うちの患者さんたちが、閉院すると聞いて、お礼の品として、普段は自分では買うことのない、高級なお菓子を次々と持ってきてくれています。

 自宅の玄関には、現在、高級果物(シャインマスカット、○○梨など)や高級菓子(羊羹、最中、どら焼き、カステラ、バウムクーヘン、果物ゼリー、ブランド物のチョコレートなど)が山積みになっています。下戸である、おじいちゃん先生にはとてもありがたい贈り物で、夕食後のデザートとして、賞味期限を確認しながら、毎日せっせと頂いています。贅沢な話です。ところが一昨日、体重計に乗ってみると、2キロばかり体重が増加していたんです。これはどうしたものか。このままでは、膝や腰が痛くなったり、テニスのフットワークが悪くなったり、いろいろなことに支障が出そうです。よし、紹介状(診療情報提供書)書きが一段落したことだし、テニスに通う回数を増やそう、ラーメン屋さんに通う回数を減らそう、ご飯の盛りを軽くしよう、甘い飲み物は止めてお茶にしようなど、いろいろ考えてはいます。でも、このお菓子の山も、来年からはなくなるし、今のところは、まあいいか。と、都合のいい言い訳をしながら、今日もしっかり頂きました。

 

 先日、生活保護受けているM子さんが、美味しいお菓子を持ってきてくれた。<こんな高級なお菓子食べたことある?>と訊いたら、「いえ、食べたことはありません。自分では買いませんよ」と。<悪いね、私だけ食べちゃって、私も自分で買って食べることはないよ。そんなに気を使わないで、お金がもったいないよ>といったら、「いえいえ、先生には長い間いろいろお世話になったので、安いものですよ」と。でも、この患者さんにとっては、大きな出費だと分かっているので、素直には喜べません。心から感謝、感謝、感謝。しっかり味わっていただきます。

 おじいちゃん先生はプロだから、贈り物を頂いたからと言って、医療サービスの質を変えるということはないつもりですが、どこかで違いが出ているかもしれません(診察しているときの声や表情とか、診察時間の長さとか)。まだまだ修行が足りないようです。