クリニックの扉の貼紙には、

 ○○メンタルクリニックは、平成7年2月開業以来、28年もの間、皆様のご理解のもとに診察を行ってまいりましたが、令和4年12月27日(火) をもって閉院いたしました。

 長年お付き合い頂きました皆様に、心から感謝申し上げます。

                         令和4年12月27日

 

 現在(12月29日)、自宅の食堂テーブルは、お花畑。玄関先は、お菓子畑と化しています(自慢しているのではありません?)。

 最終日には、すでに他のクリニックに通院している患者さんも何人か来院してくれて、花束やお菓子をたくさん頂きました。A子さんによれば、「私が花屋さんにいた時、別のお客さんが、15年間もお世話になった先生なんですよ、と言ってたので、ここかなと思っていたら、やっぱりで、『ヤァー』と、さっきそこで、声をかけられて、笑っちゃいましたよ」と。最後の患者さんになったK子さんには、「いろいろ話そうと思ってきたけれど、何も話せませんでした」と、大泣きされて困ってしまいました。幸い、K子さんのことをよく分かっている、受付のM子さんに慰められて気を取り直し、壁にかけられていた、私が撮った写真を外して持って帰られました。そのほかの患者さんにも、これまで、うちのクリニックの待合室や診察室を彩ってくれていた、鉢植え、置物、四季折々の造花などを持ち帰っていただきました。

 おじいちゃん先生は、これまで何度か転職していて、送別の花束や記念品を頂いたことは何度かあります。しかし、今回ほど感動したことはありませんでした。今回の花束やお菓子には、“本物の感謝”がこもっているからです。前日には、受付のM子さん、Y子さん(妻)と私、合計3人の同志で、しめやかな閉院パーティーを執り行いました。そして、最終の診察日には、うちの患者さんたちが、“本物の送別会”をやってくれました。医者冥利に尽きる思いができて、おじいちゃん先生は、今、幸福感でいっぱいです。

 

      <ありがとう。うちの患者さんたち!>