです、ここも要注目です。

 

 

新人ではドラ1のブライト健太外野手とドラ2鵜飼航丞外野手、シート打撃など実戦形式の練習もとなり課題も増えて来てるとこだが元気、とにかくまずはキャンプを完走です。それは同期新人の投手、ドラ3石森大誠投手もですね、新人さんはここをまずクリアしてもらいたい。

 

その石森くんですが、最速155キロを計測の動く系ストレートを持つ左腕、変化球、決戦球のフォークボールは無回転系でしっかり落ちる、他にカットボールとツーシームを持ちます。救援投手として即戦力の期待、コンディションさえ良ければ開幕1軍メンバーだと思える投手、しっかり調整して開幕にしっかり合わせていって欲しいです。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。