2月27日のドラゴンズ、沖縄県中頭郡北谷町美浜にあるアグレスタジアム北谷、ここに阪神タイガースを迎えまして練習試合が行われました、その結果は8-1でドラゴンズが負けました。

 

 

2月1日から26日の日程で春季キャンプを行ったアグレスタジアム北谷、昨日キャンプを無事打ち上げましたが引き続きここで練習そして試合もとなっています。本日の対阪神戦、ドラゴンズのスタメンは①大島洋平(中)②京田陽太(遊)③平田良介(指)④阿部寿樹(二)⑤高橋周平(三)⑥滝野要(一)⑦岡林勇希(左)⑧桂依央利(捕)⑨三好大倫(右)[新人]、先発は大野雄大投手です。

 

 

今年初の実戦登板となる先発の大野雄大くん、2回を投げ被安打4失点3の奪三振3与死球1。立ち上がりの1回表、先頭1番近本選手の打球は嫌な位置へとなりライト三好くんがダイビングキャッチを試みましたが捕球出来ずの2塁打、2番糸原選手がライトへのヒットで続き無死3塁1塁、3番ルーキーの佐藤選手に死球を当ててしまい満塁としてしまう。

 

4番サンズ選手を外角ツーシームで見逃し三振の1死満塁としたが5番マルテ選手に初球の真ん中高めに入ったストレートをレフトライン際へ打たれた2点タイムリー2塁打で2-0の1死3塁2塁。6番高山選手にセンターへの犠飛を決められ3-0の2死2塁、7番糸井選手は見逃し三振で3アウトとしたがこの回3失点、先制を許しました。

 

2回表は8番坂本捕手を空振り三振とし1死での入り、9番山本選手にレフトへの2塁打を打たれ1番近本選手のセカンドゴロは進塁打の2死3塁、2番糸原選手をセカンドゴロの3アウトで無失点。

 

 

予定の2回を投げ終えた大野雄大くんは登板を振り返り、「初実戦で不安でしたが、2イニング6個のアウトを取ることが目標だったので、投げられて良かったです。良くも悪くもストライクゾーンで勝負していくのが自分の投球、あれだけストライクが取れてしっかりと腕も振れててストライクゾーンで勝負はできていた。高めに浮いてるのも今の時期は仕方ないし、去年よりはええかなと思います」と話した。

 

ちょっとだけ甘くなっていたと感じる、立ち上がりは緩いところも出てしまい、嫌な当たりがら相手に流れが出来てしまっての3失点。2イニング目も制球の甘さはあったが緩さは消え大野雄大くんらしい球が出始めていた、この日は予定が2回ですけども投げていけば立て直せただろうなとは思う。結果としては3失点が残念ですが、開幕へ向け順調な仕上がりではないでしょうか、良いスタートです。

 

 

先発からの継投は、福敬登投手・三ツ間卓也投手・岡田俊哉投手・山本拓実投手・橋本侑樹投手・木下雄介投手。3-0で迎えた3回表を福くんで3分の1を投げ被安打2失点1。福くんは3番佐藤選手をショートゴロに打ち取ったが京田くんが1塁へ悪送球してしまい無死2塁、4番サンズ選手はセンターフライで犠飛になり1死3塁、5番マルテ選手にレフトへタイムリーを打たれ4-0の1死1塁。

 

続く6番高山選手にもヒットで続かれ1死2塁1塁、ここで降板となり継投へ。予定登板回を投げ切れなかった理由としては球数、打者4人中2人に二桁の球数でマルテ選手とは17球の勝負となってしまった、アウト1つで36球も投げてしまったので今回はコンディションを考え、ここまでとしたそうだ。

 

福くんは、「初登板でしたが特に緊張することなく投げられました。もう一段階上げれると思う、その時には今日、横に飛んでいた球が空振りになればです、開幕までの1ヶ月間でしっかり仕上げていきたいです」と登板を振り返る。球数の多い勝負になるは昨年からの課題だと思う、今季はこういう勝負が少ない投球となればだ、調整を頑張ってもらいたい。

 

 

4-0での3回表1死2塁1塁からを三ツ間くんで、1回と3分の2を投げ被安打0失点0。三ツ間くんの入りは1死2塁1塁で7番糸井選手、ファーストゴロに打ち取ったが進塁打の2死3塁2塁、8番坂本捕手をサードゴロの3アウト、3回表を終わらせます。回を跨いだ4回表は9番山本選手から近本選手糸原選手をファーストライナー・センターフライ・ショートライナーの三者凡退、ナイスリリーフです。

 

 

ドラゴンズの得点は1点。4点を追う4回裏、この回から阪神は2番手に藤浪投手、回の先頭2番京田くんがフルカウントからの6球目、外角ストレートを打ちレフトへの2塁打で得点圏へ攻め込む。3番平田くんのサードゴロは進塁打の1死3塁、ここを4番阿部くんが前に出たショートを強襲するレフトへのタイムリーで4-1の1死1塁、いい攻撃が出ましたがこの試合の得点はこれだけ。

 

タイムリーの阿部くんは「打てて良かったです」と振り返る、この前の打席では阪神先発青柳投手からチーム初安打となるライトへのヒット、2打席目はタイムリーでチーム唯一の打点を叩き出す。

 

阿部くんは「今の時期は打っても不安だし、打てないのも不安なので」と話す、「シーズンに入るまでは、いつ打てなくなるか分からないのでシーズンが終わるまで安心はできません。常に不安ですから、それを払拭するために練習あるのみです」と続けた。練習試合で結果を重ねてる阿部くんですが、こういう不安を持っての日々、好調であっても慢心せずの姿勢です。

 

 

4-1となっての5回表を岡田くんで1回を投げ被安打0失点0の奪三振2。岡田くんは3番佐藤選手からサンズ選手マルテ選手を見逃し三振・見逃し三振・センターフライの三者凡退、阪神クリーンナップを強く抑えた好投です。岡田くんは、「今日はストレートが良かったです。ストレートをしっかり投げれれば変化球も良くなってくる、今日の感じを忘れずに投げていきたいです」と話した。

 

この日のストレートは守護神を務めてた頃の球ですね、即開幕でもやれるレベルに良いストレートでした、これがあってスライダーやフォークが生きる、この調子だ、今季の活躍に大きく期待です。

 

 

6回表からは山本拓実くんで2回を投げ被安打5失点4の奪三振1与四球1。入りの6回表、6番高山選手をショートフライで7番糸井選手を空振り三振の2死としたとこまでは良かったですが、8番代打原口捕手への2球目、真ん中やや外寄りと激甘スライダーを投じてしまいレフトスタンドへのホームランで5-1、ほんと残念な1球だったです。

 

続く9番山本選手には2球で追い込んだが粘り負けの四球で2死1塁、1番中野選手にセンターへのヒットで続かれ2死3塁1塁、ここを2番育成の小野寺選手に特大の3ランホームランを打たれ8-1、真ん中高めのストレートでこれも甘めだ、がっつりいかれてしまった。3番佐藤選手をファーストゴロで3アウトとはしたが、2死から2被弾で4失点はいけません。

 

7回表、ここから加藤匠馬捕手がマスクを被ります。山本拓実くんは4番陽川選手5番小幡選手をレフトフライのセカンドゴロで2死、ここから6番高山選手7番糸井選手に連打され2死2塁1塁、8番原口捕手をレフトフライの3アウト、なんとか無失点にはしています。山本拓実くんはアピールしないといけない組、結果も内容も良くない投球としてしまったのは痛いです、降格の危機が迫りつつある。

 

 

8-1となっての8回表を橋本くんで1回を投げ被安打0失点0の奪三振1。橋本くんは9番山本選手から中野選手小野寺選手を空振り三振・ショートゴロ・ショートゴロの三者凡退、橋本くんの状態が上がってきてますね、しっかりストライクゾーンに投げれるようになってきてるのでこの調子です、次も好投で安定感を出してもらいたい。

 

9回表は木下雄介くんで1回を投げ被安打0失点0。木下雄くんは3番佐藤選手から陽川選手小幡選手をファーストゴロ・セカンドフライ・セカンドゴロの三者凡退、「今日は結果にこだわって思いっ切り腕を振って投げました」と登板を振り返る。思う通りにで勢いのあった良い投球だったと思う、木下雄くんも好投を重ねて安定感を出してもらいたいですね。

 

 

7点差の9回裏、出来れば1点でも返したいとこだったが1死から加藤匠馬くんが内野安打で出塁したが三ツ俣大樹内野手の空振り三振と加藤匠馬くんの盗塁死の併殺で試合終了となりました。

 

この試合の良かった部分は投手陣では三ツ間くん岡田くん橋本くん木下雄くんの好投、野手陣では阿部くんが3打数2安打1打点の打撃、京田くんの2塁打も良かったし凡打の内容が変わり始めてるとも感じる。途中出場で1打数1安打の根尾昂内野手もアピール出来たと思う、守備も良かったですし面白いことになりだしてますね。

 

あとは地味に滝野くん、ファーストの守備が良いんじゃないでしょうか、問題無くやれると感じます。滝野くんは打撃で結果出てないけど足もありますし専門は外野で確かサードもやれたはず、使い勝手は良いタイプですから1軍に生き残るかもしれません。さあ明日28日は北谷で東北楽天との練習試合です、良い内容のゲームで勝利としてもらいたい。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。