朋はもうだめだ

心の空室があまりに大きすぎて

何をしても

何を見ても

がらんとした部屋を
強風がかけぬけてくかんじが

離れない

そしてね 不幸にも

朋の心の部屋は海のそばみたいなの

潮の香りが余計切ないよ

海なんか危険だ

(イデ並みに)


「何を見ても何かを思い出す」


みんな朋がいなくなっても朋の分までがんばって生きてね

朋はたぶんあの世から元気なみんなをみて少し悔しむだろうけど