ベートーヴェン
交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』オットー・クレンペラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(録音:1968/5/26 LIVE)
今年は随分と特定の指揮者を集中して聴いています。
オーケストラ曲は、今までは、室内楽に比べ余り身を入れて聴いて来なかったので、とても新鮮です。
DT1990proとHD800を入手したおかげで大がかりな交響曲を聴ける環境が整ったせいでもあります。
ヨゼフ・カイルベルト、エッシェンバッハ、そして今度はクレンペラーです。
気が付くと1ヶ月に30枚以上クレンペラーのCDを入手しています。元から所有する盤と併せると40枚以上になります。
ベートーヴェンから始まって、ブルックナー、マーラー、シューベルトetc.
大量の在庫になったのでぼちぼち聴く事にします。
今日の1枚は、余りに有名な1968年5月のウィーンフィルハーモニーとのライブ盤です。
私でなくとも大抵の方は、1959年10月のフィルハーモニー交響楽団とのスタジオ録音正規盤よりもこちらのライブ盤の方を推すでしょう!
タイムは、第1楽章が全く同じ、第2、3楽章は、ライブ盤の方が少し遅め、そして最終楽章はライブ盤の方が少し早めです。
今更私が語る迄もありませんが、とにかく生々しい迫力に圧倒されます。
第2楽章の表情の深さ、柔らかさと弩迫力も特筆物です。スタジオ録音の方がより精緻な演奏でありますが、音の厚み=ボリューム感が全く違うのです。
テスタメント社の意図的な編集の結果だとは思えません。これがウィーンフィルの力なのでしょう。