昨日にひきつづきangowebbot中の人です。安吾さん生前刊行本のひとつでもある坂口安吾選集(1947年銀座出版社)の収録作品をメモしてみました。助かりましたことに、新潟市図書館のデータベース検索(http://www.niigatacitylib.jp)で収録内容が特定出来るので、その検索結果をコピーペーストして、見た目を読みやすく整えてみました。感謝申し上げます。
1947年、堕落論でたちまち文名あがって間もない頃ということで、この時点で、受容されるイメージ像がほぼ確立しており、半世紀過ぎた現在も、これらを踏まえたイメージであり、大きな変化は少ないことは、とりあえず言えるのかなと思います。
ただ、第九巻の滑稽小説集は、いまからすると、ちょっと珍しい収録パターンではあります。

・坂口安吾選集1文明評論集(1947年銀座出版社)
日本文化私観、青春論、堕落論、続堕落論、欲望について、悪妻論、恋愛論、貞操の幅と限界 、エゴイズム小論、二合五勺に関する愛国的考察、散る日本、魔の退屈、詐欺の性格、咢堂小論、風俗時評

・坂口安吾選集2文芸評論集(1948年)
教祖の文学、デカダン文学論、戯作者文学論、大阪の反逆、通俗と変貌、俗物性と作家、私は誰?、余はベンメイす、私の小説、作品の仮構について、文学の一形式、かげらう談義、枯淡の風格を排す、Farceについて、文学のふるさと、文芸時評

・坂口安吾選集3短篇小説集(1948年)
木枯の酒倉から、風博士、霓博士の廃頽、閑山、紫大納言、盗まれた手紙の話、桜の森の満開の下、道鏡

・坂口安吾選集4中篇小説集(1948年)
二流の人、家康、竹藪の家

・坂口安吾選集5短篇小説集(1948年)
蟬、小さな部屋、逃げたい心、海の霧、黒谷村、禅僧、蒼茫夢、姦淫に寄す、淫者山へ乗り込む、オモチヤ箱

・坂口安吾選集6短篇小説集(1948年)
ふるさとに寄する讃歌、母、をみな、古都、孤独閑談、勉強記、石の思ひ、風と光と二十の私と、二十一、暗い青春、二十七、わがだらしなき戦記

・坂口安吾選集7短篇小説集(1948年6月)
女体、恋をしに行く、いづこへ、白痴、母の上京、外套と青空、私は海をだきしめてゐたい、戦争と一人の女

・坂口安吾選集8中篇小説集(1948年)
三十歳、青鬼の褌を洗ふ女、ジロリの女、木々の精、谷の精

・坂口安吾選集9滑稽小説集(1948年7月)
金銭無情、遺恨、無毛談、破門、ニューフェース、出家物語