XLR、バルブ曲り | angry1nchのブログ

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XLRのエンジン修理。

異音のちエンジンストップ。で、キックが軽い。

で、ヘッドカバーを開けると、上死点でスプロケットマークがこんな位置に!!

本来は、カバー合わせ面と水平になる筈。

更に、この状態で、スプロケットが軽く5°位動く。

ヘッドを外すと、ピストンに打痕が。

バルブは一つも閉じてない。

チェーンスライダーに異常が見られないので、スライダーも外す。

イロイロ動作を確認すると、フリーの状態で、限界まで開かない。スプリングが、閉じきってい無いようだ。

更に、スプリングを外して、点検すると、スリーブ(恐らく、スプリングが折れた際、飛び散らない為のものだろう)が妙にキツイ。

スリーブを外した状態でテストすると、今度は正常に開く。

 

結論として、スプリングのスリーブが劣化収縮し、テンショナーが正常に作動しなかった為、チェーンがスプロケットの山を飛び越したのだろう。

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カムスプロケット
DSCN2024b
ピストンのバルブ打痕
DSCN2026
バルブステムが全て曲り、閉じてない
DSCN2033b
カムチェーンテンショナーのスプリングスリーブ

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