猛暑日が続く暑苦しき最中、意味不明や実現不可能な公約をがなり立てる喧しい街宣車がやたらに目と耳に付く。

来月10日投開票の参議院選挙戦(半数改選)が始まった。

 

 与野党対立の構図はさて置き、目ぼしい争点として挙げられているのは露Xウ紛争と円安の影響による物価高騰対策として消費税率の引き下げか否か、更に憲法改正、特に九条が大きくクローズアップされている。

 政権与党は、物価高騰対策として野党が主張する消費税率の引き下げ議論を避け、何が何でも争点から遠ざけたい意向。

  自由民主党・茂木幹事長は、「消費税率引き下げの場合は年金3割カット」等、年金受給者(年配者)に対して露骨な恫喝発言、ネット上で大炎上している。

尊大で傲慢な大放言は、如何にも自民党小物?政治屋らしいと言うべきか(笑)。

真面な政治家なら、年金減額よりも先ずは文通費の廃止と、議員歳費の3割カットが先だろう。

所詮は大物ぶった極小人物だわなあ~(笑)。

大体、防衛費にGDP2%を充てると言う数字が先はおかしいだろう。防衛戦略の策定があり、それに合わせて人員や装備、武器の調達費が計上される。最初から2%ありきとは何故だあ~?。そろそろ、米国を喜ばせる朝貢外交はやめた方が良い。

 

本当にフザケた自民党政治、国民を馬鹿にし、舐めるのもいい加減にしろィィィ。

 

自由民主党の選挙公約大半は努力目標、具体的な目標に対する施策とロードマップが抜け落ちている。当然意図しての事、本気度がまるで感じられない狡猾さだ。

これでは、何時まで経っても言いっ放し、やりっ放しの無責任政治が続くことになる。

 前回、総選挙の時にも提案したが、 政権与党(自民、公明)の選挙公約は明確な政策とロードマップが併記され、有権者の判断を仰ぐべきだ.現、選挙管理委員会は些末な選挙違反だけでなく、選挙そのものが公平かつ公正に行われるよう監視すべきで、権限を強化すべきと考える。

  今まで何十年にも渡って続いて来たデタラメ公約選挙を見直さねば駄目だ。

 

    「皆様のためェェェ~~、皆様のためェェェ~~」

 選挙期間中だけ有権者に阿る、口から出放題のまやかし公約は、選挙後実現されることはない。

 長きに渡り、政治不信を招いた主因はこれだ。

  選挙管理委員会は、各政党の政策、ロードマップを公式な有権者へ対する誓約書(公約)として受付け、特に政権与党の履行状況は、ロードマップと合わせ厳密に検証。不履行の場合は次回選挙時、任意で1人区からの出馬を不可とする等、厳しいペナルティを科してこそ是正が可能となる。

 

  一方、政権外、野党側(ゆ党も含む)は何を言おうが特段問題なし(笑)。

   元来、何を公約しても実現などハナっから不可能なのだから。

 

 今回も泡沫政党の大言壮語が耳に付くも(笑)、自民党の大法螺に比べたら可愛いもの。

 

 但し、各野党に課したいのは、政権を取ったら、との前置きが必須だ。小数議員の政党で特別な政策実現など笑止千万。実現出来る訳がないのに「やります、やります」は、これぞデタラメの極致。別の意味で政治不信を助長している。

  政治不信、無党派は、もちろん政治に無関心な国民の側にも責任はあるが、政治側のデタラメこそ主たる原因だ。

 与野党共に、毎回選挙の度に、政治不信を徐々に増大させて来た責任を取れ、と言いたい。

 

  選挙管理委員会は、今後の選挙において、与野党問わず公約と、その発言の仕方は厳しく監視すべき。違反があれば、厳しくペナルティを科すことを求めたい。

  政治家も国民も、そろそろ本気で国の事、国民の事、経済、安全保障等、真面目にそして真剣に取り組む時期ではないだろうか。

 国民の、国民による、国民の為の政治を目指す機は熟した、と思うのだが……。

 

 今度の参院選、身に滲みる大事な一票を心して投票したい。

 

 振り返ってみれば、安倍政権以降、悪行を働いてもテンとして恥じず、「責任を、取らない、問わない、取らせない」、政治屋の横暴が大手を振ってまかり通り始めた。

 国会で108回も嘘を吐き、秘書が有罪でも屁のカッパ。これでは国会議員をはじめとして、国民は皆、上に倣えになってしまう。

 国会議員関係では河井夫婦、菅原某に秋元某、銀座だんご三兄弟に若い破廉恥漢(吉川某)に至っては何をか況やだ。

 

 二十数名の人命が失われた知床観光の遊覧船事故を起こした経営者(社長)の言い分、「国の管理がしっかりしていれば、こんな事故は起きなかった」、だと。ハアア~。 

      

「警察の警戒が緩いから、強盗殺人をやってしまったけど、悪いのは俺だけじゃない、緩い警戒の警察も悪い」、なる言い草には返す言葉が見当たらない。

 

無責任が闊歩する社会は徐々に蝕まれ、何れ社会全体が毒されて行く(嘆)。

 

  惰眠を貪って来た、政治家、国民、警鐘を鳴らすべき報道関係者に特大ゲンコツ1発づつお見舞いだい!!。