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するとみんな集つての相談で移民の計画が熟する。其処で――だが、さう先き走りをして話すのは止めにしよう。蜜房の話に帰らう。』
『僕は、その珍らしい蜂の話をみんな本当に知りたいんです。』とジユウルが云ひ出しました。
『お待ち! まづ何よりも蜜房がどうして出来てゐるかを見よう。蜂はその必要を感ずるとその輪のひだから蜜蝋のうすい層を引きだして蜜房の材料にする。その少しばかりの蜜蝋の層は、その歯の間、即ち二つの顎の間にくはへられる。蜂はそれをかみしめて、その仲間の間を馳け抜ける。『私を通してお呉れ』と云つてゐるやうに見える。『さあ、私は仕事をしなければならないんだから。』さうして道をかきわけてゆく。その蜂は仕事場の真中に場所をとる。蜜蝋は顎の間で揉まれてゐるし、きれてもゐる。蜂はそれをリボンのやうに平らにのばす。