bot中の人は、ふと、「坂口安吾の旅(若月忠信さん著、春秋社1994年刊行)」を読みながら京都に立ち寄りました。そういえば伏見稲荷は、安吾さんがここで下宿をして、吹雪物語等を書き上げた場所です。

その場所はいまどうなっているのか。さすがに戦前期の下宿屋はすでに残ってないでしょう、と予想してましたが、まったくそのとおりでした。
若月さんが取材された当時の伏見稲荷駅前の写真を引用します。目の前の、レジャーホールとある建物はパチンコ店のようです。



そして本日現地撮影したのがこちら。約20年後、かのパチンコ店は既にありません。ただ、駅の構造そのものは変わっているわけではないので、当時の光景からは、そんなに隔たってはいません。



ここで若月さんの本文を引用してみます。
>駅の西側パチンコ屋の横に、少し坂になった路地があった。入ってみる。いきどまり、雨が降ればいまでも水がたまりそうなところだ。

それって、この路地のことだろうか。たしかに坂になっている。ともかく入ってみよう。



>一軒一軒覗いてみる。左手二軒目の表札に・・・

一軒一軒覗くもなにも、いまでは左手はこのとおり、さっぱりの更地になっていて、跡形もありません。



ともかく、二十年むかしまでは、かつての下宿がこんな風に建っていたようです。また画像を引用します。



多分、家屋左下のコンクリートたたきみたいなのが細長く凸になっている箇所だけが、当時のまま、かろうじて面影を残しており、当時と今日現在との同定を可能にしているように思いました。
ただし、この件は、bot中の人による単なる思い込みかもしれないので、違う意見もリプ歓迎です。

このあと、観光ルートに従い、伏見稲荷に立ち寄り、ふつうに千本鳥居を眺めて、社殿を参拝してから現地を去りました。




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