まず記憶があるのは私が幼稚園くらいの頃。


家の目の前には公園があったのでよくそこで遊んでいました。


私と姉は3歳違いですが、時々姉の友達と遊ばされていました。


この友達も意地悪だったので私は嫌だったのですが、母が姉に遊んであげなさいと言っていたのだと思います。


姉の立場からすると、友達と遊びたいのに妹を押し付けられて鬱陶しさもあるのかもしれませんね


一緒に公園で遊ぶと必ず2人から虐められます。


まず、鬼ごっこをすると永遠に鬼をさせられる。


幼稚園の子供と小学生が鬼ごっこをして勝てるわけがありません。


私は必ず鬼をさせられ、追いかけても追いかけても追いつけないのでずっと鬼でした。


なんとか追いついてタッチしても今のは卑怯だとかバリアしたから無効だと言われ結局鬼。


酷い時はかくれんぼをすると言われて数を数えている間に撒かれ、1人でずっと公園の中を探し回っていました。


母にも訴えましたが、姉はそんなことしてないと反論して信じてもらえず。


父は仕事一筋の厳格な昭和の人間なので子育てには殆ど関わらず、幼少期はあまり一緒に遊んだ記憶もありません。


喧嘩になって泣くと、
「うるさい!やかましい!」

と言われ、喧嘩の理由や原因なども聞く事なく喧嘩両成敗という形で終わっていたのでどんなに姉が悪くても結局私も怒られる。


ならば言うだけ無駄。


いつもこの繰り返しで私は子供の頃から諦め癖がついてしまいました。


父は、
「姉は勉強があまり出来ないから賢く嘘つく知恵は無いだろう」
とよく言っていました。


逆に私は少し賢かったようで嘘がつけると思われていました。


喧嘩になった時、両方の言い分が違うとだいたい私が嘘を言っているのだろうと理不尽に怒られて悔しい思いをしてきました。


この意地悪な姉の友達にはお姉ちゃんがいたのですが、そのお姉ちゃんはとても優しかったです。


だからお姉ちゃんがいる時だけは2人とも意地悪してきませんでした。


私にもこんなお姉ちゃんがいたら良かったのに、といつも思っていました。