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DNAで極微のジグソーパズル

(読売新聞 - 01月06日 13:37)

読売新聞

DNAを板状の分子にして作った世界最小のジグソーパズル。「D」「N」「A」と書いた3個のピースを並べ、組み合わせている(顕微鏡写真、杉山教授提供)
DNAを板状の分子にして作った世界最小のジグソーパズル。
「D」「N」「A」と書いた3個のピースを並べ、組み合わせている(顕微鏡写真、杉山教授提供)

 生命の設計図であるDNAを使って、縦横1万分の1ミリ・メートル以下のピースからなる極微のジグソーパズルを作ることに、京都大の杉山弘教授らが成功した。


 高性能のDNA解析装置への応用が期待される。


 DNAには、きまった塩基同士がくっつき合う性質があることを利用した。大腸菌などが持つ環状DNAに、人工合成した226個のDNA断片を張り付けると、環状DNAが折り畳まれて板状の分子になった。


 板状分子は縦60ナノ・メートル(1ナノ・メートルは100万分の1ミリ・メートル)、横90ナノ・メートル。その形は、DNA断片の塩基配列を変えるだけでデザインできる。縁の部分に凸凹を作ると、パズルのピースのように自在に組み合わせて並べることもできた。


 ピースの表面に細胞中の分子を1個ずつ結合させて「文字」を書くことにも成功。生物の細胞内で働いている分子を捕捉でき、「DNAチップ」という解析装置に応用できることを示した。


 杉山教授は「板状DNAは性質が安定していて扱いやすく、折り紙のようにして立体構造も作ることができる。新素材として有望だ」と話している。


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