12月2日のドラゴンズ、ナゴヤ球場に隣接するドラゴンズ選手寮・昇竜館では本日も契約更改、11選手が交渉に臨みサインとなりました。そして新外国人選手2選手との契約交渉が大筋で合意に達したそうです、正式発表はまだですが入団が決まったようだ。

 

 

契約が大筋で合意に達したという2選手、マイク・ガーバー外野手、ランディ・ロサリオ投手です。マイク・ガーバー外野手はアメリカのテネシー州ナッシュビル出身で右投げ左打ちの28歳、2014年にプロ入りしメジャーは2シーズンで通算30試合に出場、ほぼマイナーで活躍の選手です、アロンゾ・パウエル巡回打撃コーチの推薦があり獲得へとなりました。

 

今季はマイナーリーグが開催中止となってますが、昨年の2019シーズンにサンフランシスコジャイアンツ傘下の3Aチームで119試合に出場し打率308、26本塁打の83打点、二塁打41本という結果を残してる中長距離砲、このジャイアンツ時代にパウエルさんが指導したようです。打撃は三振が多いとこは気になりますが、外野3ポジションを守れる守備力は高い、そして足も速く走力も高いです。

 

 

もう1人、ランディ・ロサリオ投手はドミニカ出身の26歳、左投げ左打ちで最速156キロを計測のストレートを持つ救援投手です。メジャー通算69試合に登板し6勝1敗8ホールド1セーブ、左殺しとして対左のワンポイントで活躍してましたがメジャーでワンポイント登板が禁止となってしまったことから出番が激減、今季はロイヤルズで4試合の登板、メジャーでの初黒星を記録となる。

 

ロサリオくんはスライダーとツーシームを軸としチェンジアップを組み合わせた攻め、ゴロアウトの山を築いていく投球スタイルのパワーピッチャーです。対右に弱い傾向があるとされていて、この部分は課題になるとは思いますが克服できるだけの球と技術はあると感じます。

 

ガーバーくんロサリオくん、どちらも日本野球初挑戦、やってみないと分からない部分もですが順応出来れば面白い存在になると思います、期待したいです。特にですがロサリオくんが加入し機能してくれれば救援陣の左の筆頭、福敬登投手の負担軽減になるのは大きいですね、救援左腕の補充はしたいところだったので良い補強になるかもです。

 

 

契約更改、2日は11選手が契約更改交渉に臨みました。藤嶋健人投手、旧年俸2000万円から160万円減の新年俸1840万円でサイン。藤嶋くんは今季26試合に登板し1勝0敗1セーブ、プロ初セーブを記録したシーズンとはなったが会見で「今年は相手打者と野球の勝負ができなかった。結果を出せず悔しいシーズンでした」と振り返る。

 

交渉では球団から来季勝ちパターン入りへの期待を寄せられたそうだ、藤嶋くんは「チームの勝利に貢献したい、その一点です。勝ちパターンに入るのが全てではないですけど、そういうところで投げられたら、より勝利に貢献できると思います」と意気込みを話した。来季に向けて藤嶋くんは小さく鋭くをテーマに投球フォームを修正、理想はキュッとパン、独特の表現で説明です、小さく鋭く体を回すことらしい。

 

 

勝野昌慶投手、旧年俸1100万円から550万円増の新年俸1650万円でサイン。勝野くんは昨年秋に発症したヘルニアから復活、今季13試合に登板し4勝5敗の成績を残しました。来季に向け勝野くんは「右投手での1番になるために1年間ローテを守りたいです、試合をつくれる安定した投手になりたいです」と話した。先発陣期待の若手の1人、良いオフとして今季の手応えを来季につなげてもらいたい。

 

山本拓実投手、旧年俸1100万円から44万円減の新年俸1056万円でサイン。今季は9試合に登板し1勝3敗、開幕ローテに入ったが不調から先発を外れる経験も。山本拓実くんは「貢献できず、チームに迷惑をかけました」と振り返り、来季へは「今年があったから良くなったと言われるように、やっていかないといけません。来年は1年間1軍、チームの優勝に貢献したいです」と話した。

 

橋本侑樹投手、旧年俸1200万円から150万円減の新年俸1050万円でサイン。ドラ2橋本くんは今年がプロ1年目、開幕1軍入りを果たしたが14試合の登板に終わる、目標としていた1軍定着はできなかった。橋本くんは来季は先発に挑戦したいと話している、そのために課題の制球を改善すると制球に重点を置きオフを過ごすとしています、頑張ってもらいたい。

 

 

濱田達郎投手、旧年俸600万円から50万減の新年俸550万円でサイン。大きな故障から育成を経験、長いリハビリを経て支配下に復帰し迎えた今季は7試合に登板、左のサイドスローに転向したことで体に負担なく1年やれたという手応えがあったシーズンとなりました。濱田くんは来季に「20試合登板を超えたいです」と目標を掲げた、そのために左右への投げ分けを磨くという。

 

石垣雅海内野手、旧年俸660万円から140万円増の新年俸800万円でサイン。今季は25試合に出場、9月の巨人戦でプロ初本塁打を放ちました。石垣くんは「初ホームランは嬉しかったですが全体的に見ればまだまだです。1軍ではいろいろ勉強させてもらうことがありました、これを来年につなげないといけません、気を引き締めていきたいです」と会見で話した、目標としては二桁本塁打としています。

 

佐藤優投手、旧年俸1700万円から270万円減の新年俸1430万円でサイン。14試合登板で4ホールド、佐藤優くんは「調子が悪くなったり、打たれたりした時に修正できずズルズルいってしまった、悔しくて情けないシーズンになりました」と反省、来季へは「結果を出すしかないです。チームの戦力となれるように、与えられた場所でフル回転したいと思います」と話しました。

 

 

マルク投手、現状維持の新年俸420万円でサイン。育成で入団し3年目、シーズン途中に念願の支配下選手登録を勝ち取り3試合に登板、良いこともだったがこの3登板で1軍の高いレベルを痛感する。マルクくんは「1軍の打者は打ち損じません、自信のあった真っすぐも打たれました。もっともっとやっていかないといけません」とレベルアップを誓う、このオフに1つ球種を増やしたいとしています。

 

鈴木博志投手、旧年俸2200万円から550万円減の新年俸1650万円でサイン。減額制限いっぱいの25%ダウンとなった博志くん、プロ3年目の今季は僅か6試合の登板に終わった、「今年1年間は全然仕事ができなかったです、安定感が欠けていました」と振り返り反省。

 

苦しんだシーズンの途中、与田監督のアドバイスを受け投球フォームをサイドスローに転向、これが成功しフェニックスリーグで「全ての球種で腕が強く振れる状態まで来てます、元々のスピードで投げれてるし、これだという感覚も掴めました」と手応え。来季へは、「1年1軍で戦いたい。色々な厳しい場面で投げてきているので、もう一度そこで投げれるようにやりたいです」と話した。

 

 

高松渡内野手、旧年俸600万円から48万円減の新年俸552万円でサイン。プロ3年目の今季、開幕前の練習試合では活躍もだったが1軍戦出場無しに終わった高松くん、来季へは「代走枠に入るのが目標です。ホークスの周東さんも代走からレギュラーとなったので、僕も代走から同じようにと思っています」と意気込み、自慢の足で勝負すると宣言です。

 

石川翔投手、旧年俸700万円から63万円減の新年俸537万円でサイン。昨年右肘の手術を受けた影響からプロ3年目の今季は1軍登板なし、2軍でも3登板のみでしたがフェニックスリーグでは救援投手としての可能性を示せました。

 

交渉を終えた石川翔くんは、「救援で勝負していきたいです。自分の感覚では1イニングを全力で投げて、ぴしゃっと終わりたい。最終的には守護神を目指したいです」と後ろで勝負していくとしています。目標の投手像は元阪神の藤川球児さん、藤川さんの火の玉ストレートのような分かってても打てない真っすぐを投げたいと話しています。

 

 

この日の契約更改は順調にとなったようです、そして新外国人選手での動きもとなりました。ドラゴンズの契約保留者名簿に記載の選手は58人、ここにドラフトでの支配下6人に新外国人が2人、これで66人とり支配下70人枠まで残り4枠、どうでしょうね、あと1人くらい補強はあるのだろうか、本格的なオフシーズンに入り気になる部分です。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。