とてもリアルな夢だった
悠馬も居て
私の実家
改築する前の昔、
私が小さな頃の
実家で
父も母も祖母も居て
他愛も無い話をしながら
みな和やかな笑顔で
別れた夫も居て
私の従兄弟も
甥や姪も一緒だった
バイクに乗って
帰って来た悠馬の
ヘルメットを
従兄弟が取って
悠馬のクシャクシャの髪を
従兄弟が直しながら
写メ撮って
大好きなクロワッサン
買って来たから
食べなさいって母が言う
ニコニコしながら
夢みたいだねって言うと
母が本当だねって言った
そして目が覚めた
目が覚めても
夢じゃ無いみたいだった
悠馬はリアルな
29歳の感じで
別れた夫も
相変わらず
訳の分からない
行動してたけど
笑顔で和やかな人で
これは
私の心残りなんだ、と
気づいた
母と祖母が仲良く笑い
母は優しく
別れた夫は常識的で
母の事で
叔母と絶縁した事で
途切れてしまった従兄弟や
甥や姪とも一緒に
絶縁になる前の
楽しかった
身内の語らい
幼かった私ではなく
今の私、
今の年齢の登場者
悠馬もリアルな
今の悠馬
楽しかった時
和やかだったあの時
もう戻らない時間
悲しみ
辛さに蓋をして
楽しく笑って
過ごしたこと
思い出せなくなって
楽しかった時と
心残りはセット
楽しかったことを
思い出すと
心残りも
セットで出てくる
みんなで
ずっと
仲良く笑って過ごした時
心残りを私は
胸の奥の箱に入れて
あの世に持っていく
はらはらと涙が
止まらぬ朝