11月15日のドラゴンズ、ナゴヤ球場と沖縄は北谷公園野球場で秋季キャンプ、本日よりキャンプ最終クール、第5クールがはじまりました。

 

 

まずは北谷組、午後に行われたシートノックで根尾昂内野手がセンターの守備につきました、この秋より本格的にショート以外のポジションへもチャレンジ中の根尾くん、外野ではここまでにレフトそしてライトのポジションでのシートノックを経験、この日はセンター、これで外野全ポジションをコンプリート。

 

根尾くんは外野守備に「まだまだですよ」と話す、本格的にはじめたばかりですので間違いなくまだまだなんですが、飛球を追っての動きに捕球、内野とは違う距離の長い送球、外野手としての根尾くんは日に日に成長しかなりのところまで来てるそうです、1軍で使えるレベルに達するのもそう遠くない。

 

 

高校時代は投手兼野手の二刀流で全国制覇、高い身体能力を持つ根尾くんのユーティリティープレーヤー化、本職はショートだがセカンドそして外野を守れる選手を目指すチャレンジは来季1軍で戦うために大きな力となるだろう。

 

そのためには打撃で結果を出すことが必須だが、ショート1本の場合は並の結果では現ショートレギュラーには勝てない、しかしユーティリティーならばチャンスはある。起用幅があればショートのポジションを奪う最終目的に向け同じ舞台には上がれる、根尾くんがショートで勝負したいと考えるなら1軍まで上がらないといけませんから、この方向はベストなんじゃないでしょうか。

 

もしかしたらショートへの拘りはどこかで消えるかもしれない、いろいろなポジションを経験しここだって思う場所が見つかるかもだ。可能性の塊でもある根尾くんのプロでのベストポジション、いったい何処なんでしょうね、それが判明するその時を楽しみに待ちたい。

 

 

この根尾くんのライバル、今はまだライバルとしてカウントしてもらえない位置ですが、将来ショートのポジションを争うことになるかもしれないのが京田陽太内野手、11月末にはドラゴンズの新選手会長に就任する現ショートレギュラーのプレーヤーです。

 

その京田くんがどのくらい凄いのか、今季のUZRはセリーグショートで断トツの1位です、この指標としてのセリーグで一番いいショートとなります。このUZR (アルティメット・ゾーン・レーティング) とは守備力を数値化したセイバーメトリクス指標で守備率だけでは示せない守備範囲や肩の強さ、そういう総合的な守備力を数値として表してるものです。

 

簡単に説明するとグランドを細かく区切ってつくったゾーン、その中での打球種類や速度などを記録、その記録からアウトになる確率を算出し出たアウト確率と実際の結果を比べ数値化します、その数値に内野手は併殺能力、外野手は進塁抑止力を加え出たものがUZRとなります。え~説明してる私もよく分かってません、とにかくまあ難しいものですが、これで守備能力が分かるとされています。

 

 

UZRですが京田くんは17・5、数字の見かたは0が平均で増えてけば良いとなります、+5以上で平均以上となり+10以上で優秀、京田くんは+15以上あるのでゴールデングラブレベルの選手、今季のゴールデングラブ賞は何故か受賞できなかったけどUZR的にはそうなんです。

 

ちなみにセリーグで2番目に良いのが横浜・大和選手で4・4と平均レベル、ゴールデングラブ賞の巨人・坂本選手はー3・0、マイナス方向も5刻みでー5までは平均範囲ですので、ー3・0は平均レベルの守備となりますが大和選手を中の上とするなら中の下の指標となります。

 

野球を数値化するというのは非常に難しく無理もある、UZRにも欠点はあり正確に選手の守備能力が示せるかと言えばそうではないです。大体の目安、こういった評価もあるよくらいに考えるのがいいんじゃないでしょうか、そうだとしても京田くんが優秀はショートであることは間違いないですけどね。

 

 

いやあ~ゴールデングラブのときの悔しさが再燃して長々と書いてしまった、守備の賞なのに打力の印象で投票しちゃったと思うスポーツ記者に違うだろうがまだ残ってた。これね、受賞の選手も気の毒ですよ、何のためにベストナインがあるんですか、坂本選手がベストナインのセリーグショートは満場一致ですわ、ゴールデングラブ賞とは何かをもう一度しっかり考えてもらいたいです。

 

 

さあタイトルにもなってる本題に。ドラゴンズが2019ドラフト1位指名の東邦高校・石川昂弥内野手に背番号2を提示したことが分かりました、荒木雅博2軍守備走塁コーチが現役時代背負っていた背番号、引退後は空番となってた2番がグランドに帰ってきます。

 

 

ドラゴンズで背番号2というと荒木くんの印象が強く主砲候補の石川くんとは選手としてのタイプが大きく違い、違和感もですが視野を広くすると2番への印象が変わります。

 

例えば小笠原道大さん、今季限りでドラゴンズを退団され現在は北海道日本ハムでコーチとなってますが、小笠原道大さんの現役時代、ドラゴンスでは違ったが日ハムと巨人で背負ったのは背番号2番、通算成績は打率3割1分の2120安打378本塁打の1169打点と活躍されています。

 

この背番号2番だと考えるなら三冠王を目標としてる石川昂弥くんには良い番号だ、そこにセカンドの名手で盗塁王の荒木コーチの2番の印象もプラス、打率に本塁打で打点と盗塁、四冠いけってことですかねこれ、背番号2番が最強ナンバーに思えてきた。

 

 

私は石川駿内野手が背負ってますが9番に決まるんじゃないと予想してました、荒木くんの印象が強いんで2番は違うな感があったんだけど小笠原道大さんの通算成績を差し込むと印象が大きく変わったです、いいと思う。ドラゴンの背番号2番、昭和なら田尾安志さん、平成は荒木くん、そして令和は石川昂弥くんの時代、そうなればですね、期待してます。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。

 

 

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