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昔話の機能

 以下にある「構成」は、特定の、一連の機能の集合を指します。
 「記号」は、各機能に与えられた記号です。後の項で、機能を簡単に並列させ、解説するための手段です。
 「キーワード」は、各機能が持つ働きを、簡潔に表現したものです。
 「解説」は、各機能の詳細な働きを、EL。が纏め、解説したものです。「×<」などの記号は、同意語、反意語、例などです。
 「三回化」は、その機能が、物語の中で三回繰り返し語られることで、強調されることの有無です。<...>の記号がある機能は、三度繰り返し語られることがあります。

構成 記号 キーワード 解説 三回化

α 導入 <A=加害/欠如>に対する幸福な状態と、登場人物の紹介がここでなされます
予備部分 β 留守 年長の世代の留守が語られます
<両親の死、外出など

γ 禁止 主人公に、何らかの制約が課せられます
×命令・提案

δ 違反 主人公に対する禁が破られます
=命令の実行

ε 探り出し 敵対者による情報の探り出しが行われます
×問いただし
...
ζ 情報漏洩 犠牲者の情報が、敵対者にもたらされます ...
η 謀略 敵対者による謀略が実行されます。敵対者は姿を変え、犠牲者を騙そうとします。
θ 幇助 犠牲者は謀略に掛かり、敵対者が利益を得ます

発端
A 加害
欠如
敵対者による攻撃が行われます
自分たちに欠如している何かが発見されます

B 仲介 被害・欠如をによる要求が、仲介者のもと、主人公に齎されます ...
C 対抗開始 主人公が対抗する行動に出ることに同意します
出立 主人公が家を後にします
<遁走
...

贈与者達
D 贈与者の第一機能 贈与者による試練が、主人公に課されます
×略奪

E 主人公の反応 ニセ  主人公は否定的肯定的、主人公は肯定的な対応をします ...
F 呪具の獲得・贈与 贈与者から、主人公は、なんらかの呪具(助手)を得ます。

助手の登場から
第一行程の終わりまで
G 二つの国の間の空間移動 主人公が、目的となる場所に何らかの手段で運ばれます
H 戦い 目的のものを得るために、敵対者との戦いが行われます
→の連続

J 標付け 主人公に、何らかのマーキングが行われます
I 勝利 敵対者が敗北します ...
K 不幸・欠如の解消 発端の不幸・欠如が解消されます
物語の頂点
...
帰還 主人公の帰還が行われます
<遁走

Pr 追跡 追跡者による、主人公の追跡が行われます ...
Rs 救助 主人公は、追跡者の魔手から救出されます
物語の終結である場合が多い。


第二行程の開始
新たな加害行為 新たな加害行為により、第一行程が繰り返されます(<A>~<G>まで)

第二行程の続き
O 気づかれざる到着 主人公は、それと気づかず、家郷か他国に到着します
L 不当な要求 ニセ主人公が、主人公の獲得したものが自分のものであると、不当に要求します
M 難題 主人公に難題が課されます
昔話がもっとも好んで用いる要素の一つ

N 解決 難題を主人公が解決します ...
Q 発見・認知 難題の解決や、"J"でなされた「標つけ」により、主人公が正当であると認知されます。
Ex 正体暴露 ニセ主人公あるいは敵対者の正体が露見します
T 変身 主人公に、新たな姿形が与えられます(財産、外見、役割など)
U 処罰 敵対者が罰せられます
W 結婚 主人公は結婚し、物語が終了します

それぞれの機能は、まったく逆の働きを持って現れることがあります。(<←=帰還>が<遁走>になる、<D=贈与>が<略奪>になる、等)その場合、記号で表記する場合、記号の上に< ̄>をつけて表記します。
物語における主人公は、大きく「探索型」と、「被害者型」に区分できます。
 「探索型」は、何らかの「欠如」を補うために出立する主人公のタイプです。「対抗開始(C)」の機能は、主人公が、与えられた使命について考える猶予があるときのみ行われ、「探索型主人公」の物語にのみ現れる機能です。
 「被害者型」は、敵対者の、身近な環境に対する加害により、否応無しに出立する主人公のタイプ、別の言葉で言い換えるなら「巻き込まれ型」の主人公です。
三回化には、三っつのパターンがあります。
●同じ現象が三度繰り返されること
●徐々に難易度が高くなって繰り返されること
●最初の二度は否定的な結果を齎し、最後の一回で肯定的な結果が齎されること



機能の下位区分

 諸機能は必ず順番通りに現れ、物語を形成します。しかし、ある特定の法則をもって各機能は省略されることがあります。
 下にある表は、その法則を図式化したものです。
 以下の図式の通りに機能を連結させ、登場人物の設定など、細かい環境の設定を行うだけで、簡単にTRPGのシナリオを作成することができます。

 それぞれの記号の上にマウスカーソルを合わせると、記号が意味する機能のキーワードを見ることが出来ます。

パターン1・2
 パターン1は、戦い/勝利を含む物語に当て嵌まる図式です。
 パターン2は、難題(と解決)を含み、戦闘が主眼とならない物語の図式です。

1:ABCDEFGHJ IKPrRsOLQExTUW
2:ABCDEFGOL MJNKPr-RsQExTUW

パターン3・4
 パターン3は、戦い/勝利と、難題/解決の双方を含む図式です。
 4は、双方を含まない、物語における機能の図式です。
 HIMNか、Pr-Rsかという選択ですね。

3:ABCFH-IKLM-N QExUW
4:ABCDEFGKPr RsQExTUW

上の4っつのパターンを統括した図式

α
γ
-δ
ε-ζ
η
-θ

 I 
ABCDEFG  J KPrRsOLQExTUW

M N


「犬夜叉」ベストアルバムのジャケを留美子描き下ろし

イメージ

「犬夜叉 ベストソング ヒストリー」通常盤。(C)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2000 (C)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2009


アニメ「犬夜叉」のベストアルバム「犬夜叉 ベストソング ヒストリー」が3月24日に発売される。ジャケットは、原作者の高橋留美子による描き下ろし。

通常盤はCD2枚組で、アニメ「犬夜叉」「犬夜叉 完結編」の歴代オープニング・エンディング曲をメインに収録。劇場版の主題歌や劇伴集も収める。

初回限定盤には、通常盤の内容に歴代オープニング・エンディングのノンテロップ映像と「犬夜叉 完結編」トレーラー映像を収録したDVDが付く。三方背BOX仕様で、ジャケットステッカーも封入される。