１２月３日のドラゴンズ、２０１９ドラフト１位指名、東邦高校・石川昂弥内野手が名古屋市内で行われた中部運動記者クラブ総会に出席し、中部スポーツ賞の大賞を受賞し表彰を受けました。
今春に行われた第９１回選抜野球大会で優勝の東邦高校、平成最初の選抜王者東邦が平成の最後の王者になれるかで大きく注目された大会でした。石川昂弥くんはこの大会に投手兼野手の二刀流で活躍、東邦高校野球部は今年の中部スポーツ賞・大賞に選ばれ、石川昂弥くんはチームの一員としてこの賞を受賞です。東邦高校のみなさん、大賞受賞おめでとうございます。
表彰式後の会見で石川昂弥くんは、「自分の高校野球での目標を達成するため、将来の夢を叶えるために、必死に頑張った１年でした」と話しました。春の全国制覇、夏の大会は県予選で敗退と全国へは行けなかったがU１８代表メンバーとして世界大会に、そして秋に意中の球団からの１位指名、悔しいこともあったが２つの大きな良い出来事もとなったアマ最後の１年を振り返る。
１２月となり本格的なプロ生活がはじめるまで約１ヶ月、石川昂弥くんはその準備に、「プロで戦っていけるように体力、技術、精神面での強化すること。プロ１年目からレギュラーを獲るつもりで無心にやっていきます」と続けました。
ドラフト指名後、石川昂弥くんはトレーナーとマンツーマンでのトレーニングを続けている、「木のバットで打っても、明らかに飛距離が違ってきてて金属以上になってます。トレーニングの成果です」と現在準備は順調に進んでいると自信をのぞかせていたそうだ。
確かに石川昂弥くんの木製バットへの順応は高く、木製バット使用の大会となるU18代表での試合で素晴らしい打撃を披露、これがあってドラフトへ向けプロからの注目度が急上昇しています。
木製バットへの順応が高い理由、これは東邦高校野球部での練習が大きいようだ。東邦高校は試合と試合直近の練習以外は金属バットを使わないようです、普段の練習は木製バットで行ってるそうだ。
なので金属から木製へは金属を中心とした選手より順応しやすい、さらに石川昂弥くんの場合はU18代表への参加前に社会人チームへ出稽古も行い木製バットでの打撃を強化している、使えるレベルに木製バットを操れるようになっているのも大きいです。
昨年の秋、同じような時期のドラ１根尾昂内野手は木製バットに苦労していたが、石川昂弥くんにはそれが無い、１年目からの活躍を宣言してるが意気込みだけでなくやりそうなとこもある。これは夏に全国へ行けなかったのもあります、根尾くんの場合は高校での戦いがあったのでその分の遅れ、タイプは違いますが打撃センスは二人ともハイレベル、将来のクリーンナップ候補であるのは間違いない。
石川昂弥くんは来年１月の入寮そして新人選手合同自主トレに向けた準備を続けます、その間にドラゴンズ公式ファンクラブ主催の新人選手歓迎会が１２月１５日に開催、抽選に当選したファンクラブ会員３００人にお披露目となります。
この新人選手歓迎会の前後で新人選手入団発表も行われると思います、そこで決定の背番号も発表になると思いますが、今年はどういう流れとなるのかな、楽しみですね。
今年はプロ１年目、プロでの後輩が居なかった昨年のドラフトから入団の選手たち、もうすぐプロでも後輩ができて先輩選手となります。その一人、２０１８ドラフト１位指名で大阪桐蔭高校より入団の根尾昂内野手、根尾くんは現在、台湾国で開催中のアジアウインターリーグへ参加中、本日は日本社会人野球選抜となるJABAとの対戦、根尾くんが入るNPBホワイトが後攻めで５－２の敗戦です。
この試合の先発はドラゴンズの阿知羅拓馬投手、阿知羅くんは７回を投げ２失点で勝ち負け付かず、２－２で迎えた８回表に２番手投手が３失点しての敗戦です。ドラゴンズからの選手で他に出場は根尾くんが３番センターでスタメン、打撃は４の０と無安打、外野に入るとあまり打ててないのが気が掛かり、慣れない外野なので守備に気がいってしまうのかな。
そしてもう１人、石橋康太捕手が８番キャッチャーでスタメン、阿知羅くんとバッテリーを組んでの出場で打撃の方は四球を２つ選び取ってます。え～プロがアマに負けるなんてと思ってしまいますが、毎年のことなんですけど社会人選抜は強いんです、今年も良いチームですね、来年のドラフトでここからプロへとなる選手は多いと感じます。
地元ですとトヨタ自動車の栗林投手、名城大学出身で大学時代は元ドラゴンズの山内壮馬コーチの指導を受けた選手です。大学からプロへとはならずトヨタ自動車へ進み１年、指名候補へ確実に入れる存在になって来てると思います、ドラゴンズは大学時代から高く評価してた投手、この調子で来年もとなればドラフト指名の可能性は高い、楽しみです。頑張れドラゴンズ！熱く応援しています。
