森保J敗退により、2022・カタール・ワールドカップ・サッカーの喧騒は去り、通常モードになるかと思ったのも束の間、代表メンバー帰国と同時に再び「あーだ、こーだ」と喧しい事この上ない。

 森保Jの活躍にケチを付ける気は毛頭ないが、大事なニュースを短縮、省略までして、死んだ子の年を数えるが如く全試合のVTRや、代表選手を呼んでの裏話披露を放送するTV局は実に未練がましく、馬鹿か?。それとも、自ら率先して悪辣岸田(ガンだ)政権のお先棒を担ぎ、国民の目を狂政から逸らす役割を担って?いるのかなあ~。

 どちらにせよ、一般国民にとっては非常に不幸な事である。

 

 森保Jの総括。

 前・後半45分づつに分け、スタミナ、集中力を効率よく分散した選手交代(今大会は5人とほぼ半数)で新しい戦い方を実践、ボールキープの技術で劣る日本選手は、取られる前に他の選手へ早くパスする手法等、それなりの工夫もあったが、技量(足技)に大きな進歩は見られなかった。早くパスを回すことによって相手にボールを取られるのを防ぐ戦法は、欧米や南米トップ選手と比べ、どうしても技術(ボールキープ力)が劣る日本選手の現実を直視、恥を捨た次善の策。多分に天賦の才(違い)を考慮しての戦法、多少恥ずかしい気がしないでもないが……。

 一方、シュートが枠内に飛ぶようになった点は以前の代表と比べ、長足の進歩。また、今大会で何人かワールド・クラスのスピードや足技を持った選手も散見され、今後が楽しみになって来た。

 但し、フランス、イングランド、モロッコを除いた日本を含む各国チームの実力には以前ほど大きな差異は感じられず、全体的にレベルがダウンしたような気がする。

 過去優勝経験のあるチームはビッグネームとして扱われ、優勝の有力候補として注目されていたが、どうやら過去の実績は有名無実、あまり関係ないようだ。

 森保Jを基準にした相対的判断では、レベルが上がった様にも見えるが、前述のように、日本代表の個人技自体が上達しているとは言えず、強豪国側から見れば、自分達のレベルが下がったと感じているのではないか。

 

 何れにせよ、夢を語るのは結構だが、自信過剰は禁物だ。次回、アメリカ大陸(三か国)開催はすぐだ。謙虚になり、気を引き締めて準備をしてほしいと願って止まない。

 

 一方ワールド・カップ喧噪の陰に隠れて、大変なことが起きている、要注意だ。

 

 岸田(ガンだ)政権のデタラメ振り、いい加減さには呆れて物が言えない。

特に、「防衛費増税」に関して、言っていることが支離滅裂。聞いている側は頭がクラクラして来る。

 まったく整合性の取れない発言の連発に、ここまで頭が悪いとは俄かに信じられず、我が耳を疑ってしまった。

 所得税増税は無しと言いながら、法人税やタバコ税は上げる腹積もり、復興税の徴収は延長される方向だとか。当面、所得税直接増税さえなければ国民の批判は無い、なる短絡的思考回路は本当の馬鹿か、国民を舐めているかのどちらか、もしくは両方だ。復興税に至っては、必要ないなら廃止すべきが筋だろう。

 

 それにしても、一年数か月前、岸田(ガンだ)政権が誕生の際、安部強権独裁から多少民主的な方向への回帰を期待していたが、今や、国会で100回以上嘘を吐き、民主政治を破壊、身内優遇、悪政の権化、安部晋三の方がまだマシ?と思える惨状を呈している。一体こんな状況を誰が想像しただろうか。

 

 お家芸になった「閣議決定」は、法案成立の前々段階の単なる身内(閣僚内)による取り決めで、安部政権が残した悪しき慣習。報道関係者は、法的効力ゼロのまやかし手法を糾弾しなければ駄目だ。

 他方、国会では野党が消え、今や大政翼賛会成立の前夜を彷彿とさせる。自民党だけでなく、国会議員の質そのものが悪過ぎる。今一度、まともな議員を当選させて、普通の人達による普通の政治、が行われる事を願うばかりだ。

 

 恥知らず議員の集団、自民党や、チャランポラン首相・岸田某の舵取りでは、日本丸の早晩座礁が目に浮かぶ。このままだと、大変なことになるぞォォォ~~~!!。

 

 最後になるが、防衛増税の議論は、今まで堅持して来た方針、専守防衛の重大な転換に当たる。

 解散して、必ず国民に信を問へ、と強く指摘したい。