「熱い」じゃなくて「あづぐるじぃ」 | Add Some Music to My Day~アッとランダムに聴き倒そーっと~

「熱い」じゃなくて「あづぐるじぃ」

今日の1枚はこちら↓

Add Some Music to My Day~アッとランダムに聴き倒そーっと~

The Rolling Stones 「Black And Blue」

昨日の夜はめちゃめちゃ寒かったですね

寒い中、自転車を漕いでいたら
暖を取りたくなり
とりあえず、暖まる音楽でも聴こう!っと思って
選んだのが、このアルバム

久々聴いたんだけれど
暖まる所か、熱苦しい

真冬の夜から、いきなり中南米のお昼にでも連れてかれた感じだった
行った事ないけどね
音楽は便利だなー
場合によっては瞬間移動もカンタンに出来てしまう

ねちっこい事、ねちっこい事
この時期のストーンズは本当にねちっこい
時代ごとに、カメレオンの様に色を変えるバンドだけれど
この時期ほどファンクネス溢れる時期はない

このアルバムを作っている頃のストーンズは
もう一人のギタリスト募集中の時代
なので、このアルバムはさながらオーディションアルバムのように
外部ギタリストが参加してる珍しいアルバム

マッスル・ショールズを寝床にしてたウェイン・パーキンスや
キャンドヒートにいたハーヴィ・マンデルなどの
華麗な演奏が聴けて面白い
いつものストーンズのアルバムよりも
アメリカの匂いがドロッと感じられるのは
こんな人たちの演奏のせいだろうか

他にもギタリスト候補には、
ジェフ・ベックやロリー・ギャラガーや
スティーブ・マリオットみたいな錚々たる面々にも
白羽の矢が立ったみたいだけど

結局残ったのは、知ってる人は知ってる通り
フェイセスのロン・ウッドだった訳です
前年のツアーにも参加してるし
ほぼ出来レースだった感もあるような
大体、この面子の中でキース・リチャードとうまくやれるのは
この人しかいなかったでしょーね、きっと

ある意味、ロン加入によって、
現在まで続く、ゆるゆるストーンズになる前の
バチっと引き締った、最後のアルバムとも言える、このアルバム
今聴いて、暑苦しいのは当然なような気も

1曲目からファンクな「Hot Stuff」
タイトルからして熱苦しい、いい意味で
全部で8曲しか入ってないのに
最後の「Crazy Mama」までアンコたっぷり
全曲熱苦しいです、いい意味で

それでも、ジャケットのビル・ワイマンの暑苦しさには
勝てないですけどね
ミックとキースの間に写っているのは
勝手に紛れ込んじゃった人じゃないですよー

好き嫌いが分かれるアルバムだけど
僕は70年代のストーンズのアルバムでは
2番目に好きかも

ちなみに、ストーンズが1番好きなバンドです!
77回もブログを書いてやっと出てきましたが
好きなもんほどなかなか書かないもんです