ドラゴンズの選手たち、4選手のみ現在もアジアウインターリーグの試合に出ていますが他の選手は12月なりオフシーズン、新春番組の収録やイベントに参加したりといろいろやりつつ自主トレも、来季へ向けた準備を進めています。

 

 

ナゴヤ球場に隣接の屋内練習場で不思議な練習を行う二人組、谷元圭介投手と福谷浩司投手が古武術の要素を組み入れた練習を行う。これは谷元くんが参加した筑波大学で12月1日2日に行われた日本野球科学研究会、その中の1つとして紹介されたのが『 野球に活かす古武術 』だった、谷元くんは「感じるものがありましたね。発見というか、できていたはずの動きを疎かにしていたと再認識しました」と話す。

 

肩の力を抜くには肩だけでなく膝を落とし脱力しなければならない、右膝に力を伝えるのなら足首や股関節の位置が重要となる、無意識的にやってたこともあるが古武術の体の使い方を聞き投球に通じるものがあったという。谷元くんは研究会で得た知識を福谷くんに伝え、2人で実践し練習に取り入れてみている。

 

 

武術は体の構造を研究しつくられているものでもあります、いろいろなスポーツで古武術の技法を取り入れられてたりもしてます。スポーツだけでなく日常生活に役立つ体の使い方もありますよ、私は両親の介護をしていた頃に古武術の技法を使った介助法の本を参考にしたことがある、動けない状態の人を起こして座らせたりとかって下手にやると自分も相手も大変、なので役に立ったと思い出します。

 

野球にどう役立っていくのかですが、良い効果が出るといいですね。谷元くんと福谷くんは、イップスと呼ばれる精神的な原因などから突然できていたはずの動作が出来なくなる症状に悩んでいます、症状は改善してきているそうだが新たしいチャレンジが完全回復への力となればと思う、2人が復活となれば投手陣には大きなプラスです、そうなることを期待したい。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。

 

 

さあ、ここからはようこそドラゴンズへ。11月6日にドラ1根尾昂内野手、11月8日にドラ6滝野要外野手、ここから間が空きまして12月5日にドラ2梅津晃大投手ときての第4回、今回紹介の選手は今年ドラフトで入団のドラゴンズ6選手の中で一番の即戦力候補です、本日はドラ3の勝野昌慶投手です。

 

 

中日ドラゴンズ2018年ドラフト3位指名、三菱重工名古屋、勝野昌慶(かつの あきよし)投手。岐阜県可児市出身、1997年6月12日生まれの21歳、183センチ89キロの右投げ右打ち、最速152キロの力のあるストレートを持つ本格派右腕です。

 

今年8月に結婚した勝野くん、来年はプロ野球選手としてデビューとなりますが新人パパとしてもデビューが決まってます。1月には家族が増え父となる、生まれて来る娘さんの名前に現在悩んでいるそうですよ。素敵な名前に決まるといいですね、無事の出産を祈ります。

 

 

勝野くんは小学2年生のときに友達に誘われ野球をはじめます、最初から硬式野球で小学生時代は岐阜東濃リトルリーグでプレー、中学時代は岐阜中濃ボーイズに所属しました。高校は岐阜県立土岐商業高校へ進学、1年夏の大会からベンチ入りし2年からはエース、甲子園出場経験は無く3年春の県大会準優勝が最高成績、東海大会は2回戦まで進出しています。

 

高校時代の最速は146キロを記録の勝野くん、しかし岐阜県の同世代には現在福岡ソフトバンクホークス在籍の高橋純平投手がいました。高橋投手は150キロオーバーと勝野くんの上をいく剛速球投手で甲子園出場経験もある、後に3球団競合のドラ1となる高橋投手と岐阜の剛速球右腕として比較されることも多かった2人、勝野くんもプロ注目の投手ではあったが社会人野球へ進むことになります。

 

 

三菱重工名古屋へ入社し硬式野球部へ入部の勝野くん、1年目の春から公式戦へ出場、社会人デビューし秋にプロアマ混成チームでのU23野球日本代表に選抜される、年齢制限付きの侍ジャパンチームに参加し∪23野球ワールドカップに出場、この大会で先発を任された対オーストラリア戦で自己最速を更新する147キロを計測、大会は日本が優勝し初代U23世界王者となった。

 

社会人2年目は春の長野大会で初完封勝利を記録、夏の都市対抗野球大会は故障のため出場できなかったが秋に復活、JABA日本社会人選抜チームに選ばれアジアウインターリーグへ参加し自己最速を更新となる150キロを計測。そして社会人3年目となる今年、春の静岡大会で最優秀新人賞を受賞、夏には都市対抗野球大会に補強選手で出場、この年も代表に招集されます。

 

8月にJABA選抜チームで出場のアジア大会では銅メダル、ここで現在の自己最速記録となる152キロを計測します。ドラフト会議でドラゴンズから指名を受けた後に開催のアマ最後となる日本選手権、三菱重工名古屋の初優勝に貢献、勝野くんは大会のMVPを受賞する大活躍で社会人野球を終えました。

 

 

2018年11月21日、中日ドラゴンズからドラフト3位で指名を受けた勝野くんは名古屋市内のホテルで入団交渉を行い、契約金6500万円の年俸1200万円でドラゴンズと仮契約を結びました、入団確定です、おめでとうございます。

 

 

勝野くんはがっしりとした体格から最速152キロの本格派右腕、常時140キロ前後のカット気味な独特の軌道を持つストレートに変化球はスライダー・フォーク・カーブ、制球とスタミナに課題はあるとされていたが大きく改善されています。そしてメンタル面が強い、内角へゴリゴリいくタイプで全国大会や国際大会で結果を出していることから大舞台に強いと感じる、プロ向きな性格だとも思う。

 

先発そして救援でも高い適正があり今年入団の新人では一番の即戦力、キャンプからオープン戦と怪我故障なく進めれれば開幕1軍の可能性が高い選手です。勝野くんを3位指名で獲得できたことは幸運です、ドラ1でも驚かないレベルの選手、よくぞ残っててくれた、これはドラゴンズと強い縁がある。

 

 

勝野くんの最終目標は日本一の投手、チームの勝利への貢献を誓い、そして再び日本代表への強い思い、「日の丸を背負っての戦いはひと味違ってました。強い相手と戦うのは楽しいので、侍ジャパンのトップチームに入って世界の強打者と対戦してみたいです」と夢を語っています。

 

妻帯者であり近く父親となる勝野くんは、奥さんの希さんに「やりたいようにやって」とプロ入りへ背中を押してもらう、「僕の行動で奥さんに迷惑がかかるようなことはしたくないです」と話し行動や発言には気を付けないといけないと生活面から気を引き締めた。私は将来川上憲伸投手のような投手となるのではと思ってます、先発も救援もいけますが先発での姿を見てみたいです。勝野昌慶投手、ようこそドラゴンズへ。

 

 

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