パルカニ四重奏団のバルトーク/第3&4番を聴く | angsyally1112のブログ

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バルトーク:弦楽四重奏曲第3番Sz.85
バルトーク:弦楽四重奏曲第4番Sz.91
ヴェイネル: パストラル、幻想曲とフーガ(弦楽四重奏曲第3番ト長調) Op.26
パルカニ四重奏団
(2006年録音)

バルトーク/弦楽四重奏曲の新録音を聴くのはベルチャ四重奏団以来で、何とはなく久し振りの感じがします。  
新録音といっても2006年の録音ですから単に私が聴いて来なかっただけで、ベルチャ四重奏団の録音と同時期に当たります。    
SACDとのことで、そのクリアな音質がとても魅力的です。
刺々しさのない、しかし充分なリアリティも備えたとても聴き易い演奏で、久し振りにバルトークの弦楽四重奏曲の世界にどっぷりと浸る事ができました。

ベルチャ四重奏団のような激烈な響きは聴こえません。
ここにはかつて感じた『前衛音楽』は存在せず、今や古典的ともいえるバルトークが響いています。
第4番等両端第1&5楽章に激しいサウンドを期待すると失望するかも知れません。しかし、中間の第3.4&5楽章の響きの充実は、とても素晴らしいものがあります。
私には、至極全うなバルトークの演奏に聴こえます。
私のバルトークの聴き方も大分変わってきたのかも知れません。
beyerdynamicT-1です。
やはりバルトークの弦楽四重奏曲は、このヘッドホンで聴いてしまいます。