11月4日のドラゴンズ、ナゴヤ球場と北谷公園野球場で秋季キャンプ、第2クール2日目です。沖縄の北谷でキャンプを行う北谷組、前日に続き本日も走りの専門家、陸上競技の指導員の方を臨時コーチとして招聘し本格的に走りを学びました。

 

この陸上トレ、走力強化だけでなく怪我防止の意図も、股関節を柔らかくする目的もある。さらには調整力の強化も、短距離ランナーは大会に合わせ練習し本番は秒の世界で僅かな時間で全力を出し切る、その状態へ持っていくためのルーティン、本番で力を一気に開放するためのスイッチの入れ方、その勝負へと向かうメンタル、こういった部分を陸上競技から学び野球に生かそうという試みです。

 

今年の秋季キャンプのテーマは体操、体を自在に操ることを目指してます、キャンプでは珍しい取り組みが続いてますが、それらは全てこのテーマに繋がります。選手のレベルアップに必要と思われる体操、体を自在に操れるようになれば見える世界は変わるはず、一段上への足掛かりとなればです。

 

 

本職ショート以外へ本格的にチャレンジの根尾昂内野手、英智2軍外野守備走塁コーチから初の外野ノックを受けました。この時に見せた根尾くんの外野守備、英智コーチが絶賛する、「内野との感覚の違いがあるので心配してたけど、フライを捕る、追う感覚は非常に良かった」と評価する。

 

英智コーチといえば外野の名手、2004年のゴールデングラブ賞受賞者でもあります、そんな現役時代を持つコーチから良かったの言葉、根尾くんが持つ身体能力の高さをまた1つ証明です。根尾くんが外野を守ってるのは∪18とかで見てるけど、無難レベルで上手いとまではでした、外野を専門でやった今年ではないがショートの練習で培ったものが外野守備でも生きているのだと想像する。

 

まだまだ練習の段階なので外野やれるやんと手放しで喜ぶわけにはですが、英智コーチが評価するレベルでの外野の素養があるのは確か、今後楽しみですね。

 

 

若竜の雛。黒縁メガネのインテリ左腕、ドラゴンズが2019育成ドラフトで1位指名した名古屋大学の松田亘哲投手がやりました。愛知大学リーグの2部3部入れ替え戦、3部の名古屋大学が8-6で2部名城大学に勝ち2018年春以来となる2部昇格を決めました、おめでとうございます。

 

この試合に先発の松田くん、被安打11失点6もですが毎回の13奪三振で完投勝利、この6失点は自責無しだそうです。松田くんは入れ替え戦の第1戦でも先発し完投勝利、中1日での今回登板の球数は163球、昇格を決めた2勝はどちらも松田くんの勝ち星となります。

 

 

2部昇格を決めた松田くんは、「今日が最後なので、自分の役割を果たそうと思いました。2部に上げて、終わりたかったので」と話し安堵の表情を見せたそうだ。

 

松田くんは毎回走者を背負う投球で9回には2点差まで迫られ2死3塁2塁という一打同点もしくは逆転まである場面も迎えてます、前の登板でもですが終盤に大きなピンチを迎えてるが松田くんは踏ん張ってる、この投手は危機的状況に強いタイプかもしれませんね。

 

本日の登板が名古屋大学の松田投手として最後、松田くんの次はプロでとなります。目標だった名古屋大学の2部昇格を置き土産としたいを達成した松田くんは、来年1月の新人選手合同自主トレに向け、「今後も合同自主トレに向けて体つくり、土台つくりを続けていきます。怪我をせず、長くプロで投げれる投手になりたいです」と意気込みを話す。まずは支配下昇格です、期待しています。

 

 

こちらも来年からドラゴンズ、2019ドラフト4位の慶應義塾大学・郡司裕也捕手、東京六大学野球秋季リーグ戦の優勝は既に決めているが、勝ち点5となる5校全てに勝利しての完全優勝を狙った本日の試合は1勝1敗で迎えた早慶戦の第3戦、早稲田大学にサヨナラ負けし完全優勝ならずです。

 

郡司くんは、「早慶戦の難しさを改めて実感しました。完全優勝で終わりたかったけど、また勝ち点4、力不足を感じます」と悔しい表情、また勝ち点4とは郡司くんが1年の秋から7季続いた勝ち点4止まり、これもあって勝ち点5への強い思いだったが今回も最後の勝ち点1を掴めなかった。

 

 

狙った全勝優勝そして完全優勝も逃し悔しい気持ちもの郡司くん、しかし大学最後の秋季リーグ戦は優勝、そしてこのリーグ戦の三冠王を獲得しています。東京六大学の三冠王は郡司くんが戦後14人目、慶大では1996年春季リーグ戦で三冠王となった前巨人監督の高橋由伸さん以来となります。

 

三冠王に郡司くんは、「全然、狙ってなかったですが、練習してきた甲斐はありました」と喜ぶ。東京六大学野球、三冠王郡司くんの個人打撃成績は11試合で打率394の13安打10打点2本塁打、13安打中2塁打が4本のホームラン2本と半分近くが長打、高打率に繋がったのは2番手の選手より6つも多い四死球16、三振が3というのもほぼフルに出てる選手としては少ないです。

 

郡司くんは打撃を振り返り、「ボール球を振らずストライクは振る、これが結果につながったと思います」と話す。四死球の多さがこの言葉通りの打撃をしてると分かりますね、ボール球は振らないしストライクゾーンで勝負すると郡司くんの場合は長打力もあり怖さを持ってる、相手投手が嫌がるタイプだ。郡司くん、三冠王おめでとう、プロでも期待してますよ。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。

 

 

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