夏が似合う芸能人は? ブログネタ:夏が似合う芸能人は?
TUBUとか
キマグレン
Kinnkiも夏の歌多いね^^

  日曜劇場『官僚たちの夏』
佐藤治市さん

●原作についての印象は?
城 山三郎さんの作品ということは知っていましたけど、とても手が伸びるような話ではないと思っていたので、この仕事の話をいただいてから拝読させていただき ました。読み終わって思ったことは、これはちょっとできないだろうということ。風越という男は、単純に豪放なだけでない、もっと突き抜けちゃっている男で すからね、それをテレビでやるとして、茶の間はまず拒絶反応だよな…って思いました。 そんな想いをプロデューサーと話し合って整理しつつ、4月末に撮影が始まりました。撮影現場へは探り探り入りましたけど、最近では、もうちょっと原作に近 いくらいに破天荒さがあってもいいのかなって思い出してきたところです。

●台本読んだ感想は?
主 人公の風越信吾という男のキャラクターは、洗練というわけではないけど、原作のそれよりはソフィスティケートされて、茶の間向けになっていますね。そうい う部分のほか、「個人個人」と十数年もの間、言われてきた中で、もう一回“熱い時代”というか、そういうところに回帰する、その意味合いですよね。そこら 辺をうまく突き詰めていけられると、古い時代の物語ではなく、作品として新鮮に見えるところもあるんじゃないかと思いますし、そうなっていると思います。

●官僚を描いた作品について
い まや政治家も含めて官僚は、ドラマや映画に出てくるのはヒールでしか登場できないじゃないですか。でも、今という豊に生きられる時代を、築かれた先人たち もいたわけですよね。もちろん、功ばかりじゃなくて罪もありますけど、そういうことも含めて、誰もがちゃんと生きていた時代があったんです。草食系男子が どうしたとか、そんな生き様じゃ生きていられなかったという時代だったと思いますね。 でも、この作品を「今作る」ということについて冷静に考えると、ホント、ドンキホーテですよ(笑)。だけど、それでいいと思いました。まずは、この時代に この作品を作る意味を、作り手がちゃんと考えなきゃいけない。骨太と謳っていても、ほとんど骨の中身がないようなドラマが多かったわけじゃないですか。明 らかに風車に向かって突進するという感じですけど、そういうことでいいと思う。それは覚悟の上ですし、自分が50歳の手前でこのような作品に参加できたと いうことは意味があると思います。
それと、当時の風景を再現するに当たって、当然CGも使っているんですけど、それよりも美術部のがんばりには注目してほしいです。昭和34年にショート ピースはなかったとか、細かい部分にまでこだわって作りこんでいます。僕ら出演者も含め、スタッフみんなで勉強しながら、手探りでやっていますけど、その 頑張りはちゃんと画面に出ていると思います。この作品を通して、昭和30年から40年という10年間を作った(再現した)ということは、スタッフたちに とっても自分にとっても、何らかの財産になりますよ。

●作品の背景となる時代の記憶はありますか?
僕 は60年の生まれなんですけど、東京オリンピックとか新幹線とか首都高の開通など、おぼろげながらあります。それが自分自身の記憶なのか、ニュースフィル ムで刷り込まれたものか、ちょっとあいまいだし、時代が大きく動いているという認識はなかったけど、でもなにか覚えている部分はありますね。
テレビは、我が家で白黒からカラーに変わったのは、小学校1年生だったかな。「ウルトラQ」とか観ていましたね。そうそう、テレビも電話も、どの家へ行っても確実に布がかかっていましたよ。電話は、座布団の上に鎮座ましましていたし。そういうことの記憶はありますね。

●共演者について
僕 は30年近くこの世界にいるんですけど、北大路さんと仕事をするのは初めてで、すごい楽しみなんですよ。僕らの世代だと仁侠モノの北大路さんが、いちばん インパクトがありますが、そういう方といっしょに暑苦しくやりたいです。同世代の船越さんも、今回が初めての共演ですね。
そのほかの方たちも含めて、かつて男の子だった男たちが“男の子だった頃”を思い出させてくれるようなキャスティングですよね。“大志”というほど大げさ なものではないけど、子どもの頃に持っていた夢とか抱いていたものと同じような気持ちがうまく出せれば、男の情熱みたいな感じが出るんじゃないかな。若い 方が見たら、ただ暑苦しいだけかもしれないけど(笑)。だけど、そこに何か惹きつけられるようなものを感じてもらえれば、たぶん今の若い方が知らなかった 自分というか、“なにか”に触れられる可能性はあると思います。
それにしても、役者は大変ですよ。まずは、セリフの大変さですよね。セリフ劇ですし、ある意味、時代劇的な部分もあるのだけど、その時代の官僚たちの間で 交わされていた言葉を、セリフとしてしゃべるのはひと苦労。ただでさえ“勤め人”の経験がないような人ばかりですし、僕と杉本君も辞令を渡したことも渡さ れたこともないような人間なので、「これってこんな感じだよね?」って、お互いに窺いながらやっています。まだ、みんな自分のセリフで精一杯ですけど、も う少し余裕が出てくると、お互いの足元やいろんな部分が見えてくると思うんですけどね。

●番組のみどころは?
こ の作品に臨む役者たちの緊張感というか、緊張感って絶対に画面へ出るものなので、それは本当にどう言葉を費やすよりも、まずはこのドラマを観て感じてほし いです。女性の場合は、かなりドラマ通の方か、こういう“男っぽい熱さ”が好きだという、すごくナロウな嗜好を持った方しか観られないかもしれない。いわ ゆる歴女(歴史好きな女性)じゃないですけど、昨今の風潮になにか物足りなさみたいなことを感じている方なら、ぜひ見ていただきたいですね。1話だけでも いいし、10分でもいい、見ていただければ絶対にわかるはず。また、そういう作品になっていると思います。これを最終回まで観るのはシンドイな…と感じる かもしれないけど、ある程度クオリティーのある作品というものは、観る側も大変なものなんですよ。別な言い方をすると、エネルギーを使わないで観られるも のって、実はドラマとして成立してないということ。この作品は観る側の力を試されるし、力を使うドラマかもしれないけど、気づくときっと前のめりになって 観ているはずですし、そういう作品に仕上がっていると思います。