令和2年は、コロナに明け、コロナに終わりました。新型コロナウィルス感染症の影響は多大であり、うちの患者さんの中にも、大変な思いをしている方が少なからずいます。おじいちゃん先生は、幸いにも、感染することなく、経済面での被害も小さく、健康的な生活が送れているので、運が良かったと感謝しております。

 さて、コロナのせいで、良かれ悪しかれ、多くの人が“新たな生活様式”を余儀なくされていますが、<おじいちゃん先生に起こった、生活様式の変化は何だったか?>と自分に問うてみたところ、まず頭に浮かんだのは、

 

 <マスクをして診察するようになった> ということです。

 

 マスクをかけ始めた当初は、息苦しくて頭痛がするし、マスクや自分の息の臭いは不快だし、顔のあちこちがモゾモゾして痒くなるし、時には眼鏡が曇るし、私の声が聞き取りにくいせいで何度も聞き返されるし、・・・不快なことばかりだと思っていたのですが、数か月たってみると、<まんざらでもない効果があるんだ>、と気づき始めました。診察場面でのマスクの効用はいくつかあると思うのですが、最大の効果は、<診察していて疲れにくい>ということです。マスクのおかげで、診察中の緊張が緩んだようです。もともと、自分には対人恐怖の傾向があると分かっていたのですが、“おじいちゃん先生”になってからは、診察場面で、それほど緊張しているとは思っていませんでしたが、そこそこには緊張していたようです。

 ちなみに、対人恐怖症に限らず、他の不安障害の患者さんにおいて、「人に会ったり、外出したりするときに、マスクをかけていると、とても安心感があって落ち着くんです」とは、よく聞かれる話です。マスクに加えて、帽子を被ってサングラスをかけると、もっと落ち着くともいいます。うちの患者さんに、「最近は、マスクしなくても外出できるようになりました」といわれたときには、そのことを必ずカルテに記載し、<症状(人に対する緊張)が軽くなって、ずいぶん良くなってますね>と、伝えることにしています。

 その他、診察中にマスクをすることで、<例年、冬場になると使っていた、のど飴がいらなくなった>、<眠くなった時、密かに欠伸ができる(ゴメンナサイ)>といったことにも気づきました。これらはいずれも、<診察していて疲れにくい>ということと関係しているようです。

 

 大晦日、<この一年間を振り返ってみよう>と思って書き出したのですが、何でこんなことを書いているのか、訳がわからなくなってしまいました。本当に書きたかったのは、

 “コロナ恐怖症”からいち早く抜け出し、“失われた日常”をいち早く取り戻しましょう。

ということだったんですが?・・・ああ、支離滅裂!

 

 今年は、おじいちゃん先生にも、“生活様式の変化”があって、ブログを更新する回数が減ってしまいました。来年は、“失われた日常”をいち早く取り戻し、人の役に立つような内容のブログがもっと書けるように、精進したいと思っています。