昨年暮れから今日まで、約四か月に渡り続いた「自由民主党・裏金の変」。
「裏金問題」ではなく、「裏金の変」と命名した理由は、政倫審～党紀委員会～処分発表に至る事象の推移を見るにつけ、当初は党所属議員の綱紀粛清かと思っていたが、何時の間にやらドロッドロの権力闘争に変貌していたからである。
元を正せば検察の、「政治的混乱を避けたい」、が主原因だ。
「パー券収入不記載は、政治資金規正法違反だが形式犯。運転免許証証不携帯と一緒」、とは、検事崩れの法律コメンテーターの弁。だからと言って検挙、起訴する必要が無い、は暴論だろう。
一般庶民は、形式犯の免許証不携帯であっても当然罰金や、点数減と言ったペナルティを受ける。
庶民の血税から俸給を得る国会議員は一般庶民と比べ高潔であるべき。厳しい処分が望まれると思うのは私一人ではないだろう。
国会議員の不記載による起訴のボーダーラインが4,000万円超だとか……。何故4,000万円以上だあ⤴。どうにも納得が行かぬ。
いくら政治的混乱回避のためとはいえ、その金額設定には頭がクラクラして来る。
金銭感覚的に、一般庶民においては、少なくとも五桁の収入不記載は、まず見逃しては貰えない。 政治資金と一般収入の違いはあれど、4,000万円超と言わず、せめて六桁以上は起訴して欲しかったよなあ～。
この忖度？、温情？が仇となり、返って今日の政治的混乱に拍車を掛けたのではないだろうか？。
検察も、議員自身の良心や倫理観、道徳観に期待したのだろうが、「パー券不記載」議員連中は、真っ当な人間の心を持っていない「悪人」なのだ。八百屋でマグロの刺身を寄こせ、と言うようなもの。
「自分さえ良ければ……、口に入る物なら按摩の笛えでも良い」（笑）。
そう思っているハシタナイ税金チューチューの自民党生ゴミ議員達。
お金の臭いを嗅ぐと、ハエかゴキブリの如く蠢く悍ましさ。（笑）
欲にはキリが無いと言うが、何十年にも渡り、何回も何回も、この様な醜態を見せられる国民はたまったものではばい。
今回の一件も、「欲の皮が突っ張り過ぎて、裂けてしまった」感。
自民党・党規委員会の話に戻すが、全員、泥沼の中でもがきながらも、ライバルになりそうなの党友の足を引き摺り倒す所業には、国家、国民そっちのけで権力奪取のためなら何でも有りの恥さらし状態。
よくやるよなあ～、が正直な感想。
安倍派座長だった塩谷某の言い分を聞くにつけ、まるで小学生レベルの喧嘩と同等、呆れ果てる。自身の不祥事はほっかむり、目糞が鼻くそにいちゃもんを付ける図には笑うしかないよなあ～。
今度の不記載を利用して、一大勢力だった安倍派の解体が第一目的も、懲罰にその後を見据えた構図が透けて見える。
解体後は、金額が多額な割に、罰がもっとも軽かった八方美人？の萩生田某に纏めさせるつもりなんだろう。森某の推薦かなあ～？。
合わせて、金額最多の二階某がお咎め無しでは……、何んでだああああ～⤴。これって、デタラメの極みだろう。即刻辞任ならまだしも、次期選挙不出馬宣言だけでこの厚遇。うるさい奴はそれなりの処遇をするんだな、きっと。
ついでに、「私の評価は国民、党員が決める」、なる毎度のフザケタ発言のあったコイツも御咎め無しの岸田某。本当に日本の岸田あ～（ガンだあ～）。今や、解散は野党に対してブラフにならない。あるとすれば、自党議員に対してだ。保身のためとは言え、恥ずかしいくらいチンケな男だ。
今後、内閣支持率が下がれば責任を取って辞任するんだろうなあ～？。確約しろっ、と記者は言質を取るべきだった。
特に島根の補選結果は重大だ。
合わせて、「真相解明が進んでいない」、と言う声も聞かれるが、一体何の真相だ？。
安倍某が、「もう止めようと」、言ったパー券売上代金還流を、彼の死後、何故継続したのか、誰が推進したか、等が問題らしいが……。
第一、安倍某が本当に、「もう止めよう」、と言ったのだろうか？、検証は不可能だが……。
何が何でも止めろ、と言ったのか、止めてはどうか、と言ったのかさえ定かではない。
話自体があやふやで、その経緯が分かれば結構な事だが、分からなくても大した問題ではない。
重要なのは、各議員の裏金使途に尽きる。派閥の誰それ？の指示に従っただけと言うが、実行したのは個々の議員。政治関連以外の使途なら税法上問題（脱税）が発生するので、納税が必要となる。それの回避に必死なんだろうが、誠に自分勝手な話だ。
例えて言えば、殺人教唆も罪に問われるが、より重いのは殺人を犯した人間。
年端も行かぬ児童ならいざ知らず、言っちゃあ悪いが、れっきとした大人。しかも年間一億円以上税金を懐に入れている身分の人間が、上（派閥）から言われたから不記載にしました、では通らない。
不記載が違法と認識していたのであれば性質が悪く、本当に違法だと知らずにいたのであれば馬鹿丸出し。とても立法府の議員は務まらず、社会人としての見識も疑われる。
「派閥に言われたから」
こんな言い訳が通用すると思っているのは……、「我こそは、選ばれし、自民党国会議員だあ～」、だけ。
こんなゲス連中が、「子育て」だ、「国家防衛」だ、税金の差配をする事自体、「冗談だろっ！」、と怒鳴りつけたくなる。
合わせて、非常に残念に思うのは、この期に及んでも、自民党内若手から離脱や新党結成の声が聞こえて来ない事だ。
今の自民党議員全員落語の一話、「茹でカエル」状態。窯の中でゆっくりと死期（落選）を迎えることになるんだろうなあ～。
尤も、志無き政治屋は永田町には不要。
税金チューチュウーの生ゴミ・自民党議員は全員、「夢の島」に直行だ。
夢の島では、ハエやゴキブリと一緒になって蠢いてろっ、だ！
追記 世耕某の自民党離党時の記者会見で、「検察でも不問だった」、と胸を張って嘯く傲岸不遜。反省の欠片も無い生ごみ議員の代表格だ。不記載は、「１円であっても政治資金規正法違反」、をご存じないらしい。お目こぼしは無罪ではない。
これが自民党参院幹事長だったとは、驚天動地だ。
もはや、処方箋の無い恐ろしい事態、疫病だぜぜぜェェェ～～～。
