【内容紹介】
家族のために犯罪に手を染めた男。
拾った犬は男の守り神になった―男と犬。
仲間割れを起こした窃盗団の男は、守り神の犬を
連れて故国を目指す―泥棒と犬。
壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で
呼んでいた―夫婦と犬。
体を売って男に貢ぐ女。どん底の人生で女に
温もりを与えたのは犬だった―娼婦と犬。
老猟師の死期を知っていたかのように、
その犬はやってきた―老人と犬。
震災のショックで心を閉ざした少年は、
その犬を見て微笑んだ―少年と犬。
犬を愛する人に贈る感涙作
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とある犬とその犬と関わる人間の短篇小説集。
こんな賢い犬が居るなら、是非、飼いたい。
作者の馳さんの作品は、
昔、読んだ「不夜城」のイメージが
強かったのですが、そんな私からすれば
別の方の作品の様でした
直木賞受賞作だけあって、面白かった。
最後は泣きそうになりました。
オススメです。