TVアニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』アフレコレポート!! | アニカンスタッフブログ

TVアニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』アフレコレポート!!

少女は喇叭手に憧れ、軍への入隊を決意する――。
今冬大注目TVアニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』アフレコレポート!!


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前列左から金元寿子さん、小林ゆうさん
後列左から喜多村英梨さん、悠木 碧さん、遠藤 綾さん



 2010年1月より、テレビ東京で放送がスタートされるTVアニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』。気鋭のクリエイターが集結し、オリジナルストーリーを主としたアニメーション作品を展開する、テレビ東京とアニプレックスの共同プロジェクト「アニメノチカラ」の第一弾として早くも注目を浴びている。そんな本作のアフレコが現在進行中とのことで、キャストの皆さんに作品やキャラクターの魅力などについて伺ってきました。とくとご覧あれ!


【ストーリー】
打ち捨てられた廃墟で、
迷子になった少女は、ひとりの女性兵士に出会いました。
兵士の手には金色に輝くトランペット。
「軍人さんになれば、トランペットが吹けるんだ!」
ちょっとした勘違いをしたまま、少女は喇叭手に憧れ、軍への入隊を決意します。

カナタ、15歳――。
カナタが配属されたのは、セーズという街にある小さな駐留部隊・第1121小隊。
物語はそんな新米兵士カナタが、セーズの街にやってくるところから始まります。
その日のセーズは「水かけ祭り」の真っ最中。
駐屯地を目指すカナタは、お祭り騒ぎに巻き込まれてしまって――。


――今日は2回目の収録ということですが、終わってみて率直な感想はいかがですか?


カナタ役・金元寿子さん(以下 金元):私はこういう大きな役が初めてなので最初の時はすごく緊張していたんですけど、今日はリラックスしてやれたと思います。カナタは結構天然っぽいかなと思っていたんですけど、クレハを見る目が妹を見ているような感じで、意外としっかりしているなということに気付きました。


リオ役・小林ゆうさん(以下 小林):私も1回目の時はすごく緊張しました。今日も良い緊張感があってピリッとしていたんですけど、でも今日は同じ1121小隊の5人だけのアフレコということで、暖かい穏やかな時間になったと私もすごく嬉しかったです。みなさんとの距離も近くなった気がしました。私が演じさせて頂いているリオさんは男っぽくてぶっきらぼうな話し方をしているのですが、でも見た目はスタイルが良くて美人で素敵な方です。とてもかっこいいです。今日の2話で新たなリオさんの素敵な表情を見ることができまして、その意外性にまたさらに虜になりました。もっと知っていきたいです。


フィリシア役・遠藤 綾さん(以下 遠藤):この5人の中では一番お姉さんでお母さん的存在で、設定では“時には厳しい”と書いてあるんですけど、1,2話の段階ではのほほんとしたゆっくりと時間が流れているような印象を受けました。これからもっとドラマが進んでいって、フィリシアの本当の気持ちと言うか、本当の思いが出てくるんじゃないかと、新しく入隊してきたカナちゃんを見守りつつ、穏やかに過ごしているところです。


クレハ役・喜多村英梨さん(以下 喜多村):クレハは実は5人の中で一番年下で、年下なんですけどしっかりしようとしている愛すべき子供という感じです。他のメンバーがゆったり時間が流れていたり、カナタも結構ぽやっとしているところがあるし、ノエルにいたっては一時停止状態みたいな(笑)。ほんわりしている人たちの中で、彼女が唯一良い意味で隊を引っ張っていける攻撃的なところがあるんじゃないかと思って、第1話のアフレコに臨ませていただきました。2話は早くもクレハにスポットが当たるお話で、カナタに対して敵対心をむき出しにする子供ならではの可愛らしい突っかかりが、演じてみて大変ではありましたけどやり甲斐もありました。今後も皆から愛される一番小さな子というところでやっていきたいな、というところでクレハの今後が気になる次第です。


ノエル役・悠木 碧さん(以下 悠木):1,2話を演じさせていただいて、先程喜多村さんも仰っていましたが、ノエルは一時停止しているようなキャラクターなんです(笑)。でも彼女の一時停止は愛しいと言うか、大切な役回りとして一時停止しているのではないかなと感じています。無口であまりセリフが無いというのはあまり良い印象ではないかもしれませんが全然そんなことは無くて、彼女が無言で存在していることによって作品自体に立体感を生み出してくれているのではないかなと思います。いろんな可愛い部分があって、ボソッと言う言葉が以外と重かったり、今日は笑うシーンがあってちょっと苦戦したんですけれども(笑)、もっと仲良くなれたら良いなと思います。



――ご自身のキャラクターを演じてみて、難しさや面白さはどういったところだと思いますか?


金元:カナタは感動したりときめいたり、または落ち込んだりと感情表現が豊かです。そういうカナタが感動するところを、視聴者の方にも伝わったらなと台本を見ていつも思っています。あとは軍隊というちょっと特殊な場所に入隊したことで、カナタがこれからどういう風に変わっていくのかを楽しみにしながら演じようと思います。


小林:リオさんをアフレコ1話で演じさせていただいた時、たまに優しすぎる感じになってしまう時があったのでそこは気を付けて演じていました。どういう気持ちからぶっきらぼうなリオさんができたのかについては、これから放送を観ていただく中でどんどんリオさんを知っていただきたいと思います。私自身リオさんは麗しくて素敵な方なので、見ているだけですごく目の保養になります(笑)。今日の2話ではリオさんの意外な一面を見て頂けるので、そこに注目していただけたら嬉しいです。


遠藤:他の4人の女の子が多感な年齢で、フィリシアとしては少女たちに不安を感じさせないように接したいなと思っています。なので厳しく言うところは厳しく言うんですけど基本的に柔らかく、優しいお姉さんで頼ってもらえるように作っていきたいなと思います。


喜多村:クレハは嫌味にならないテンションが命だなと思っています。今後もトラブルメーカーと言うか、問題に対して一番にキャンキャン言ってくると思うので、そういうところが視聴者の皆さんに楽しんでいただけたらいいなと思います。さらに元気の出るキャラクターなので、そこはクレハのアイデンティティとして守っていきたいです。


悠木:ノエルを演じていて無口だけど存在感を出す演技というのは、凄く難しいなと改めて感じています。セリフが無いと彼女とのコミュニケーションが取れないですし、表情も無いのでどんなことを考えているかも読みづらいのですが、彼女もきっと思いを伝えたくない訳ではないと思うので、彼女が考えていることを分かってあげたいと思っています。



――作品の見どころはどこか、教えていただけますか。


金元:世界観がすごく綺麗ですね。背景や町の人々も細かく描かれていて、スペインのクエンカという街がモデルになっているのですが、雑誌などで調べてみると似たような橋や建物があって、ホントにすごく綺麗だなと思いました。


小林:私は以前にイベントに出演させていただいたときに映像を初めて観させていただいたのですが、その映像に気持ちをキュンとさせてくださるような情緒や切なさがあって、映画の様な雰囲気がありました。言葉やセリフはまだ入っていなかったんですけど、音楽と画だけでそれを感じさせる力を持っていると思います。その映像には軍隊を象徴とするようなものがたくさん出てきたり、色々な事に物悲しさも感じました。ですが、良い意味で裏切る明るさや華やかさというのがストーリーにもアフレコでもあって、その2つのバランスなども見どころだと思います。


遠藤:設定に惹かれました。オーディションの時にいただいた原稿が一番最初の出会いだったんですけど、セリフの原稿もそうだし、世界観のストーリーに惹かれて。世界観とキャラクターがこんなにマッチするとは思っていなかったので、楽しんでいただけたらと思います。


喜多村:世界観という視覚的なものと、設定が丹念に作りこまれている、というところに魅力を感じているというのは皆同じ意見で持っていると思います。私はその舞台の地に行ったことが無いですけど、木や石垣だったり1つ1つのものが描き込まれていると言うか、観ていてやっぱりそこの匂いが伝わってくるようなビジョンをスタッフさんたちが目指しているんじゃないかなと思うんです。観ていただける方にいろんなものを伝えていけるんじゃないかと、そういうところも魅力かなと感じました。


悠木:例えば画面に映っているのは1121小隊の人たちかもしれないですが、いろんな人たちが生活をしていて、世界が立体的というか壮大なんです。見ているだけでその世界にのめり込んで、その世界で生きている気分になります。ノエルの立場からすると、タケミカヅチという多脚砲台があるのですが、それが少しずつ直っていく過程も見て頂ければと思います。



――最後に放送を楽しみにしてくれているファンの方へメッセージをよろしくお願いします。


金元:先程も言いましたが、私はこのような大きな作品と役をいただくのは初めてで本当に嬉しく思っています。いざ収録が始まると緊張もあるのですが、皆さんに優しく助けていただきながらカナタと一緒に成長していけたらと思います。5人の関係が家庭の様でもあり学校の様でもあるので、視聴者の方が観終わった後に暖かくなっていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。


小林:『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』はオリジナルアニメーション作品ということで、どんな作品なんだろうと思って視聴者様が楽しみにして下さったら本当に嬉しいです。私自身も『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の1人のファンとして楽しみで、毎回台本をいただく度にワクワクしています。皆さんの期待を受けて、スタッフ様もキャスト様も一丸となってこの作品を情熱持って制作しています。私もリオさんを一生懸命演じさせていただきますので、視聴者の皆様、どうか放送時間にはチャンネルを『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』に合わせてください! よろしくお願いします!!
喜多村:すごい、選挙演説のようだったね~(笑)。
――(一同拍手)。
小林:そしたら絶対、ずっと皆様を捕えて離しませんよ!


遠藤:もう、全くその通りです。チャンネルを是非(笑)。まぁ、まだ2話しか録っていないんですけど、フィリシア役をやっているとやっぱりフィリシアの目線で見てしまうからなのかもしれないですけど、皆が堪らなく可愛くてその中でカナちゃんのことが特に気になってしまいます。フィリシア役としても、他の皆やカナちゃんが今後どうなっていくのか楽しみです。舞台は軍隊ということで用語などが出てくるんですけど、それを外すと意外と日常的な女の子同士の会話という印象がしているので、皆さんも堅苦しく考えず、普通の学園モノの様なノリで観ていただけても面白いと思います。


喜多村:ストーリーが女の子たちで彩られているので華やかさや、観ている方がキュンとなるような名シーンもたくさん出てくると思います。ご期待には応えられると思いますし、それにプラス上回る芝居で一緒に素敵な作品を作っていきたいです。今後のリオ様とカナタとの三角関係のクレハちゃんも皆さん、ご期待ください。


悠木:作品を観ていただいたら、きっとこの世界にワープしたように思えると思いますので、是非チャンネルをあわせてください(笑)。あわせてくだされば、感じたことのない世界観や自分たちが残している文化とか、未来に対する思いや伝えたいことがたくさん作品の中に詰まっていると感じてもらえるのではないかなと思います。心に残るような作品にしていければと思いますので、是非観てください!!



アニカンスタッフブログ-sorawoto_key ●放送情報
2010年1月より、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知にて放送予定


●キャスト
カナタ/金元寿子
リオ/小林ゆう
クレハ/喜多村英梨
ノエル/悠木 碧
フィリシア/遠藤 綾
ユミナ/福圓美里
クラウス/石塚運昇
ナオミ/八十川真由野 他


●スタッフ
原作/Paradores
監督/神戸 守
脚本/吉野弘幸
キャラクター原案/岸田メル
キャラクターデザイン/赤井俊文
セットデザイン/青木智由紀
プロップデザイン/北田勝彦
メカニックデザイン/石垣純哉
色彩設計/中島和子
美術監督/甲斐政俊
撮影監督/尾崎隆晴
編集/瀬山武司
音響監督/清水勝則
音楽/大島ミチル
協力/月刊コミック電撃大王
制作/A-1 Pictures
製作/第1121小隊


TVアニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』公式HP:http://www.sorawoto.com


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