ヤナーチェク:弦楽四重奏曲/シュターミッツ四重奏団 | angsyally1112のブログ

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ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」

シュターミッツ四重奏団
第1ヴァイオリン:ボフスラフ・マトウシェク
第2ヴァイオリン:ヨセフ・ケクラ
ヴィオラ:ヤン・ペルーシュカ
チェロ:ヴラディーミル・レイクスネル
(1988年録音)

『先日、感銘を受けたドビュッシー四重奏団の『死と乙女』に同録のヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番『クロイツェル・ソナタ』を改めて聴きました。
ヤナーチェクの弦楽四重奏曲は、ヤナーチェク四重奏団、スメタナ四重奏団、トーキョークヮルテット等所有していますが、どこが良いのか今まで良く分かりませんでした。
今回、このドビュッシー四重奏団の演奏をSW-HP300で聴き、この狂乱の四重奏曲の全容が掴めました。
同録の『死と乙女』は、SW-HP300では全く合わないと感じました。Beyerdynamic T-1だととてもリアルで美しく聴こえます。しかし、『クロイツェル・ソナタ』の方は、T-1だと何となく物足らない響きに思え、SW-HP300に換えて大音量で聴くと、正に頭の中で狂ったサウンドがぐるぐる回転し、私もおかしくなりそうです。
この救いの無い狂気の魅力とは一体どこにあるのでしょうか?』(3月12日)

ずっとヤナーチェクの四重奏曲が良く解りませんでした。先日聴いた東京クヮルテットが、聴き方を変えてくれました。
そして、今日聴くシュターミッツ四重奏団の演奏はとても新鮮に聴こえます。
ひょっとしたら、バランス化T-1の恩恵かも知れません。又、私の耳がヤナーチェクに馴れてきたのかも知れません。

とにかく一音一音が、全て意味をもって聴こえるのです。
以前、狂気と聴こえた音が瑞々しい生命を持った心地好ささえもたらすのです。
弦楽四重奏の原点のような弦楽四重奏曲です。この音楽の独創的な語り口にはまってきました。

このシュターミッツ四重奏団のヤナーチェクが、最上の名盤とは一般的に評価されてはいないようです。只、私にとっては、やっとたどり着いたヤナーチェクへの入り口です。


ヘッドフォンは、バランス化T-1です。絶好調のヘッドフォンです。


Youtube『花の散る時』(暗愚舎利)です。
https://youtu.be/IEDLiU74LCg