11月10日のドラゴンズ、ナゴヤ球場で秋季キャンプ、第2クール2日目が行われました。この日に立浪監督からマンツーマン指導となったのはアリエル・マルティネス捕手、強い打球、飛距離を増していくためにとティー打撃でポイントを前にして打つようにと指導を受ける、アリエルくんは監督から大砲としての期待を受け喜ぶ、指導に感謝する。

 

打撃改造中の高橋周平内野手に立浪監督は「良くても悪くても堂々としていないといけない」と技術指導だけでなくメンタル面へのアドバイスも、練習でも上手くいかないと表情が曇りがちな周平くん、精神面でのマイナスは迷いに繋がる、クヨクヨしても良い事はないとの話しがあったそうだ。指導を受ける打撃技術は理解できているそうです、それを体に染み込ませているところ、打撃改造は順調なようだ。

 

 

小笠原慎之介投手は立浪監督と向かい合い中腰、左右へふわっと投げられたボールを低い姿勢のまま体を目一杯伸ばして追いキャッチ、所謂ペッパーと呼ばれる練習の1種ですね、ペッパーとはトスを意味する言葉でもあります。

 

なかなかに厳しい練習でして慎之介くんは立浪監督からトスされるボールを追い苦悶の表情も、「きつい!」を連発する。練習後に立浪監督から「この練習は家でも出来るからな、彼女にでも投げてもらえ」と自宅でもやるようにと言われる、これに慎之介くんは「彼女はいないんで、お母さんにお願いします」と返し笑いを誘った。秋季キャンプ、厳しい練習が続いてますが良い雰囲気ですね。

 

 

秋季キャンプが行われてるナゴヤ球場に隣接するドラゴンズ選手寮、昇竜館ではこの日から契約更改が始まりました。契約更改の初日、今年の契約更改の1番手は2020年ドラフト6位で社会人のJFE西日本から入団した三好大倫外野手、旧年俸840万円から100万円減の新年俸740万円でサイン。

 

始めての契約更改を終え三好くんは、「来年は勝負の年だと思うのでレギュラーを取れるように結果を出していきたいです」と意気込みを話した。三好くんは春季キャンプで評価を上げオープン戦の頃までは良かったが結果として1軍出場無し、2軍でも苦戦が続いた今季です。来季へ向けては秋季キャンプで三好くんも打撃改造に取り組んでいる、いい結果につながればですね、活躍に期待です。

 

 

大野雄大投手、現状維持の年俸3億円プラス出来高5千万円でサイン。大野雄大くんは複数年の3年契約、来季がその2年目で年俸の3億円に変動は無いが出来高部分での交渉はあるようです、そこも含めての現状維持となります。

 

契約更改を終え大野雄大くんは会見で、「今季については振り返りたくないです」と話す、東京五輪で侍ジャパンの金メダルに貢献する活躍もしているがドラゴンズのエースとして納得のいく結果を残せなかったと悔やむ。今季としては自分のことではなく「柳がタイトルを取ってくれて嬉しかった」と柳裕也投手の投手2冠を喜ぶ、早く切り替えて来季へとしたいことから契約更改は初日にしたことを明かした。

 

 

来季こそ、巻き返しを誓う大野雄大くんは開幕投手への立候補者第1号となります。大野雄大くんは年明け早々に沖縄入りし自主トレ開始、田島慎二投手や橋本侑樹投手らと自主トレを行い調整する予定、「2月1日にはブルペンに入りたい気持ちは強いです。投げます」ときっぱり、春季キャンプ初日にブルペン入りし開幕へ向け準備していくそうだ。

 

来季開幕は3月25日、東京ドームでの対巨人3連戦でとなります、「立浪監督も相当に気合いが入られてると思います。柳もいるし慎之介もいる、絶対にやらせてくださいということではないですが、そこに100%の状態でいけるようにやっていくのは間違いないです」と開幕投手への意気込み、3月25日に向けた準備をしていきますと強くアピール。

 

開幕投手に大野雄大くんが名乗りを上げたことに立浪監督は、「その心意気、喜んで受け取りました。意気込みが嬉しいです」と話しています、開幕投手の決定は春季キャンプの前半でとなるそうだ、落合英二ヘッド兼投手コーチと話し合い決定されるそうです。開幕投手は誰に決まるんでしょうね、立候補した大野雄大くんがそこへとなれたら良いですね、何事もなく順調に準備を進めていってもらいたいです。

 

 

木下拓哉捕手、旧年俸2400万円から2400万円増の新年俸4800万円でサイン、昨年の契約更改では保留者第1号となったが今年は一発更改となりました。更改交渉後の会見で木下拓くんは、「去年はいろいろありましたが‥。今年は十分な金額だったのでサインしました」と笑顔。

 

2021年シーズンの木下拓くん、123試合に出場し打率2割7分で11本塁打の43打点、出場試合数や打撃成績はキャリアハイです。個人成績としては良かったところもだがチームとしてはリーグ5位、このチーム成績には正捕手として責任を感じていると木下拓くんは話している。

 

木下拓くんは来季に、「正捕手としてやらないといけない自覚はあります。個人の成績もチームの成績も、来季が終わった時に胸を張って言える成績を残したい、順位で示したいです」と意気込みです。

 

 

梅津晃大投手、旧年俸1500万円から300万円減の新年俸1200万円でサイン。梅津くんは契約更改後の会見で、「不甲斐ない1年でした、来年はやり返したい思いです。来季は野球人生の中でも大切な1年になると思います、最終的には大野雄大さん柳さんのようにタイトルを取ってチームに貢献がしたいです。まずは1軍で完走できるように頑張りたいです」と話した。

 

今季から背番号を18番に希望し変更、飛躍の年としたかったが1軍登板は僅かに3試合、未勝利のまま今季が終わってしまった。梅津くんがローテに入ってくれると大きいので来季こそです、期待したい。

 

 

森博人投手、旧年俸1200万円から100万円減の新年俸1100万円でサイン。森くんは2020年ドラフト2位で日本体育大学から入団の新人、ルーキーイヤーとなる今季は9月に1軍デビューし10試合に救援登板で防御率3・00、デビューから6試合を連続無失点登板と1軍戦でも戦っていける力があると証明できている。

 

2年目となる来季に森くんは、「チャンスも少なくなってくる。中継ぎの先輩は調子が悪くても抑えます、そこを課題にやって開幕1軍を目指します」と開幕1軍を目標に掲げる、開幕から1年フルに戦っていきたいと意気込みです。森くんは順調に育ってると思う、軸となるストレートをしっかり磨いて来季へとしてもらいたいです、目標の開幕1軍の達成してもらいたい。

 

石岡諒太内野手、旧年俸540万円から22万円増の新年俸562万円でサイン。石岡くんは入団6年目、今年8月に育成から支配下契約へ復帰、10月にはプロ初安打も記録です。その活躍からの微増、初めてプラス査定を受けた石岡くんは来季に、「初お立ち台を目指します。チームの勝利に貢献したいです」と意気込み。力強いスイングから勝負強い打撃が魅力、お立ち台に立てる一打を来季こそです。

 

 

育成の松田亘哲投手、現状維持の年俸300万円でサイン。育成2年目の松田くん、2軍戦で結果も出し支配下選手契約も見えてきてる現在地、来季は育成での3年目、勝負の年となってきます。国立名古屋大学からドラゴンズへ入団のインテリ左腕、トレードマークは黒縁メガネでキャラも強い松田くん、支配下を勝ち取り全国区にです、1軍のマウンドへも上がれる二桁の背番号を掴んでもらいたい。

 

育成の松木平優太投手、現状維持の年俸300万円でサイン。2020年育成ドラフト3位で精華高校から入団の松木平くん、今季は体つくりがメインで入団時65キロの体は現在74キロに増量成功、細かった体には筋肉が付き厚みも、まだまだなとこもですがプロで投げれる体の土台はつくれてきています。

 

松木平くんは「体幹を引き締めて強い球を投げたいです」と話している、今後はより体幹も鍛えていこうと体つくりは上のステージへとなっていくようだ。松木平くんは将来、郭源治さんのような投手になるのでは、そういう期待もしている右腕です、しなやかというか躍動感のある投球が魅力ですね、楽しみですよ。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。