こんにちは。
えんぽです。
メンバーの大野が長野に帰省してきた。
となればまずは釣りだろう。
狙う魚種は勿論ウケクチウグイだろう。
今回信濃川だが、絶滅危惧種だしそもそも居るのかすら怪しい。
釣果情報を調べるも、ウケクチウグイよりも熊出没の情報が目に付く。
今回行く小千谷〜長岡周辺で前日にも熊が出ているのだ。
大野はナイフを持ってくると言っていたが、熊と遭遇した時そのナイフは私に襲い掛かり、肉塊と化したえんぽを囮に彼は自分だけ逃げるつもりだろう。
そんなわけで先ずはホームセンターで熊鈴と熊笛を購入。
遭遇しないことが何より。
信濃川でのウケクチウグイ釣りは未知のものであり、先ずはポイント探しから行った。
最初に入ったポイントはかなり上流であることと、途中の砂浜に何故かウンチ、いやビチグソが落ちており、シャトゥーンの気配を感じたため一旦パス。
また後日行くことを誓う。
妙見堰の下流に当たりをつけ11時頃〜エントリー。
根掛かりが怖かったためフローティングのルアーから始めてみたが当たりは来ない。
色々試しているうちに結局根掛かり、そのままリーダーから切れてしまった。
座り込みリーダーを組んでいたところ、上流に行った大野から叫び声が聞こえた。
熊かッ!!
と思いきやその手にはスモールマウスバスが。
何度も呼びかけてくれていたみたいだが気付かなかった。
風の音がジャマをしている。
ウケクチではないが、魚が出て幸先が良い。
そのポイントで言われるがままにシャロースピンを投げると、いきなりヒット。
結構引く。
水面に一瞬出た姿は細長く、バスでもコイでも無い。
ウグイだぁ~!と声が出るが引き上げてみるとこいつでした。
自分にとっての初ルアーフィッシュはナマズであった。
細長く結構なサイズ。
外道だが、春のオススメルアー特集で自分が推したシャロースピンで出せたのは嬉しかった。
一旦休憩に入り、名物の長岡生姜醤油ラーメンをすするぅ。
青島食堂、食券制でした。
午後も何箇所か見て回るが魚っ気無し。
結局朝イチに見たビチグソポイントに賭けるか、魚の活性があったポイントに戻るか迷い、大野の「水温の関係でこの時期はまだ上流にウケクチは居ない可能性高い」との判断で午前と同じポイントにエントリー。
最後までここで踏ん張ることに。
当たりはあるも、デカいコイの鱗がルアーに付いていたり、凄まじい衝撃で一瞬でバグラチオンを持っていかれたりと色々ありつつも、自分には魚は出ず。
大野にはその後太いナマズ、ニゴイと魚が出て3魚種達成。
流石はACSのエースである。
お互いボウズを逃れ、充実した釣行になった、、
「いやウケクチウグイは?!」
大野の顔は晴れない。
無理もない。
今まで、その類稀なる才能で、どんな魚種でも難なく釣ってきた男だ。
ここまで狙った魚種が出ないというのは初めてだろう。
でもよ、旅はまだ始まったばかりじゃねぇか。
諦めなければ、いつか絶対釣れるさ。
「信濃川で幻の魚を釣る」という無理難題を、ロマンを追い求めることを、いつの間にか一緒に楽しんでいる自分がいた。
大野の帰省はあと1週間。
続編があるかも。
では🏌️
Written by えんぽ