昨日、うちの患者のA子さんが(若い女性)アッケラカンと質問してきた。
「先生、明日の休みは何の日?」
<建国記念日(“建国記念の日”の誤り)だよ>
「なにそれ?私には関係ないけど」
<日本という国ができた日だから、関係ないことはないよ>
「日本は、いつできたんですか?」
そんなことも知らないのかと首を傾げ、少し知ったかぶりの“おじいちゃん風”を吹かせながら、
<建国記念日というのは、日本で一番古い歴史の本である、『日本書紀』という本に出てくる、神武天皇という、初代の天皇が即位した日、と言われてるんだよ。学校で習わなかった?私が子供の頃はまだなかった祝日の一つなんだけど、・・・あれ・・、いつから祝日になったんだったかな?>と言いながら、卓上カレンダーにチラリと目をやると、“建国記念の日”となっていて、なんと“の”の字がついているではないか。どうして“の”の字がついてるんだろ?・・・これ以上知ったかぶりをすると、ぼろが出てきそうだと思ったので、
<次回の診察の時までに詳しく調べとくよ。嘘を教えるのはまずいからね>と。
「いいよ、いいよ。そんなことどうでもいいから」
<どうでもよくないよ。アンタがどうでもよくても、私がどうでもよくないから>
「先生、こだわるね」
<そう、こだわる性格だからね>と。
以上のようなやり取りが昨日あったので、今朝の新聞の記事で、“建国記念の日”に係るものを三つ四つ読んだ。それでも物足りなかったので、インターネット検索を使っていろいろ調べてみた。したところ、<“おじいちゃん”になっていながら、何も知らないじゃないか。日本国民として恥ずかしいよ。A子さんに知ったかぶりしなかったのは正解だった>と反省しました。皆さんもぜひ調べてみてください。今日の日を逃したら、このような「自分には関係なくって、面倒くさい」というようなことは、決してやらないでしょうから。