新型コロナ感染症の流行が、いよいよクライマックス(終息)に近づいているようです。あるウイルス感染症の専門家は、「新型コロナウイルスは、インフルエンザのような形で終息するでしょう」と、前々から予想していました。

 

 令和4年1月15日(土)、うちの患者さん、NMさんとのやり取りです。

 

「コロナ増えてきましたねえ。いったい、どこまで増えちゃうんでしょうか?」

 

<私の素人予想だけど、第5波でデルタ株が一日あたり最高2万5千人くらいまで行ったとしたら、オミクロン株は、感染力が数倍強いと言われているので、一日あたり5万から10万人くらいまで行くんじゃないかな。でも数字にビビる必要はないよ。オミクロン株による第6波がピークアウトするのは、『緊急事態宣言を出そうと出すまいと、1月末から2月だろう』という専門家の予想が出ているからね>

 

「そりゃあ大変だ、それまでかからないようにするにはどうしたらいいんですか?」

 

<今までどうり、マスクして、うがいして(手洗いはほどほどでいい)、空気が淀んでいるような場所には行かない。どうしてもそういう場所に行かざるを得ない時は、そこには長居しない。電車に乗っていて、マスクもしないで咳やくしゃみをしている人がいたら、別の車両に移るとか(笑い)>

 

「それじゃあ、外も出歩かない方がいいですね」

 

<それは違う!健康のためにも、普通の買い物や散歩はどんどん出かけた方がいいよ。外を歩いていて、感染することはまずない。くしゃみや咳を1発や2発浴びせかけられても、それで感染することは、まずありえない!>

 

「ワクチン2回打っても感染するって言いますよね?」

 

<それも、インフルエンザ予防接種と同じようなもので、私も20年以上、毎年インフルエンザ予防接種を受けていたけど、2回も罹ったよ。でも、オミクロン株の主な症状は、発熱、咳、倦怠感で、味覚・嗅覚障害は少なく、インフルエンザの症状よりは軽いと言われているよ。また、ちょっと専門的になるけど、上気道感染(鼻腔・副鼻腔・咽頭・喉頭まで)にとどまって、肺炎にまでなる人は少ないと言われていて、だから重症化や死亡率が少なくて、軽症で済んぢゃうんだよ>

 

「3回目は打った方がいいのか、どうなるんですか?」

 

<今から3回目を打ったって、第6波の流行には間に合わないよ。あなたが2回目を打ったのは去年の9月だから、あなたの順番が来るのは、早くても3月か4月。その頃には、オミクロン株の流行はとっくに終わっていて、3回目を打つ必要はなくなっていると思うよ。でも、11月には、みんなで(高齢者と基礎疾患のある人)、新型コロナ予防接種を打ちましょうとなるかもしれない。それとも、新型コロナウイルスに効く新薬が承認されて、予防接種の必要がなくなっているかもしれない。新型コロナウイルスの研究は世界中で進んでいて、数か月先にどうなっているのかは、誰にもわからない。だから今は先のことは考えてもしょうがないよ>

 

「でも、イギリスとかフランスとか、数がすごいじゃないですか」

 

<そうだね。でも、西洋人は我々日本人とは考え方が違って、分かってやっているのかもね。日本人にはできない、壮大な実験をやってくれて、新しい情報を提供してくれているのだから、ありがたいことだよね(笑い)>

 

「そうですよねえ(笑い)」

 

<オミクロン株は、個人個人にとっては、ありがたい方向に変異してくれているみたいだし、世界中の研究者のおかげで、先が読めるようになってきているよね。私も終息が近いことを期待してるよ。インフルエンザのような終息を早く見たいよねえ>

 

「そう願いたいですよねえ(笑い)」 <まったく、まったく>

 

 

(注)私とN・Mさんとの会話は、あくまで、精神科の診療室内でのやり取りです。会話の雰囲気を感じ取っていただきたいと思います。おじいちゃん先生の新型コロナウイルス感染症に対する見方は、主観的であって専門的ではない部分も多いと思いますが、どっちみち、未だわからないことが多いのなら、こういう見方をもって新型コロナに立ち向かうのが精神衛生上望ましいと考えています。